オーストラリアへ移住することのデメリットとは何でしょうか?
それは、おそらく仕事などの外部環境的には
不遇の状況に陥りやすいことです。
オーストラリアでは、
“Pakistani professor, Sydney taxi driver
(パキスタンの教授、シドニーのタクシー運転手)”
と言われるそうです。
パキスタンで大学教授をしていたほどの人間も、
オーストラリア、つまり外国では
タクシーの運転手をするところからしか始められないと。
実際にそうなのかは分かりませんが、
言わんとすることは分かります。
ビザの問題、言葉の壁という要素が入ってくると、
外国でつけるのは、母国でついていた仕事よりも
ニランク下の仕事と言われています。
とはいえ、調理師や美容師など、
日本と同じ仕事についていた人たちも多数見たので、
もちろん職種にもよるとは思います。
二ランク下ということは、社会的地位も下がります。
お給料も、オーストラリアの方が賃金ベースが高いですが、
(NSW州ではウエイターで最低賃金16ドル=約1600円)
仕事によっては下がるかもしれません。
それでは、経済的、仕事的には苦境に立たされる機会が多いかもしれないのに
オーストラリアに移住するメリットは何なのでしょう?
私は、日本での強い同調圧力から解放されて、
自分が自分でいることができることだと思います
年齢で生き方を決めなくても良くなります。
周りの目を気にせずに好きなことができます。
流行がないので、自分の好きな服を着られます。
あなたにお金がなくても、誰もあなたを馬鹿にしません。
「私、貧乏なんだよね」と明るく言って、ゲラゲラ笑えます。
そもそも、オーストラリアでは出費がものすごく減ります。
大体、日本にいる女性には何に一番お金がかかるかと言えば、
化粧品や服、結婚式のご祝儀、着ていくドレスなど…
他人の目が気になる環境だからこそかかる
費用が多いですよね。
オーストラリアではすっぴんでも誰も何も言いませんから、
化粧品代はかかりません。
日焼け止めくらいではないでしょうか。
服も流行がありませんから、
毎シーズン毎年買わなくて平気です。
また、結婚式に呼ばれるような友達自体が
まず渡豪当初はなかなかできませんからご祝儀代は0です。
できたとしても、日本のように高額なご祝儀は不要です。
日本にいる、さほど仲良くない友達の結婚式なら、
「今海外にいるから…」と角が立たずにあっさり断れます。
何を重視するかによりますが、
私はオーストラリアに渡って、本当に良かったと思っています。