英語をある程度は読めるようになったものの、
早く読むことができない…と日本で悩んでいた私に
日本語がとても流暢な韓国人の留学生達が
口を揃えて教えてくれた外国語読書法がありました。
それは、「分からない単語に当たっても
辞書を引かずに我慢して読み続けること」でした。
もちろん、あまりに分からな過ぎたら辞書を引かないと
全く分からなくて意味がないかと思いますが…。
我慢して読んでいくと、
ある瞬間にいきなり分かるようになる、と
複数の留学生が口を揃えて言っていました。
それを聞いた当時の私の英語力はIELTSのスコアだと
アカデミックモジュールでリーディング6.5、ライティング6.5、
リスニング6、スピーキング5のバンドスコア6でした。
日本では大学院生だったので、
専門分野のものであれば英語で論文を読むことも
たまにありました。
恥ずかしながら、隣接分野の研究書だと1ページ読むのに
20分もかかっていて、内容は大して頭に入っていませんでした。
オーストラリアには2年いましたが、
机に向かって英語を勉強したのは渡豪直後の2か月半
語学学校に行っていた間だけでした。
アイルランド人の彼氏と同棲して
毎日英語を喋っていたので口語表現はたくさん覚えましたが…。
英語の新聞など大量の文章は時間がかかりすぎるので
怠惰にも読もうとしていませんでした。
ニュージーランドに来て一年半、現在の仕事についてから
大量の英文を毎日読まなければならなくなり
英文を読む速度が急激に早くなりました。
日英/英日翻訳をすることが多いのですが、
業界の専門用語などがGoogleで検索しても出てこないことが多く、
「単語が分からないまま我慢して英文を読み続ける」状態に
自然と追い込まれていました。
おかげで仕事を始めて三か月間は、ものすごくストレスでした(笑)
私には「今急に分かるようになった!」
という瞬間は来ませんでしたが
英文をすらすらと読めるようになったことに最近気づきました。
先日、職場の新聞をペラペラとめくり
記事の内容を日本語と同じように単に情報として、
外国語ではなく読んでいる自分に気づいて感動しました(笑)
あとは、とにかくひたすら量を読むことだと思います。
量を読めば語彙が増えるし、文法の使われ方も
同じイディオムなどが何回も出てくるので覚えやすくなります。
興味がないものを英語の勉強のためだけに読むのは苦痛なので、
自分の好きな小説や漫画から始めるといいと思います。
私はDEATH NOTEという漫画が好きなので、
日本にいた時はそれを日本語版で読んだ後に英語版を買って
照らし合わせて読んでいたりしました。