国際恋愛で思わず和んだ出来事

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国際恋愛・結婚をすると文化の違いでよく揉めます。

揉めますが、日本人相手では体験できない面白さも味わえます。

アイルランド人の主食はジャガイモですが、
ご飯もたまに食べます。

付き合った当初は、
いつもご飯粒をたくさんお皿につけたままごちそうさまをする彼に
ある時私が「ご飯粒、まだ残ってるよ」と言い、
「それがどうかした?」と不思議そうにされたことがありました。

「日本ではお米の一粒一粒にブッダがいるから、
お米を粗末にしちゃいけないって
子供のころに親から教わるんだよ」と言うと
じゃあ次からなるべく残さないね、と言ってくれました。

今では私がたまにご飯粒をお皿に残していると
「まだブッダ残ってるよ」と教えてくれるほどです。

米粒をブッダと呼ぶ発想は日本人にはないな、と…。

また、英語圏では人が話し終わる前に自分が話し始めて
かぶせて話すことが普通
です。

日本では人の話が終わるまできちんと聞く、
人の話を取らない、と躾けられるので
これは日本人には大変戸惑う文化です。

この人が話し終わったらこれを話そう、と思って待っていたら
いつまでも自分の番が来ず会話が終了した、ということも。

この文化の違いを最初はお互いに知らず、
私が話している途中でいつも話出し
最後まで聞いてくれない彼に怒ったりしていました。

でも、怒られた方の彼からすると、
普通に話していただけなのになぜ私が怒り出すのかが
理解できませんでした。

付き合い始めて三か月後くらいにその文化の違いに気づき、
「日本では相手が話し終わるまで待って、
それから自分の話をするのが礼儀」と言うと、
彼が神妙な顔になりました。

何だろう?と思っていると、神妙な顔の彼が
「相手が話し終わったかどうかって、どうやって分かるの?」という
日本人には思い浮かばない質問を投げかけてきました。

そう言われてみれば私は相手が話し終わったかどうか
どうやって分かっているのだろう…?

空気を読んで…?

空気を読むとは英語でどう言えば?

雰囲気?雰囲気を読むのもおかしな話…

と何秒か考え込んでしまいましたが
「何となく、としか言えない…」という答えしか言えず。

しょうもない答えを言っている私を
彼は何とも言えない目で見ていました。

書き出すとキリがないのですが、
特に付き合い始めの頃は毎日が喧嘩ばかりだったので
たまにこういう意表を突かれるような質問が出た時が
思わぬタイミングで少し和める息抜きの時でもありました。

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