ニュージーランド永住権本申請に必要な書類の全て

3月中旬に出したEOIが通過して、
4月上旬に本申請への招待が届きました。

本申請への招待のレターの日付から4か月以内に、
本申請に必要な書類を揃えて移民局に提出する必要があります。

EOI申請の際に申告した情報は申請者の自己申告で、
年収や職歴など裏付けのための書類は必要ありません。

EOIではポイント制でシステムが自動的に申請者を選別しています。

つまり極端な話、いくら嘘を書いても通ってしまうわけです。

本申請になり、ここで初めて移民局のオフィサーが
人力で書類を一つ一つ確認し、申告された情報が正しいか判断します。

パートナーと私が揃えないといけない書類は以下でした。

パートナー(主申請者)に提出を求められた書類

1.パスポートと出生証明書のCertified Copy
2.アイルランドとオーストラリアの警察証明書
3.永住権申請の際に提出する職歴に関わった雇用主からの雇用契約書
4.NZQAからの証明書
5.銀行口座のステートメント
6.給与明細
7.健康診断の結果(胸部X線含む)

1.パスポートと出生証明書のCertified Copy

Certified Copyというのは日本人には聞き慣れない言葉ですが、
直訳すると「認証されたコピー」といった感じです。

例えば、これが原本のコピーです、と言って申請者が出してきた書類が
実はフォトショップや合成されたものだったりする可能性もある訳です。

かといって申請者もパスポートなどの重要な書類の原本は出せないか、
紛失されたら嫌で出したくない…という場合にこのCertified Copyを取ります。

取り方は簡単で、自分で書類のコピーを取って、
それをJP(Justice of Peace)に持っていき原本と一緒に見せて
原本と内容の相違がないことを確認してもらいます。

確認後に「このJPが確認しました」とコピーにスタンプを押され、
JPがサインをしてくれてCertified Copyとなります。

その際に、認証を頼んだ本人の名前と連絡先も口頭で聞かれます。

JPは結構どこにでもいて、図書館でJPサービスをしている所もあります。

原本提出でも構わないのですが、
移民局が申請者のパスポートを無くすことがあるので(!)
Certified Copyでの提出となりました。

ちなみに、パスポートを無くされた場合は移民局が
「これで再発行してね」と再発行にかかるお金をくれるそうです…。

2.アイルランドとオーストラリアの警察証明書

これまで半年以上住んだ、ニュージーランド以外の国からの
警察証明書を求められます。

3.永住権申請の際に提出する職歴に関わった雇用主からの雇用契約書

ニュージーランドに来てからの職歴で申請するので、
これまでニュージーランドで働いた2社からの雇用契約書。

4.NZQAからの証明書

パートナーが卒業した大学と取得した学位はニュージーランドのものと
互換性があるとみなされないものです。

そのため、NZQAにアイルランドの大学から取り寄せた
卒業証明書と成績証明書を提出して書類審査を受け
ニュージーランドの大学での準学士と同等であると
認定を受けなければなりませんでした。

申請料金は$746のぼったくり価格の上、審査には1ヶ月もかかります。

5.銀行口座のステートメント
6.給与明細

永住権申請には最低年収要件があるので、
それに年収が足りているか証明する必要があるため。

7.健康診断の結果(胸部X線含む)

前回のワークビザ申請の際に受けた健康診断から3年が経っているので
もう一度健康診断を受けて、その結果を提出する必要があります。

私(主申請者の配偶者として)に提出を求められた書類

1.パスポートのCertified Copy
2.英訳された戸籍謄本
3.修士卒業証明書、成績証明書
4.IELTSのスコア
5.日本の警察証明書
6.パートナーとの関係性を証明する証拠
7.健康診断の結果(胸部X線なし)

1.パスポートのCertified Copy

上と同じ。

2.英訳された戸籍謄本

日本では戸籍謄本を英語で出してくれないので
戸籍謄本を翻訳サービスに出して英訳してもらう必要があります。

料金はどれだけの日数で仕上げてほしいかで変わりますが、
私の場合は移民弁護士がいつも頼んでいる翻訳サービスに
部分翻訳で依頼して仕上がりに1か月かかるプランで$69でした。

私は直接ではなく、移民弁護士経由で依頼しました。

私は以前にオークランドの総領事館で永住権申請に備えて
出生証明書を英語で発行してもらっていたので、
戸籍謄本を英訳して出すのではなくこれをそのまま出せないか?
と移民弁護士に見せて聞いてみました。

「この仕事をして長いけど、日本人の出生証明書を初めて見た。
同じ情報を違うフォーマットで書いてあるだけだから
これで9割は大丈夫かと思うものの、
最近の移民局は人を増やして新人オフィサーを教育している最中。

新人オフィサーが『日本人は出生証明ではなく戸籍謄本を見ないといけない』と
追加で戸籍謄本の提出を求めてくる可能性が少しある。

そしたらそこから戸籍謄本の英訳を特急でするとなるから翻訳料金が高くなるし、
書類を追加で出すと審査機関もその分長くなる。

それに追加書類提出を求めてきたらまだいい方で、
求めずに『必要書類が揃ってないから却下』という結論を下すオフィサーもいる。

ここは安全策で、戸籍謄本を英訳したものも提出しましょう」とのこと…。

3.学士・修士卒業証明書、成績証明書

私達の場合は、申請に必要な160ポイントに彼だけでは足りないので
配偶者である私の学歴を追加してポイントを申請するためです。

2012年に日本を出た時点ではワーキングホリデー後に
オーストラリアの大学院に入るつもりだったので、
日本を出る前に大学で学士・修士分の
英文の卒業証明書と成績証明書を取っていました。

私が卒業した同志社大学/大学院と、そこで取った文学士と文学修士は
ニュージーランドの文学士と文学修士と等価だと認定されているため、
NZQAからの認定はいりませんでした。

4.IELTSのスコア

Skilled Migrant Categoryで永住権を申請する場合、
配偶者が私のように非英語圏出身だと英語能力も問われます。

IELTSだとオーバーオールで6.5以上のスコアを取り
それを提出しなければいけません。

各バンドで何点以上ないといけない、という縛りはありません。

パートナーはアイルランド出身なのでスコア提出を求められませんが、
主申請者が日本など非英語圏出身の場合は
主申請者にも6.5以上のスコアが求められます。

主申請者がスコア提出を求められる場合には
絶対に6.5以上を取らなければいけませんが、
配偶者のスコアは、6.5に届かなくても移民局にお金を払えばOKです。

払ったお金は移民局が指定する英語学校のクレジットとなり、
ビザが下りた後英語を学ぶことになります。

つまり、スコアが低い=英語を勉強しないといけない時間数が多い
=英語学校の学費として支払うお金の額も上がる…となります。

支払う金額はIELTS3.5以下なら$6795、3.5以上4.0以下なら$5110、
4.0以上4.5以下なら$3420、4.5以上5.0以下なら$1735です。

ビザを与えられる前にこのお金を支払いが求められるようなので、
ビザが下りたら最後、支払いの督促を知らんぷり…というのは
できないようです。

求められる英語の要件について詳しくはこちらを参照。

5.日本の警察証明書

4月に日本に10日間一時帰国した際に日本で申請しました。

発行には2週間かかったので委任状を書いて
親に県警まで取りに行ってもらい、
ニュージーランドまで郵送してもらいました。

私も彼と同じくオーストラリアに二年住んでいたのですが、
なぜか私のオーストラリア警察証明書提出は求められませんでした。

6.パートナーとの関係性を証明する証拠

・5年記念日で作った薄いフォトブック
・共同銀行口座のステートメント
・二人の名前での賃貸契約書
・二人の名前が載った光熱費と水道代の請求書
・二人の間で送りあった誕生日カードやクリスマスカード

うちは事実婚で婚姻証明書がないので、
二人が事実上の夫婦として生活している証拠を多く出しました。

私の日本の両親からの手紙も用意しましたが、
移民弁護士には「親からの手紙はろくに証拠がない場合の最終手段。
あなたの場合は証拠がたくさんあるから、それはいりません」とのことでした…。

7.健康診断の結果(胸部X線なし)

前回のワークビザ申請の際に受けた健康診断から3年が経っているので
もう一度健康診断を受けて、その結果を提出する必要があります。

ただ、私はその2年前の申請の際に胸部X線を受けて結果を提出していたため
今回の申請では胸部X線を受ける必要はありません。