アルコール依存症の家族の接し方

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最近は、アラノンで言われている”Detach with love(愛情をもって離れる)”を
少しづつ実践できるようになってきました。

見放す訳ではなく、ただ、依存症者の世話を止めるということです。

これまでは、週末に彼がシラフの時点で洗濯機を回して、
洗濯が終わる頃には酔っていて洗濯物を干さずに
洗濯機に放置しているのを私が出して干してあげる、
ということをやっていたのをここ二か月すっぱりと止めています。

彼が週末に飲みに出かけて連絡もなく外泊しても怒らず、
仕事に行けない日も別に何も言わず、
仕事に遅刻すると分かっていても起こさず。

彼のベッドのシーツも変えず。

これまでは、彼が自分のシーツを洗濯してる時に
私がシーツを変えてあげていたか、私がシーツを変えてあげていました。

世話を止めて最初の一か月、彼は洗濯物を大量に溜めていて、
シーツがついていない丸裸のベッドで寝ていました。

そんな状態のベッドで離脱症状で体が動かず欠勤していた、
とある月曜に思うところがあったようです。

彼が溜まっていた洗濯物をしらふの状態で干しながら、
私に「最近、俺の世話をしないでくれてありがとうね。
俺は自立しないとだめだって思い出させてくれた」と
お礼を言われたので驚きました。

やっぱり家族は世話をしてはいけないんだなあ、と。

とはいえ、それで飲酒が止まったわけではもちろんなく。

先週の水曜まで彼は二週間半飲んでいなかったのですが、
彼は先週の金曜に用事があったので有休を取り
長い週末になったのが飲酒欲求のトリガーになったようで
木曜の夜から日曜の夜まで連続飲酒で、今日は欠勤してましたし。

今日は仕事に行くつもりだったのが、
朝目覚めるとアルコールが切れた離脱症状で震えと吐き気が止まらず
欠勤するしかなかったとか…。

離脱症状が辛くて、いつも飲酒しているガレージに向かい
「一缶でもいい、お酒が残ってないか」と必死で空き缶の山を探し
震える手で手を付けていなかった缶を見つけて急いで開け飲み干し
離脱症状が治まった時に「こんなの普通じゃない…」
という自覚はしたそうです。

それで落ち込んで家の中に入ると(私の出勤後)、
私が彼の散らかしたものの後片付けを止めたので
彼が食べてそのままにしたお皿が何皿もテーブルのそこら中にそのままで、
床には袋を落とした時に散らばったポテトチップスが散乱、
台所も彼がこぼしたパスタが床に落ちていて…という状態で
彼いわく「ねずみの巣みたいだ。こんなの彼女に悪い」と思ったのだとか。

どんなにはっきりと話していても酔っている状態の記憶はないから、
私が片づけると「自分はきちんできている」と思わせてしまうのですね。

私が片づけていたのは、正しい対処法を知らなかったからとはいえ
やはり彼の依存症を悪化させることに一役買ってしまっていたのだな、と…。

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