オーストラリアの都市部には日本人が多く住んでいるので、
日本人経営の美容院があり、
日本人の美容師がどこの都市にもいます。
日本人経営でなくとも、
日本人美容師が現地人経営の美容院で働いていることもあります。
ですから、日本を出てからの三年間、
私はいつも日本人美容師にカットをお願いしています。
もちろん、日本人美容師だからといって
自分の好みに仕上げてくれるとは限りません。
それでも、白人しか切ったことのない
現地の美容師には私は何となく怖くてお願いできず…。
カット代は、どこもおおよそ女性は40ドルほどです。
髪の質や量は人種によって異なるので、
白人の美容師に切ってもらうと
悲惨なことになる確率が高いようです。
アジア人の髪の扱い方を知らない美容師というのも、
本当に存在します。
白人の髪質は細くて柔らかく、
ハリのあるアジア人の髪質とは全く異なります。
現地で働いている日本人美容師に聞くと、
白人とアジア人は頭の形も違うのだとか。
アジア人は横幅が広いのに対し、白人は縦幅が長いそうです。
また、シャンプーをしていてもすぐ絡まってしまって
シャンプーをする側は大変なのだとか…。
私は貧乏だったので、前髪は自分でカットし、
他の部分は三か月に一回ほど
日本人美容師にカットしてもらっていました。
その日本人美容師は友人の友人だったので、
「青空美容室」と銘打って、
公園でカットしてもらっていました(笑)
価格はコネ価格の20ドル。
オーストラリアの公園では
誰が何をしていてもみんな気にしないので
散髪をしていても眉をひそめる人もいませんしね…。