海外に長期滞在するにあたり、
日本からお金をどのようにして持っていくかということは
なかなか重要な問題のように思えます。
しかし、実はそう重要ではありません。
確かに、金融機関や両替所によって微妙にレートは違います。
チェックし始めると結構面白いので
ついつい時間を使ってしまうのですが、
その時間を英語の学習にでも使った方がいいと思います。
というのも、私のようにワーキングホリデービザで
渡航するような人間はそうそう大金を持っていきません。
また、現地でフルタイムで就労できるので
いったん週3程度の仕事を見つけると、
もうそこで赤字は止まります。
貯金はできなくとも、プラスマイナスゼロになります。
それに20代の若者だと貯金があまりない人が多いでしょうから、
それくらいの日本円を両替しても、
誤差はおそらく最大でも数千円~数万円程度かと。
現地に行って英語ができないと、
仕事を探すのにとても時間がかかります。
また、仕事探しに時間がかかると、
その間無収入なわけですから貯金は急激に減ります。
減り続けていく貯金額を外国で眺め続けるのは
精神的にかなり辛いものがあります。
ですので、まずは日本を出る前に
可能な限り英語力を磨くことに集中するのが良いと思います。
英語力に難があると、
人手仕事の賃金が安い仕事にしかつけないことが多いです。
せっかく日本での職歴とスキルを認められて書類選考を通っても、
電話面接で英語力がネックとなり
いつも落とされる日本人をオーストラリアで見ました。
日系の企業に入社するなら、また違った感じかもしれません。
しかし、日系の企業に入ると、
日本からお偉いさんが来るたびにペコペコして接待せねばならず、
しかもそのお偉いさん型が現地の事情を知らずに
頓珍漢な指示ばかりを出して帰っていくから
ストレスが溜まるのだとか…。
やはり、現地語ができないと厳しい状況に陥りがちなので、
目先の数千円や数万円にこだわって時間を消費するよりは
英語力を磨くのが最終的には金銭的にも利益になると思います。