日本で社会人経験がないのにNZの会社に就職した人間が語る仕事の見つけ方

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NZのオークランドで受付・事務のお仕事
(フルタイム)に最近運よく就けたので、
どうやってその仕事を取れたかをシェアします。

【その求人を知ったきっかけ】

正直、だいたいコネでもらった仕事です。

日本でコネ入社と聞くとネガティブなイメージですが、
こちらではほとんどの求人はコネで決まります。

求人広告が出ていても、
すでにコネで採る人は決まっていて、
でも一応既成事実のために広告は出しているという
出来レースということも往々にしてあります。

ですので、こちらでは「コネ」は何ら後ろ暗いことはなく
むしろ実力のうちだったりするのです。

日本語にすると「人脈力」とでも訳せますでしょうか。

全く面識のない人たちの履歴書を大量に見て
手間暇をかけて面接するよりは、
信頼できる人に紹介してもらった方が
いい人に巡り合える確率が高いという考え方のようです。

私はこの一年ほど日本語教師をずっと同じ学校でしてるのですが、
そこの校長経由のコネでした。

校長の母親の友達の旦那さんの会社で
日本語と英語ができる人を探していて、
ポジションは受付らしいんだけど応募してみる?と
校長が私にきいてくれて、「ぜひ!」とお願いしました。

それで校長が先方に私の携帯番号を渡してくれて、
一週間後に先方から電話で連絡が来て、
面接に呼ばれました。

【面接は英語と日本語の両方で】

その会社は日本にある会社の子会社です。

親会社が日本の会社なんで、
本社内のお偉いさん(といっても三人)は
日本の親会社から出向してきた日本人です。

あと本社にいるのはキウイとビザ持ちの外国人と、
現地採用の日本人が私を含めて二人です。

面接は二回ありました。




一回目の面接官は、キウイ一人と日本人一人でした。

基本的に英語での面接で、話した/聞かれたことは以下でした。


・自己紹介(英語と日本語両方)
・英語力はどうか
・労働できるビザを持っているか、ビザはいつ切れるか
・日本に帰る予定はあるか
・アイルランドに引っ越す予定はあるか
・日本での職歴
・志望理由
・親会社の日本人とこちらのキウイとの板挟みになることがあるが、
その場合どうやって解決するか
・物事を改善するのは好きな方か
・博士課程まで行ったのに研究の世界を抜けたのはなぜか?


最後の三つは日本語での質問でした。

コネだけあって、書類選考を経ての面接ではないので
面接官が面接の場で初めて履歴書をパラパラ眺めている、
といった感じでした。

「博士課程単位取得退学」と思い切り履歴書に書いてあるのに、
「準学士ある?」と聞かれたりも(笑)

日本人の方から、私がワーホリ上がりなせいか
若干不安そうな感じで「英語はできますか?」と聞かれたのですが、
「去年受けたIELTSでOverall6.5あります」と答えたら、
目の色がいい意味で変わって
「お!6.5だったらこっちの大学と大学院に入れるレベルですね」
と言われました。

特に必要もないのに、
受験料がバカみたいに高いIELTSを受けて良かったと思いました。


面接の二日後に二回目の面接の連絡が来ました。


二回目の面接は、一回目の面接官だった二人+
こちらの本社で一番偉い日本(Aさん)が面接官でした。

聞かれたことは一回目と重複するものもありますが、以下です。


 
二回目の面接も英語がメインでした。


・自己紹介(英語)
・英語力はどうか
・労働できるビザを持っているか、ビザはいつ切れるか
・日本に帰る予定はあるか
・アイルランドに引っ越す予定はあるか
・日本での職歴
・翻訳の仕事が多いが、翻訳は得意か?
・翻訳は日英と英日とどちらが好きか?
・志望理由
・関西出身か?(私が関西弁なのと、そのお偉いさんが同じく兵庫県出身だったため)
・親のことをどう思うか?
・今まで会社勤めをしたことがないということだが、
 組織の一員として働くことをどう思うか?
 自分がしたくないことでも
 それを飲み込んでする必要も出てくるが…。

最後三つの質問は日本語でした。




最後に英語の文章を印刷したペラ一枚の紙を渡され、
ひと段落だけ読むよう頼まれました。

これは英語の発音のテストでした
(業務に英語での電話応対があるため)。

次にまた同じようなペラ一枚の紙を渡され、
Wordでタイピングするように言われました。

これはタイピングの正確さと速さを見るテストでした。

最後にExcelで簡単な表とグラフを作成するよう言われましたが、
今まで人生でExcelを一回も使ったことがなかったので
「できません」と正直に申告したところお寒い雰囲気になり、
面接はお開きになりました。



「面接の結果は二日後に知らせます」と言われましたが、
「あー絶対落ちた、死す…」と絶望して帰宅。

【とにかく熱意を見せることの大切さ】

この機会にExcelを勉強しよう…と思い、
半泣きでExcelのチュートリアルの動画をYoutubeで30分ほど見たら
面接で課された課題は非常に簡単なものだったことが分かり、
その課題レベルなら完璧にできるようになりました。

オーストラリア時代にランゲージエクスチェンジをしてた
中国系オージーの子に連絡を取り、
「こういう状況なんだけど、今からその面接官に連絡して
『いつでもいいので、もう一度テストを受けさせてください』と
頼むのって失礼かな?」と尋ね、
「全然失礼じゃないし、熱意を見せられるからいいと思う!」と
背中を押してもらい、面接官に電話をして留守電を残しました。

ここまで面接から二時間ほど経過していました。

するとその日の夕方に電話がかかってきて、
その電話は取れなかったのですが、
「明日13時半からトレーニングを開始するから、
その時間に会社に来てください」と留守電が入っていました。

そして指定された日時に会社に行き、
キウイの面接官だった人から話を聞きました。

前任者があと二日で辞めること、
Excelは業務上頻繁に使用するのでExcelを勉強してほしいこと、
Excelが全然ダメだったから本当は落とそうとしたが
英語力が高いしタイピングは完璧だったことに加えて、
面接の受け答えが良かったのでAさんの強い太鼓判で採用が決まったこと、
二回目の面接の後の留守電を聞いて熱意があると分かったこと、
本当は前任者の最終日からトレーニングを始める予定だったが、
Aさんがとにかく私に早く働き始めてほしいということで
その日からのトレーニングになったこと、
私が会社という組織で働いたことがなくて能力が未知数だし、
Excelの件もあるので当面は四か月契約にして、
四か月後にお互いが合意したら長期契約(有休、病休を取れる)に
切り替える準備があることなど聞きました。


一回目の面接の際に、キウイの面接官が
「求人広告打つのって面倒臭いから、
誰か知ってる人の紹介の中から決めたいんだよねえ。
君の他にもう一人面接してる」と言っていました。

もう1人はその会社に八年間勤めていて、
二年前に辞めた人だったそうです。

私を採った理由は、「ここ二年くらい社内改革を進めていて、
そこで古い人を入れたら『前はこうじゃなかったのに』と
反対が出てきそうだし、新しい人を試してみたかった」
ということだったそうです。

本当にラッキーでした。

これがもし公募だったら、大量に選択肢がある中から
Excelできない人間なんて論外でしょうから
採用されなかっただろうなと思います…。




【西洋式の面接での受け答えの仕方】

面接ではとにかく西洋式に自画自賛しました。

西洋の面接ではできないことでもできると言うのがコツだ、
何を聞かれているかすらわからない時は
“I don’t know what it is, but I’m very keen to laern.
I’m a quick learner”と言え!

とアイルランド人のパートナーが申しておりました…。

「とにかく、会社が聞きたい答えを言うんだ。

自分は会社にとって商品だから、
自分という商品を売り込むセールスをするんだ。

商品を売る時は商品のいい点を褒めて売るだろ、それと同じだ」
アドバイスをもらっていました。

とにかく、絶対に謙遜はするなと。

日本人の自分からしたら気恥ずかしいくらい自画自賛するのが
ポイントだそうです(笑)

ですので英語だと自画自賛を何のためらいもなくできるんですが、
日本語での自己紹介は自画自賛してよいのか迷い、
何か怪しげな自己紹介になってしまった気がします(笑)

この会社は残念ながら、現地採用の日本人をスポンサーしないので
ワークビザや永住権は取れません。

私はWork Visa based on Partnership(残り期間あと一年半)を持っています。

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