志望先に突撃インタビューするのがニュージーランド流就活!?

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前回の記事の続きです。

Work Connectというニュージーランド在住歴四年以内の
新しい移民対象の就職活動支援プログラムに参加した際の話です。

コンサルタントと会って、最後のコンサル(といっても二回目)を受けました。

「最近、どんな仕事に応募したの?面接に呼ばれた?」と聞かれたので、
「Massey Universityの事務職に応募したが、面接には呼ばれていない。
応募の締切日は一週間前。そこから1~4週間後に
ショートリストされた候補者に連絡すると自動メールが届いた」
と答えるとコンサルタントの表情が変わりました。

「それは信じてはいけない」

「えっ。もう採用しちゃったとか?」

「かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
明日、その応募した大学の学部の受付に直接行って、
その仕事のDecision Makerと話をしに行きな!」

「でも、もしもう誰か採用されてたら…」

「採用されてたとしても、それでもその人と話すことで印象に残るし、
次またポジションがどこかで空いた時に連絡をくれるかもしれない。
もしまだ採用されてなかったら、
数多いアプリケーションの中から印象付けることができる。
もし逆の立場であなたが採用する方なら、
職場をわざわざ訪ねてきた応募者をどう思う?」

「熱心で、その仕事に興味があるんだなと思う…」

「そうでしょう!話に行って失うものなんてないんだし、明日行きな!
今から受付の人と話すロールプレイをするよ!
今度から、どこかの仕事に応募する度にその会社に行って話をしてもらうんだよ。
ニュージーランドの就活は動き回ってなんぼ。
オンラインで応募して、結果をただ待ってちゃダメ。
楽だからって皆そうやっちゃうんだから」

と言われて、アポなしでいきなり応募先に行ってきました。

受付の人と会話のロールプレイは次回の記事で書きます。

こういうのはInformational Interviewingといって、
興味がある会社を訪ねて、自分が入れそうな部署のマネージャーか
人事のマネージャーに会社や業界についての一般的なことを教えてもらうらしいです。

そうすることによって会社への興味があると示せるので、
ポジションに空きが出た時に教えてもらえるんだとか。

「えっ、アポなし?」と受付っぽい人には驚かれ
decision makerの人には会えませんでしたが、
その人が代わりの人を呼んできてくれて、その代わりの人と話せました。

その人はアポなしで現れた正体不明の私に最初は引き気味で、
「何だこいつ」と顔に書いてあって、「2分だけね…」と言われてしまいました
が、
結局10分か15分くらい機嫌良く話してくれました。

私が応募した仕事は応募者が多く、
翌週には候補者をショートリストして連絡する、とのこと。

「ニュージーランドでの大学の事務職に必要なスキルは何ですか?」と質問したら、
「WordとかExcelっていったMicrosoft Officeのソフトかな。
Power pointもできればなお良し。
あとは生徒とよく接するからカスタマーサービスの能力も必要。
でも、チームの中で上手くやっていけるかをニュージーランドでは重視して見る。
事務職だったら、やってほしい仕事内容は
正直トレーニングを与えればできるようになるしね」
と言われて、
「コンサルタントがこの間言ってた、
『スキルではなく人格を見る』というのは本当だったんだ!」と感動してしました。

インタビューの後はサンキューメールを送るはずが、
初めてのことで緊張してしまって、
話してくれた人の名刺をもらうのを忘れてしまい、
その人の名前もうろ覚えという始末。

事務所を出てすぐに気づいて、コンサルタントに
「~という訳なんだけどどうしたら…」とテキストで相談すると、
「大学のHPとLinkedInでその人を探してみて。
それでも見つからなかったら、仕方がない。とにかく、よくやった!」
という返事が来ました。

結局、大学のHPを見ても載っていないし、LinkedInでも見つからず。

でも、その受付っぽい人は見つかったので、
「今朝はアポなしで行ったのに、
○○(うろ覚えの名前)さんと話せるようにしてもらってありがとうございました。
良かったら、○○さんのEメールアドレスを教えていただけませんでしょうか?」
とノートをつけたInvitationを送りました。

返事は来ませんでしたが…。

でもここは突撃した自分の行動力を褒め称えるところなので、
まあいいかと思い直しています。

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