アイルランド人はとにかくお酒を飲みます。
パートナーがアイルランド人だというと、
ほぼ必ず言われるのが「じゃあよくお酒飲むでしょ?」です。
確かに、週末は必ずお酒を飲みますし、たまには平日にも。
しかも飲む量が半端ではありません。
私たち日本人はお酒を分解できる遺伝子の持ち主が
約半数ほどしかいないのに対して、白人は100%です。
コーラとウイスキーが混ざったお酒6缶を2時間ほどで飲み干し、
それでもほぼ素面なのには驚かされます。
12缶を飲み干すとさすがに酔い始めますが…。
私はお酒を分解できない遺伝子の持ち主なようで、
ビール一瓶を何時間もかけて
しかも飲み終えられるかどうかすらというほど下戸です。
アイルランド文化と飲酒は密接な関係があり、
とにかくお酒がないと始まりません。
世界各地にアイリッシュパブがあり、
各地のアイルランド人がそこに集います。
アイリッシュパブはただお酒を飲む場ではなく、
大事な社交の場でもあります。
知らない者同士が気さくに声を掛け合い、お喋りを楽しみます。
私のパートナーも、新しい場所に着いたら
何はなくともとりあえずアイリッシュパブへ行きます。
そしてそこで知り合いや友達を作り、
仕事を紹介してもらったりも。
現在している仕事も、オークランド到着直後に行った
アイリッシュパブで知り合った人からの紹介で決まりました。
彼いわく、「アイリッシュパブはアイルランド人にとって
職安みたいなもんだね(笑)」と。
また、別の日に彼が一人でそこで飲んでいたら、
オーストラリア時代にクイーンズランド州で
ファーム仕事をしていた時に同じホステルに滞在していた
アイリッシュの女の子と再会したそうです。
彼女は旅行でオークランドを訪れ、
まず真っ先にアイリッシュパブを訪れたのだとか…。
生活の中心にこんなにパブがあるなら
当然足しげく通うようにもなるだろうし、
そしたら遺伝子的に下戸でもないし飲むのも無理はないですね。