アイルランド人と日本人が必ず喧嘩をするたった一つの理由

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アイルランド人のパートナーと付き合い始めてかれこれ五年七ヶ月、
喧嘩は少なくなってきたし仲直りのスピードは上がったものの、
未だに金銭感覚の違いで揉めます。

最近の喧嘩の原因は、四月は引越しと永住権の申請費用の捻出で
出費がかさむのは前々から分かっていたのに彼が貯金を全くせず、
大量に飲酒・喫煙して週400ドルくらい毎週使っているのに
「お金がない」と言って、Letting feeすら捻出できなかったこと。

ニュージーランドで家を借りる際には、
敷金として家賃の3-4週間分、家賃1週間分、
不動産屋に払う仲介料であるLetting Feeを
支払う必要があります。

Letting Feeは家賃一週間分の金額に消費税を加えた金額です。

新しく借りる家の家賃が週520ドルで、
Letting Feeが598ドル、二人で割って一人249ドルだったのですが
私より年収がはるかに高い彼は貯金が150ドルしかなく、
支払わなければいけない日が彼の給料日前日だったので
彼は249ドルすら捻出できなかったのです。

私が一旦立て替えて、彼は給料日に結局自分の分を支払いましたが
このアイルランドの文化は未だに理解できないし、
一生理解することもないだろうなと思います…。

お金は手元にあればあるだけ使う
というのがどうもアイルランド文化のようです。

彼の友人も、ワーキングホステルで仕事がなかなかもらえず
貯金が底を尽きて宿泊費を滞納しているのに
初給料が入ったら宿泊費は支払わず
ちょっと高い洋服を買っていた
のを
私のオーストラリア一年目で目の当たりにした時は驚きました。

彼のまた別の友人も、
「今メルボルンなんだけどお金がない。
このままだと路上で寝るしかないから
バックパッカーに泊まる30ドル貸してくれ。必ず返すから!」と
ニュージーランドにいる彼に夜遅くに電話を掛けてきたりしていました。

その電話を受けた彼も貯金が0で、結局私が30ドルを出したんですけどね…。

もちろん、お金は返ってきてません。

彼の弟もロンドンからニュージーランドにいる彼に夜遅くに電話をかけてきて、
「お金がなくて家賃が払えなくて、明日から路上生活になっちゃう!
兄ちゃんお金貸してくれ!必ず返すから!」と頼んでいました。

その時は彼に多少の手持ちがあったので
お金を彼が送ってあげていましたが、
もちろん返済されていません

どうやら、お酒や煙草、洋服など自分の人生を豊かにする、
日本人からすると贅沢品・嗜好品であるものに予算は絶対に減らさず
貯金はせずあればあるだけ使い、大きな出費が必要になった時は
家族と友人に聞いて回り、その時にお金が手元にある人に借りる、
そして多くの場合は借りたお金の返済は不要

というのがアイルランド流のようです。

 

 

私は欲しい服などがあっても高額なら我慢したり
セールになるのを待ったりして、
少ない収入から日本人らしくこつこつ貯金しています。

そんな私の隣で彼が一箱26ドルのたばこを一日一箱吸い、
毎週末200ドルほどお酒に費やしておきながら
「君はケチだからお金使わないもんね。
貯金いっぱいあるんなら何で俺が50ドル貸してっていったらいつも怒るの?」と
素で聞いてくる
ので、付き合いが長くなった今でも
お金の話になると頭がくらくらすることがよくあります。

「敷金(たった1300ドル)は銀行かどこかのローンを借りるか、
有休をcash upするかして何とか支払うから大丈夫!」と
言われた瞬間には眩暈がしました…。

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