「これなら時間を忘れて何時間でもできる」というレベルでの
好きなことや趣味が私にはない…とずっと思ってきたのですが、
最近になり私の好きなこと・趣味は考えることなのだと気づきました。
今までずっと「趣味がない。何か見つけないと
このまま退屈な人間として一生を終えるのでは」
「好きなことがないから、どんな仕事にやりがいを見いだせるかが
未だに分からない」などと考えていたのです。
ところが、APLaCの田村さんに「私はそういうのがないんですよね」と最近ふと言うと、
「あるじゃないですか。考えることですよ」という答えが返ってきて
「えっ!?」と驚愕しました。
私は好きなことや趣味といえば、
読書、ピアノを弾くこと、山に登ることなどの
とにかく身体的な動作を伴うものだとなぜか思い込んでいたようです。
考える、というのは身体的な動作を伴わないし
「今、あの人は考えているなぁ…」などと外から見えるものでもないので
自分が他人に比べてよく考える方だとか、
あるいは考えるのが少ない方だ、というのは分からないのですよね。
それもあり、好きなことや趣味は考えることという発想に至りませんでした。
確かに思い返してみれば、人から時々
「よく考えるね」と言われたことはありました。
でも私からすればよく考えるのが普通なので、
皆自分くらい考えていて、
違いはそれを言葉で表現しないだけだと思っていました。
考えるのが好きなのに、自分のことは
考えても全然分からなかったという話です。
不思議ですよね。