ワーキングホリデービザで日本を出ると、
基本的に土地に縛られなくなります。
私の場合は家族も親戚もみんな日本なので、
血縁関係の人間が周りにいない状態です。
海外での引っ越し先にいきなり地縁が生じるはずもなく、地縁もありません。
仕事もワーキングホリデービザという短期ビザの状態では、
ウェイトレスなどの人手仕事以外に就くことは難しいです。
もちろん、何らかのスキルや母国での職歴がある人や、
すでに英語が堪能な人には高度な職に就くチャンスもあります。
基本的には就職すると移動の自由がなくなりますが、
オーストラリアとニュージーランドは転職社会なので
大体2~3年で転職します。
そのため、住んでいる物件が賃貸であれば
新しい職場の近くに引っ越しをすることが多いです。
持ち家があるというのでなければ、
2~3年ごとに異なる都市間で引越しをすることもできます。
日本では引っ越しというと家具など全てを運ぶ大移動ですが、
こちらは家具付きの物件が多いので
引っ越しにかかる費用が段違いに安く済みます。
家具付きシェア物件に引っ越すのであれば、
5万円もかからないかもしれません。
友人と離れてしまうというのも、
今の時代だとFacebookやSkype、LINEなどのSNSで
無料で連絡を取り合うことができますので心配ないかと。
新しい街で友人がなかなかできなくて寂しい、となれば
元の街にまた引っ越せばいいわけですから…。
また、住んでみた街が肌に合わなくても、
もしその時にしている仕事がカジュアルジョブで
すぐに退職できる場合はまた引っ越して、
次の都市を試してみれば良いです。
自分にとって心地いい土地を求めて、
ふらふらと根なし草生活もいいものです。
日本でこれをやると、白い目で見られるかもしれませんが(笑)
自分に合わない土地に住んでしまったとしても、
それによって自分にとって妥協できない条件などが
浮かび上がってくるので、そう悪いものでもありません。
全てのしがらみから逃れて、
「来年はどこに住もうかなあ」とワクワクする生活です。