「まずはホームステイで現地に慣れる」は本当に必要か?

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「現地に慣れるためには、まずホームステイからが一番!」
…そううたうエージェントがたくさんありますが、
それは本当なのでしょうか?

 

 

個人的には、ホームステイは全く必要がないと思います。

なぜなら、現地の人達と住む方法は
ホームステイだけではないからです。

 
別の記事でも書きましたが、
オーストラリアとニュージーランドでは
部屋やフラット(日本でいうマンションの部屋)、
一軒家を複数人でシェアするのが当たり前です。

 
ホームステイだと、エージェントを通すので
マージンを引かれる分家賃が高めとなります。

また、食事が提供されるので、
夕食がいらない時など逐一知らせる必要が出てきます。

日本からの到着直後は友達などいないので
それで不自由はないのですが、
友達ができ始めるといちいち連絡するのが億劫になりがちです。

さらに、ホームステイ先の家族に小さい子供がいると、
子守役になってしまったりも。

長期間の家賃を前払いしたものの
契約前に出ていきたくなっても、
エージェントの許可を得なければ返金ができません。

 

 
その点、シェアだと、
オーナーにはよりますが家賃が折半のところもあります。

また、折半でなくオーナーに利益が入る形態であったとしても、
ホームステイより高いということはありません。

もちろん家賃は物件のグレードにもよりますが、
同じレベルの物件であれば
シェアの方が高いということはありません。

シェアだと、自分で探す必要がありますが、
シェアメイトと入居前の見学の際にでも会えますので
人や雰囲気を先に見ることができます。

ホームステイの売りとして

「英語を毎日話す機会ができる」

というのをよく見ますが、これはシェアでも同じです。

 
日本人ばかりのシェアを選んで入居するのでなければ、
どの国の人相手でも英語での会話になります。

 
向こうも英語が下手だったら練習にならないかも、
という心配は無用です。

シェアの広告では、そこの住人の年代や出身地が
載っていることが多いので、
英語圏出身の人がいるシェアを選べば解決です。

 

 
「英語が下手な自分が、いいシェアなんか見つけられるのかな?」
という心配も無用です。

 
なぜなら、英語が下手な人ほど、
いいシェアが見つかりやすいからです。

 
 

 

わかりにくいですか?

 

 

下手な英語を忍耐強く聞いてくれる人ほど、
いい人なのです。

あなたがシェアの見学を申し込みたくて電話したとして、
あなたの下手な英語を聞いて
いきなり電話を切ってしまう人。

何度も聞き返してくれて、理解しようとしてくれる人。

どちらがいい人でしょうか?

どちらが当たりのシェアになりそうでしょうか?

 

 
もし、あなたの英語が上手だったら?

下手な英語を聞かずに黙って電話を切ってしまう人の
シェアに見学におそらく行くでしょう。

それで、立地が良かったり建物がきれいだったりすれば
入居してしまうかもしれません。

そして、入居後に
「シェアメイトがあまり良くない」と
愚痴をこぼす事態になるかもしれません。

あなたの英語が下手であればあるほど、
それがふるいとなって、いいシェア先ばかりが残るのです。

 

 
ですので、ホームステイでももちろん良さがあるでしょうが、
シェアと比べて、

「何が何でも最初はホームステイでなくては!」

ということはまずないと思います。

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