プロフィール


菊川美代子

2012年3月に同志社大学大学院博士課程単位取得退学、2012年5月にオーストラリアへワーホリビザで渡航。
オーストラリアで2年間のワーホリ、NZで1年のワーホリを経て、現在はパートナービザ(Work Visa Based on Partnership)にてNZに滞在しています。
オーストラリアで出会ったアイリッシュのパートナーと永住権目指して奮闘中。
私のオーストラリアワーホリ体験談はこちら

→詳しいプロフィール

ご連絡はmiyoko.kikukawa★gmail.comまでどうぞ。(★を@に変えてください)

ニュージーランドワークビザポリシーの変更

 

ニュージーランドのワークビザ取得は比較的簡単だったのですが、
本日移民局から発表があり、ハードルが上がってしまいました。

移民局本体のHPも見てみましたが、
まだこの変更について何も記載がされていないようなので
一番詳しいNew Zealand Heraldの記事内容をシェアします。

記事には移民政策が選挙の争点であること等が書かれていますが、
それはともかく肝心の変更点を抜き出してまとめてみます。

 

1 年収49000NZD以上の職に就いていない移民は
  高技能労働者と認めない
  (49000NZDはニュージーランドの平均年収)

2 年収が49000NZD以下の低技能労働者は
  その職を永住権申請の際にポイントとして数えられなくなる。

3 平均年収の49000NZDより1.5倍高い年収の
  73299NZDの職に就いている、
  技能職とは現在みなされていないが高収入の移民は
  高技能職と今後みなされる。
  年収73299NZD以上の移民は自動的に高技能とみなされる。

4 永住権申請者は技能職でないとみなされる職でも
  ポイントとして数え、永住権を申請できる。
  ただし、上記の収入要件を満たしていなければならない。

5 低技能職かつ低収入のEssential Skills visa保持者には
  新たに最大3年のビザが与えられる。
  その後、ワークビザ更新前に最低限の休止期間が適用される。

6 ワークビザ保持者の配偶者とその子供への要件の厳格化。
  現在、配偶者はワークビザ、また子供はビジタービザで
  ニュージーランドの学校に地元の生徒として出席できている。
  この変更により、配偶者と子供はビジター扱いとなり、
  自分自身で要件を満たした場合のみワークビザを取得できる。
 
7 季節労働のビザの期間は現在のように一律12ヶ月ではなく
  繁忙期の需要と合った長さにするよう万全を尽くす。

 

 

移民局の担当者によれば、
これらの変更点により移民の質が高まり
バランスが取れるのだそうですが、
どうなるのでしょうかね…。

 

 

【各項目について】

1 年収49000NZD以上の職に就いていない移民は
  高技能労働者と認めない
  (49000NZDはニュージーランドの平均年収)

2 年収が49000NZD以下の低技能労働者は
  その職を永住権申請の際にポイントとして数えられなくなる。

3 平均年収の49000NZDより1.5倍高い年収の
  73299NZDの職に就いている、
  技能職とは現在みなされていないが高収入の移民は
  高技能職と今後みなされる。
  年収73299NZD以上の移民は自動的に高技能とみなされる。

4 永住権申請者は技能職でないとみなされる職でも
  ポイントとして数え、永住権を申請できる。
  ただし、上記の収入要件を満たしていなければならない。

アジア系の移民は同じくアジア系の会社で働いていることが多く、
そして大多数のアジア系の会社はお給料が低いので
アジア系移民にとってはかなりハードルが上がりそうです。

年収49000NZDは時給に直すと
49000NZD÷52週÷40時間=23.55NZDです。

ただ、職種によっては週の労働時間が50時間だったりするので
時給換算にはバラつきがあると思います。

例えば私の彼の仕事は大工ですが、
契約書で決められている週あたりの労働時間は
1日10時間×週5日の50時間なので、
49000NZD÷52週÷50時間=18.84NZDとなります。

5 低技能職かつ低収入のEssential Skills visa保持者には
  新たに最大3年のビザが与えられる。
  その後、ワークビザ更新前に最低限の休止期間が適用される。

何年のワークビザが出るかは移民局のさじ加減なのですが、
自分の周りを見ていると低技能の仕事だと1年、
高技能の仕事だと2-3年のワークビザが出ているようです。

それが、低技能でも最大3年のビザが出るようになると。

ただ、連続でのワークビザ更新は不可能で
休止期間を間に挟まないといけなくなるそうで、
それがどれほどの長さなのかによって
状況がかなり違ってくると思います。

休止期間が一か月など短期であれば
お隣のオーストラリアに格安航空券で飛んで旅行をしたり
東南アジア旅行などで楽しめます。

しかし、半年や一年、それ以上となると
いったん母国に戻らないといけないでしょうし、
その度に母国への航空券を買わないといけないとなると
経済的な負担が大きいです…。

母国に戻ってしばらくそちらで働き
休止期間が終わったらまた戻ってくるようにする、
などでしょうか。

6 ワークビザ保持者の配偶者とその子供への要件の厳格化。
  現在、配偶者はワークビザ、また子供はビジタービザで
  ニュージーランドの学校に地元の生徒として出席できている。
  この変更により、配偶者と子供はビジター扱いとなり、
  自分自身で要件を満たした場合のみワークビザを取得できる。

 
これは個人的にはかなり厳しい変更です。

私はワークビザ保持者の彼の配偶者として
2020年2月まで有効な3年のワークビザを先月取りました。

以前のワークビザの有効期限が3月中旬だったので
たまたまそれ以前に申請を行いましたが、
もしその有効期限が5月や6月などで
ワークビザの申請を本日以降に行っていたとしたら
ビジタービザしか取れず、
働ける権利をいきなり失うところでした…。

7 季節労働のビザの期間は現在のように一律12ヶ月ではなく
  繁忙期の需要と合った長さにするよう万全を尽くす。

季節労働者のビザの有効期間が縮まりそうですね。

シーズンにしかビザを出さないという感じになりそうです。

よほどお給料が良いというのでなければ、
1年未満の仕事のために外国まで来たい人がどれほどいるか
個人的には疑問です。

この変更により、あと3年以内に彼が永住権を取れなければ
私は物価の高いこの国で働ける権利を失ってしまいます。

あるいは、この国で技能職とみなされている秘書として
今までのところ1年半の職歴を積んだので、
引き続き秘書として1年半働いて合計3年の職歴を積み
ワークビザを申請できる要件を満たし
49000NZD以上の年収をオファーしてくれる
ビザのスポンサーを探して、スポンサーしてもらうか。

配偶者にも技能が要求されるようになるとは…。

しかし、道は狭くなったけれども、まだ閉ざされてはいません。

Comments are closed.