しぶしぶ始めた仕事だったのに…

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先月末から怒涛のように忙しい日々を送っていましたが、
最近ようやく落ち着いてきました。

 

 

もう一月ほど前の話になってしまいますが、
マッセイ大学の仕事は無事に終わりました。

キャンパスに出向く最終日が2月28日で、3月1日に新しい仕事が始まって
3月3日に帰国する大学の子たちをオークランド空港で見送って
4日からはオフィス仕事へ。

28日のキャンパスでの最終日は
お世話をしていた日本の大学生の子達合計30人ほどの全員が
私のためにサプライズで空いてる教室に集まって別れの歌を歌ってくれました。

さらに寄せ書きと、可愛いティーカップのセットをプレゼントしてくれて、
泣きそうになってしまいました。

歌ってもらっている時が一番泣きそうになって
でも一度泣くともう泣き止めない、と思って
太ももをつねって夕飯のことを考えて堪えてみたり…。

寄せ書きを読むと「ブログ見ました。みよこさんは強い人だと思いました」と
書いてくれてた子が一人いて、ちょっと恥ずかしい気持ちと、
感動でなんだか胸がいっぱいに。

そして3月3日に帰る大学のグループの子達のチェックインを空港で手伝って、
完全にカジュアル仕事は終わりました。

この仕事は、そもそも就職活動がずっとうまくいかず
「私は日本人であることが利点になる仕事にしかつけないのか…」と腐って、
ずっと見ないようにしてた在NZ日本人御用達のサイトを見て、
その日に掲載されていた求人に半ば投げやりで応募したら受かって始めました。

受かっても「向いていない気がする」と後ろ向きで、仕事を始めて一週間くらいは
「やはり向いていない。私は対人スキルがないから人と関わらない仕事が向いている」
と思いつつも収入が欲しいから続けていました。

自分なりに頑張っていたら生徒達が懐いてくれてどんどん楽しくなってきて、
最終日にはサプライズをしてもらって泣きかけるという結果になりました。

その仕事で生徒達との連絡は上司からの指示でLINEを使っていて、
仕事が終わったら生徒とは友達削除した方がいいのかな…と思ってたら
「みよこさんLINE消したらダメだからね!裏切りって思って怒るから!
みよこさんが日本に帰ってくるときは会おうね!」

生徒達から言われたので消さないことにしました。

これまでLINEでは連絡を取り合う人達が全然いなかったのに、
一気にたくさんできてしまいました。

どれだけお世話をしても感謝の心がなく権限だけがある
お殿様気取りの日本のおじさん駐在員達とは大違いで、
お世話してもらったら感謝するという常識を持っている
日本の若者には未来がある
と思いました。

別に感謝されるために仕事していたわけではないですが、
やはり感謝してもらうとこっちの気分が違います。

求人広告では勤務時間は週5-30時間のパートタイムの仕事と書いてあったのに
何だかんだ生徒からの連絡に対応していたりしたら週30時間くらいあって、
一か月で結構まとまったお金が稼げました。

今の仕事まで切れ目なく働けたし、
退職のノーティスは最低1日前でもよかったし、
今思えば自分の状況にぴったりの仕事でした。

そしてさすがカジュアル仕事だけあって、
退職のノーティスを出した翌日には
上司のツテで後任が決まっていた
という…。

ノーティスを出してから生徒にも知らせたら残念がってくれる生徒が結構いて、
「ああ、いい仕事をできたのかな」という満足感がありました。

上司は相手の肩書で態度を変える人で、私以外の人間といる時には愛想がいいのに
カジュアルの私相手には二人になったとたん態度が急変する嫌な人間でしたが、
私が使えると分かるや態度が急変して、私に対する扱いが良くなり
「今後レファレンスが必要な時には連絡して」と申し出てくれるまでに。

日本の大学から引率で来てる先生と事務方の人には
「今までマッセイ大学に来た時に一緒に働いた
Foreign Language Advisor三人の中で君が一番だ!」
と絶賛してもらって、
同じショートコースのチームメンバーからは
「本当に良くやってくれてて、予算があればあなたをキープしたいけど、
予算がタイトだからキープできなくて残念。
最近は予算が厳しくて、誰か辞めても後任を雇わずに
元居るスタッフに辞めた人の仕事を割り振ってる状態で、
半分以上がパートタイムなの…」
と惜しんでもらいました。

「あなたの連絡先知ってるし、また頼みたい仕事があれば連絡するから!」
と言ってもらって、いいコネができたという感じです。

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