同じ国で一年半頑張ってみると得られる意外な果実

9517989438_712822cb5f

海外に住んでいるというと
「憧れる」「かっこいい」というイメージがありますが、
実際に住んでみるとそのイメージは崩されます。


外国に住むというのは、
自分が持っているビザの種類により
就労や就学に制限が課されたり、
言葉の壁や文化の違いといった苦労がありますので
やはり生半可なものではありません。

母国にいる家族と親族、友人と離れ離れになりますし、
人種差別をされることもやはりあります。

しかし、自分の経験では、一年半一つの国に住み続けると
その国に住むことが徐々に楽になってきます。

私はこれまでオーストラリアとニュージーランドに
二年ずつ滞在し、合計で約四年間海外に住んでいます。

オーストラリアではAPLaCの田村さんにお世話になったので、
田村さんと、自分の同期の人達と到着初日に繋がりができました。

ニュージーランドではオーストラリアでできた配偶者が
私より先に現地にいてすぐ合流したので
顔見知りすらいない国に完全に一人…
という訳ではありませんでした。

それでも、家族や親戚、友人と同じ国にいないのは
やはり心細いものです。

仕事も手に職がある訳でもない私は、
オーストラリアでは到着当初は
法定最低賃金以下の単純労働のものしか見つからず。

ニュージーランドでも最初の一年半は
パートタイムの日本語教師の仕事しかなく
経済的に余裕のある生活をできませんでした。

また、どちらの国でも最初は新しい生活に慣れるのが精一杯で、
生活にやっと慣れてくると、
ふと「私は何で外国でこんな苦労をしているんだろう?」と
悲しくなることもありました。

「大学院の博士課程まで親のお金で行ったのに、
わざわざ外国でこんな低賃金の単純労働をして…
何て親不孝なのだろう」と。

また、人見知りな私は知り合い程度はたくさんできたものの、
友人となるとなかなかできませんでした。

学校や仕事場で話すくらいの間柄の人はできても、
プライベートで会うほどの仲にはならず。

シェアメイトとは仲良くなれたとしても、
基本的に家具付きの家に暮らしているのは
ワーホリなどの短期ビザの人が中心なので
旅に出たり母国に帰ったりで、運の巡り合わせもあるのか
すぐに離れ離れになることが多かったです。

ところが、一年半ほど住み続けてみると
どちらの国でも友達が少しずつできてきて、
良い仕事も見つかり、物事が軌道に乗ってくるようになりました。


オーストラリアでは一年半が経った頃に
とても良いLanguage Exchangeのパートナーに恵まれ、
今でもたまに連絡を取るほど仲の良い友達となりました。

また、仕事も倉庫での単純作業でしたが
それまでの仕事に比べてとても収入が上がった仕事を
フルタイムですることができました。

さらに、その仕事の同僚達が良い人で、
プライベートで遊ぶほど仲の良い友達になれました。

オーストラリアにもっと滞在していたいとは思っていましたが、
残念ながらビザが二年しかなかったので
ニュージーランドに渡りました。

ニュージーランドでは一年半経った頃に
パートタイムでしていた日本語教師の仕事の上司の紹介で
日本語と英語を話せる受付のポジションに応募したところ、
幸運にも採用されることになり、自分には日本でも未経験だった、
正社員としてのフルタイム雇用を手に入れました。

また、オーストラリアと同様苦戦していた友達作りも、
先月に諸事情から短期のシェアメイトを募集したところ
その人がとても良い人で友達になりました。

週末はその人とマーケットに行って美味しい物を食べたり
車の運転を教えてもらったりと、楽しい時間を過ごしています。

基本的には、滞在の予定が長期であればあるほど、
「辛くても自分はこの期間この国で生きていくのだ」と
腹をくくる必要があります。

辛くなり帰国の選択肢が頭をよぎることがあると思いますが、
だまされたと思って、
一年半だけもがいて最善を尽くしてみてください。

そこにいるだけでどんどん現地で人と知り合っていきますし、
その国にも詳しくなっていきますし、
状況はどんどん良くなっていくはずです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする