プロフィール


菊川美代子

2012年3月に同志社大学大学院博士課程単位取得退学、2012年5月にオーストラリアへワーホリビザで渡航。
オーストラリアで2年間のワーホリ、NZで1年のワーホリを経て、現在はパートナービザ(Work Visa Based on Partnership)にてNZに滞在しています。
オーストラリアで出会ったアイリッシュのパートナーと永住権目指して奮闘中。
私のオーストラリアワーホリ体験談はこちら

→詳しいプロフィール

ご連絡はmiyoko.kikukawa★gmail.comまでどうぞ。(★を@に変えてください)

ニュージーランドに来て良かったと心から思った夜

 

最近のニュージーランドでは「移民」が議論の的で
来たる選挙でも政争の具の一つとなっています。

「移民がニュージーランド人の雇用を奪っている」
「移民が安くても仕事をするから給料が上がらない」

とニュージーランド人は移民を非難しています。

そして政治家は人気を得るために移民のビザのポリシーを厳しくして
移民を制限する政策を実施しています。

このような状況の中、
Massey UniversityとPaper Boyという雑誌がオークランド博物館にて協賛で開いた
移民についてのパネルがあったので足を運んできました。

時間は18-21時だったので、仕事帰りに行ける時間です。

オンライン予約だと$25と手数料が$3で合計$28でした。

会場にはケータリング会社によりバーが併設され、
お酒と軽食を楽しみながら議論を聞くというリラックスした雰囲気でした。

また、議論の前後には移民というテーマに沿ったコメディーショーもあり
とても楽しめる内容でした。

議論のハイライト

パネルのメンバーはこの四人で、
パネルの議論のうち、興味深かったのは以下の点です。

 

 

・オークランドは急激な人口増加で移民を減らしたがっているが、
クライストチャーチやクイーンズタウンはもっと労働者が欲しいと訴えている。
面積のたった2%を占めるにすぎないオークランドが
人口が多く有権者が多いためにまるでオークランド市が国のように扱われていて、
オークランドが移民反対だとそれで移民局のポリシーが決まってしまっている。

・オークランド市民はニュージーランドはもう人が多すぎると文句を言っているが、
ニュージーランドの大部分は田舎で、誰もいない土地がたくさんある。
土地はまだまだ余っている。

・ニュージーランドに人種主義は確かに存在する。
有色人種はその人口比率に対してテレビで見かけることが少なく、
十分に表象されていない。

・政治家は移民の数を大幅に制限したがっているが、
移民の数を制限することにより起こる経済的打撃を考えるべき。
移民が事業を作り出している側面を無視してはならない。
移民が大量に来る以前からすでに住宅の供給不足はあったし、
その他の問題もあった。
移民を全ての問題の根源と設定し、その視点から全てを見ている現状は国民の無理解。

・「移民」という言葉の定義は何かが明確ではない。
近年ニュージーランドに来た移民か?
ニュージーランドは少し遡れば皆移民の国である。

・白人だとアクセントで分からない限り、
一世の移民でもどこの国出身か聞かれないのに対して
有色人種はニュージーランド育ちの二世でもどこの国出身か聞かれ続けるため、
有色人種の二世移民は自分がこの国の一部ではないと言われているように感じる。
有色人種がニュージーランド出身だと応えると
今度は両親の出身地を聞かれるのは自覚なき差別である。

・「オークランドはアジア人が多くなりすぎた。クイーンズストリートを見てみろ。
こんなのはニュージーランドじゃない」
と白人のニュージーランド人は言うが、
それではクイーンズストリートが東京みたいになることで
ニュージーランドは具体的に一体何を失っているというのか?

パネルの後はフロアとの質疑応答があり、
以下のコメントと質問がフロアから出ていました。

 

 

・「どこ出身?」と聞くことが自覚なき差別とは思わず、
会話の糸口として使っていた。
しかし、度々そう聞かれると鬱陶しいのは理解できるので、
「あなたは言語をいくつ話すの?」と今後は聞くようにする。

・移民が数ある国の中からニュージーランドを移住先として選んでくれたことに
ニュージーランド人は感謝するべき(フロアからの感想)。

・インド人の男子生徒が女性教師は自分に指示をするなと言ったことがあるが、
どの程度までニュージーランド人の文化はこうだと主張するべきか?
→それぞれの文化の何かを正しい/間違っていると断罪することはできない。
自分達の文化を省みて、自分達の文化の悪いところを直していくのが良い。
その上で、お互いの文化について話し合い理解を深めるのが良い。

・富裕層に移民に来るよう誘っておきながら、
いざ経済的に豊かな移民が来たら
ニュージーランド人が「移民が金持ち過ぎる」と文句を言うのは矛盾している。
移民のポリシーはニュージーランド人が決めているのであり、
自分達で決めたことを実行して起こった結果について
移民に文句を言うのは筋が違う。

移民を議題にしたパネルだったので
移民に関心があるまたは好意的な人が集まっている確率が高い場だった、
という要素もあるとはいえ、
フロアから移民を歓迎する暖かいコメントが相次ぎ、
聞いているとありがたくて目頭が熱くなってしまいました。

普段メディアで見るのは移民締め付けのニュースばかりで、
周囲のニュージーランド人も移民に反対している人が多く
全てではないとはいえ、受けられない社会保障があるのに
ニュージーランド人と同じだけの税金を払って
ニュージーランド人よりも経済的には貢献しているはずなのに
歓迎されていない風潮・雰囲気を感じるのは
なかなかに辛いものがあります。

現在は世界的に内政の問題から国民の目を逸らす意図もあっての
移民排斥の風潮が盛り上がっています。

そんな中、少数でもこうして移民の貢献を理解してくれる人達がいることは
将来的にこの国の移民になりたいと願っている人間としては
とても励まされるものであり、
ニュージーランドに来て良かった、と本当に心から感じられたイベントでした。

オークランドでの信じられない家賃高騰

 

オークランドは現在不動産バブルで不動産価格が高騰しています。

 

家賃の上昇率も激しく、週$400出せば寝室が一つの
他人とシェアではない自分だけのアパートで
一人暮らしできる
という感じです。

カップルであれば家賃と二人で割れるので
一人頭最低でも$200というところでしょうか。

光熱費は別です。

場所にもよりますが、Papakuraなどのかなり南部に行けば
週$380程の物件があるようです。

ただし、職場が近所という訳でなければ交通費が高くつきますし、
移動時間も増えるので良し悪しです。

それに、オークランド南部は基本的に治安が悪いです…。

私は今東部に住んでいますが、
寝室が二つのユニットで週$495です。

現在彼が仕事で長期間不在のため
友人カップルをフラットメイトを入れていて、
人数ではなく一部屋あたりの価格で家賃を分割しているので
一人で一部屋浸かっている私の家賃は$245、
友人カップルは一人あたり$122.5です。

光熱費は季節によって変動しますが、
先月の電気代は一人あたり$43、水道代は$12.17でした。

あとはインターネットの利用料金(月100GB)が
月$52なのを三人で割って$17.33。

ガスは通っていないのでガス代はありません。

私の家賃と光熱費は週当たりで計算すると

家賃 $245
電気代 $10.75
水道代 $4.33
インターネット代 $$4.33

合計$264.41です。

ここに週当たりの交通費、食費、携帯電話代を加えて
生活費の総額を出してみます。

交通費 $31.5
食費 $50
携帯電話代 $5
$31.5+$50+$5=$86.5

$264.41+$86.5=$350.91で、
この金額が私が暮らすのに絶対に必要な最低金額
です。

健康保険に入っていますがその金額は入れていませんし、
車の車検の費用やガソリン代なども毎週かかりますが
それも入れていなくてこの金額です。

支出の割合を見ると家賃が断トツで高く、
日本円にして月15万円相当の家賃なんて
さぞや豪華な家に住んでいるとと思われるかもしれませんが、
1960年代に建てられた古いユニットです。

夏は暑く冬は寒く、湿気が多いニュージーランドの冬は
外気温との差で窓には常に結露が発生し
壁、窓枠、家具、持ち物、服にカビが生えます。

日中は窓をずっと開けっぱなしにして
クローゼットも閉めずに全開にしているのに。

水拭きで除去できる黒カビですが、
やはり気持ちのいいものではありません。

近所の人に聞いてみても、
やはり冬には絶対に室内にカビが生えるのだとか。

オークランドから将来的には引っ越したいのですが
彼がワークビザで一つの雇用主に縛られていますし、
私もオークランドで仕事に就いたので
当面はオークランドにいなければいけない状態です。

 

 

やはり人口が多い所には仕事がたくさんあるので、
仕事を見つけやすいという点では
オークランドはいいと思いますが…。

家賃がとにかく高いので、
オークランドを本拠地にして移住しようという人は
仕事にすぐに就ける当てがなければ
家賃のために貯金をしてから来る必要があります。

人生で初のマイカーをニュージーランドで購入

 

人生初のマイカーをついに購入しました。

NZ大好きというニュージーランドに住んでいる日本人向けのサイトで
個人売買のセクションで売られていた車を買いました。

2006年製造の、トヨタとダイハツが共同制作したSirionという小型車で
走行距離はわずか60000kmほど、値段は$4800という掘り出し物。

さらに私にとって重要なのは、その車がニュージーランド仕様であり、
2006年からずっとニュージーランドで運転されていて
比較的新しい車ながらも日本を走ったことがない車であること、
つまり放射能汚染がない中古車だったことです。

前のオーナーは日本人なので、
成田空港経由で帰ってきた家族を空港に迎えに行った際に
関東の放射能汚染をくっつけた預け荷物をトランクに載せたり
汚染された衣服を着ている家族がシートに座った可能性がありますが・・・。

エアフィルターの汚染がないのでそこは妥協して、
車内をくまなく水拭きして解決ということにしました。

なぜ水拭きか?というと、水は放射能を吸着するので
水拭きにより汚染をかなり除去できるからです。

チェルノブイリからの知見では水拭きにより
室内の汚染がかなり軽減できるとのことですし、
日本でも原子力災害現地対策本部「自動車除染マニュアル(第1版)」(平成23年12月28日)という
自動車整備工場等向けに策定・公表されたマニュアルに自動車の除染方法が書いてあり、
そこでも水拭きが基本となっているので有効なのでしょう。

ニュージーランドしか走っていないので外装は除染の必要なし、
内装のみの除染で構わないと判断しました。

購入翌日にはシートを拭き終えました。

ニュージーランドは日本からの中古車ばかりが売られていて
BMWなどのヨーロッパ車ですら日本からの中古車で絶望しかけましたが、
ニュージーランド仕様の、
日本で走ったことがない日本車を手に入れられて本当に幸運でした。

ニュージーランド最大の都市とはいえ、
オークランドは公共交通機関が発達していない車社会なので
車がないとバスが一時間に一本だったりするのでとても不便です。

車だと15分の距離も、バスだと大きく迂回するものを乗り継がねばならず
所要時間1時間半ということもザラ。

車を手に入れたので、やっとバスや人の運転に頼ることなく
オークランドの色んな場所に行けそうです。

カーフェアで味わった恐怖体験

 

Restricted Licenceを先日取得したので
早速車を買おうと意気込んで週末に出かけたところ、
とんでもないハズレの車を掴まされそうになったので
私のように車の知識が全くない人が気を付けるべき
注意事項を共有してみます。

また、被曝防御という観点から
ニュージーランドの中古車事情を観察してみました。

 

 

ニュージーランドでの車購入事情

一般的に日本では新車を購入するのが普通ですが、
ニュージーランドでは中古車を買う人が多いです。

ニュージーランドには自動車のメーカーがないので
新車でも中古車でも全て輸入です。

日本では10万km走ったら型落ちとされますが、
ニュージーランドでは10万kmなどはまだまだ低い走行距離の部類で、
「そろそろエンジンがあったまってきた」扱いでしょうか・・・。

走行距離20万kmの中古車も平気で売られています。

20万kmだとさすがにかなり安い値段にはなっていますが・・・。

また、購入先も日本だとトヨタなどのメーカーのカーディーラーに出向きますが、
こちらでは個人売買が大変盛んです。

知り合いや友人から安値で譲ってもらったり、カーフェアに出向いたり、
Trademeというサイトの「売ります」というセクションで探したり、
スーパーの掲示板の掲示板を見たりしてチェックします。

中古車のカーディーラーももちろんあるのですが、
日本の中古車カーディーラーと違って車の状態が信用できるかといえば
「?」です。

ですので、カーディーラーで良さそうな中古車を見つけても、
AAやVTNZなどで購入前の車体検査($100ほど)を自腹で行ってから
購入するのが常識です。

小さいカーディーラーで購入すると、
「購入後1年までは故障した場合の修理費は全額ディーラー持ち」
という保証をつけたはずが、いざ故障すると
「その故障原因は購入後に生じたものだから補償範囲ではない」
と反論してきて、解決に時間がかかったりします。

カーフェアでの恐怖体験

先週日曜に、レース開催日以外は毎週日曜日に開かれている
Ellerslie Carshowに行って来ました。

車に詳しいニュージーランド人の友人についてきてもらい、

・予算は$3000以下
・2000年以降製造のオートマ車
・大きすぎない車

の三点に絞って見てもらいました。

$5000以下の車のエリアをその友人と歩いて見て回ったのですが、
実家の牧場内で12歳から自動車を運転していたその友人の目利きは非常に鋭く
一瞥しただけでいい車か悪い車かを見定め、
彼の目に止まった車があって近寄って見てみると
ことごとくもう売れた後、という正確さでした。

彼が「この中で一番いい」と言ったのは
走行距離10万km以下の日産の2001年製造のPulsarという車で、
車体をチェックした後にした試乗運転でも問題がなく
最後に念のために受けたメカニックによるチェック($140)で
とんでもなく怖い事実を知らされました。

何とその車にはヘッドガスケットに問題があり、
乗るのは非常に危険で、絶対に買ってはいけない
とのこと。

すぐに修理が必要で、修理代は$1800なのだと・・・。

さらにメカニックのお兄さんに

「このカーフェアで売っている車はほとんどがこういう欠陥車ばっかりだよ。
こういう欠陥車はカーディーラーがTrade-inで手に入れたもので
もう壊れていると分かっているのに、儲けようとこうやって売ろうとするんだ。
ほとんどのsellerはよくこのショウの常連で、
ここで売られている車はたくさん人を殺していると思う」

と教えられ、その車を買わないことにしたというか、
もうそのカーショウ自体に二度と行かないことを決意しました

その車を元あった場所に運転して戻す時に
友人から「メカニックのレポートは見えない場所にしまっておきな。
鞄の中に入れた?ならいいけど」と確認され、
なぜだろう?と思っていたら即座に謎が解けました。

その車のオーナーから車を購入するか聞かれたので
友人が「ガスに問題があるから買わない」と答えると
「そのメカニックの名前は何だ?」と聞かれました。

友人は「知らないよ」と言って立ち去りましたが、
ふと歩きながら後ろを振り返ると
三人の男がその車のエンジン室を開け、
懸命に問題の箇所がどこか確認しようとしていて
本当に恐ろしかったです。

メカニックの名前なんか聞いてどうするんだ?
恫喝でもするのか?と・・・。

カーフェアで学んだこと

・$3000という予算は少なすぎるので、
問題を抱えているか走行距離が20万kmなどの車しか買えない。

・ニュージーランドで売られている中古車はほとんどが日本からのもので、
2011年以降に輸入されたものもかなりある。
しかし、日本のどこで登録されていたかは
Carjamというサイトで$40ほどのレポートを通じてしか分からないので、
放射能に汚染された中古車を避けるのは実質としてかなり難しい。

・ヨーロッパ車の中古車であっても日本からのもので
日本のどこで登録されたかは有料のレポートを取らない限り不明。

・2011年以前に輸入されたものも、探せばおそらくまだあるが
型が古すぎたり走行距離が長すぎたりすることがある。

・走行距離をごまかしている車も多いので、
Carjamなどのサイトで走行距離の確認を行う方が良い。($20)

今まで日本車が多いので放射能汚染が気になっていたものの
震災以前に輸入された車は手に入れられるだろうと思っていました。

しかし、おそらく関東近郊から入ってくる車の台数は多そうですし、
安い給料の身としては「この車は良さそう」と思うたびに
45ドルのレポートを頼むのはかなり腰が引けてしまいます・・・。

もちろん、健康には代えられませんが。

また、西日本からの車であっても東京港経由で入ってきたとすると
エアフィルターは大丈夫なものの、車体全体に付着する汚染も気になります。

かといって3万ドル以上する新車をポンと買える経済力もなく。

非常に悩ましいところです。

Restricted Licence実技試験当日



 

前回の記事の続きで、
Restricted Licenceの実技試験当日の様子をレポートします。

 

試験会場と日時の選定

私はインストラクターから毎週に時間レッスンを受けていたのですが、
インストラクターからVTNZ North Shoreの試験官は
審査基準が甘い人が多い、とアドバイスをもらったので
自宅から来るまで30分のその試験会場を選びました。

確かに、このサイトによると、2014-2015年とデータが少し古いですが
Restricted licenceの試験合格率は85%と一番高く、
二番手のVTNZ Franktonの73%を大きく引き離しています。

私の自宅はオークランド東部なので
毎週土曜はレッスンでノースショアに行き、
そのVTNZの3パターンある試験コースをひたすら運転して
運転技術を磨きつつ実際の試験で走る道に慣れるという試験対策をしていました。

また、試験の日と時間はインストラクターから
「道が混んでいない方がいいから、一番いいのは土曜の朝一番。
それが無理なら月曜と火曜の10時半から11時半の開始時間の枠がいい。
月曜と火曜なら月曜の方がいい」とアドバイスをもらっていたので
月曜日の11時15分にVTNZ North Shoreで試験の予約を入れました。

予約も支払いもオンラインでできますので、試験の申し込みはとても簡単です。

日時の予約は一週間前からしかできないので、
たとえば三週間先の予約を入れるというのはできません。

 

当日の試験までの流れ

試験当日は自分の車を持っていないので
そのインストラクターの車を$175で借りました。

いつもそのインストラクターの車で練習していたので
慣れてる車で試験を受けるためです。

$175という値段を見るととても高く感じますが、
自宅と試験会場間の往復送迎付きです。

試験会場と家が近ければ、
試験前に1時間の直前レッスンを受けられるそうですが
私は家から遠い試験会場を選んだので送迎のみが付いていました。

ただ、自宅から試験会場までの30分ほどの運転を
変わりにさせてくれましたので
その日初めての運転が試験、ということもなく良かったです。

VTNZには10時45分に到着し、
カウンターに行って受験のための申請フォームと
Learner Licenceを提出します。

このフォームはオンラインで予約した際に送られてくる
自動メールからダウンロードしたもので、
先に記入しておいた方が時間の節約になるので先に記入していました。

Learner Licenceとフォームを提出して係の人の処理が終わると
視力検査と写真撮影が合わせて5分くらい行われます。

これらが終わった時点でまだ11時だったので
オフィス内の椅子にインストラクターと座り、
自分の試験官が来て名前が呼ばれるまでそこで待ちます。

試験官に呼ばれてからは自分の連絡先などをタブレットに入力し、
インストラクターも試験中同乗するので彼女の連絡先を同じく入力し、
試験に使う車へ向かいました。

それからは以下の項目の確認が行われました。

・その車の車検
・ウインカーが前後左右ともきちんと点くか
・車内の除湿機のスイッチの場所
・ハンドブレーキの位置

車両の状態が試験に問題ないと確認が終わったら
試験開始です。

・・・が、私は極度の緊張のため
「ライトを点けてください」と頼まれてもそれがウインカーと分からず
「えっ?夜間に走ったことがないからライトの位置が分からない・・・」とパニックになり、
分からなかったので自分が唯一分かるライト=ウインカーをつけてみたところ
それが正解だったようで事なきを得ました。

さらにテンパって運転席側のドアのどこかを触ってしまい
助手席のドアがロックされてしまって
試験官が「ドアが開かない!?」と戸惑ったり

(事態を察したインストラクターがすばやく解錠して解決)
試験開始前から散々でした。

試験開始

試験官が車に乗り込むと
「行く方向は『右に曲がってください』など指示を与えます」などの説明があり
そこまでは良かったのですが、
「その際に「『対抗車両に注意』など、
曲がる時にはその道路にある危険物を述べてください」
と説明があり、「そんなの知らない!」と私はより一層パニックになり
そんな状態で試験が始まりました。

さらに試験が始まってみると、3パターンのどれでもない、
いつも練習していたのと全く違う道に行くよう言われたのと
「どういうことだろう・・・」と運転しながらも困惑していると
同じ道に二度行かなければならなかったりして
「これは一体?」とひたすら混乱していました。

緊張のあまり、試験では

路上駐車している車との車間距離が少し小さすぎたり、
縦列駐車では今迄で一番の不出来で路肩から遠すぎたり、
50km制限の道で2秒ほど55kmを出してしまったり、
サイクリスト用の場所を少し横切ってしまったり、
左右に曲がる時に速度を十分落とさなかったため対向車線に少し入ったり

厳しい試験官であればミスとみなして落とすような、
緩い試験官であればミスと数えられないような
グレーな運転をしてしまいました。

55kmを出してしまった時、後部座席に座っていたインストラクターは
「『何やってるの!』って運転席を後ろから蹴りたかったわ!」
思っていたそうです(苦笑)

運転試験の時間は45分で、基本的に45分間運転し続けるのですが
45分間ずっと緊張で喉がカラカラで、またとても長く感じられて
運転中たまに速度計の下の時計を見ては
「あと25分・・・」「あと15分もある」
「もう落ちたのかな、今のところは大丈夫だからまだ運転してるのかも、
でもすでに落ちてても一応最後まで運転するのかな」などと気にしていました。

ミスが許されるのは二回までなので、
「もう二回ミスしたのか?」とも考えていました。

試験終了

試験終了で出発地点に戻ってきてからは、
試験官から自分の運転のフィードバックを聞きます。

「ここの曲がり角で対向車線に少し入ってしまったのは良くなかった」
「サイクリスト用の場所を横切ったのは、誰もいなかったから大丈夫だったけど
もっと早くハンドルを切る必要がある」

というフィードバックを受けました。

「落ちたのか・・・?」とほぼ息を止めた状態で張り詰めて聞いていると
「でもその二点以外は全体的によかったから、合格です!おめでとう」
言われ、上半身が崩れ落ちそうになりました。

合格すると試験官に仮のRestricted Licenceを渡されるので
それを受け取ります。

Learner Licenceは試験官がオフィスに持っていきます。

受験者はオフィスに行く必要がなく、これで帰っていい状態です。

新しく発行されるRestricted Licenceは
三週間以内に郵送で届くそうです。

試験終了後にインストラクターが話すところによれば、
試験官は私がすでにRestricted Licenceを持っていて
Full Licenceの運転試験を受けると思ったのではないかということでした。

なんと、私が運転したその見知らぬ道はFull Licenceの試験コースだったのだそうです。

さらに、道路にある危険物を述べるのもFull Licenceの試験内容だそうで、
「きっと彼は口には出さなかったけど、
途中でRestrictedの試験だと気づいたんでしょう。
だから彼はこの試験でNiceだったのかも」と。

どういう意味?と聞くと、何とその試験官はいつもとても厳しく、
かなりの受験者を落としているそうです。

だからオフィスで彼が私の審査官として登場した時に
インストラクターは「あっ・・・落ちる・・・」と思ったのだとか(笑)

本当に運に助けられて取れたとしか言えないような試験でした。

34歳にして人生初運転免許をニュージーランドで取得

 

今日は会社を有給で休み、
ついに一人で車を運転できるRestricted Lisenceを取りました。

ニュージーランドの自動車運手免許証には3種類あります。

 

・Learner License

New Zealand Transport Agency(NZTA)指定の
Driver licensing agentsに設置されているパソコン上で
Theory Testを受けて、合格すれば発行されます。

問題は選択式で、35問中32問以上正解すれば合格です。

パソコンの設置場所は職員が応対している
カウンターの近くに置かれているので、
結構周りがざわざわしている音が聞こえる状態での受験です。

この免許では一人では車を運転できず、
常に助手席に2年以上のFull License保持者が
座っていなければなりません。

 

・Restricted License

25歳以上はLearner License
45分間の実技運転試験の受験資格を得られます。

この実技試験に合格すると、一人で運転できるようになる
Restricted Licenseが発行されます。

ただし、Restricted=「制限された」という意味なだけあり
自分の配偶者と子供以外は自分が運転する車に乗せられません。

また、一人で運転できる時間帯は5時から22時まで、
それ以外の時間帯に2年以上のはFull License保持者に
助手席に座ってもらう必要があります。

 

・Full License

15分の運転実技試験に合格すれば発行されます。

ただし、Full Licenseの運転試験の受験資格として
25歳以上は半年以上Restricted Licenseを
保持していなければなりません。

Learner/Restricted Licenseのような制限はなし。

私は2014年5月にニュージーランドに来てから
半年後にLearner Licenseを取りました
(パスポート以外のIDが欲しかったため)。

Restricted/Full Licenseを取りたいと考えていたのですが、
レッスン代が大体1時間当たり$60と高額で
フルタイムの仕事を初めてからしばらくして貯金ができるまで
なかなかレッスンを受けられませんでした。

こちらでは日本のような敷地を持っている自動車学校はなく、
基本的に皆両親や友達から実際の道路で運転を習います。

私のような移民は
家族でもないのに気軽に車を貸してくれる人はなかなかいないので
インストラクターからレッスンを受けることが多いです。

今年の三月下旬からようやくレッスンを受け始め、
結局合計で30レッスン受講して
何とかRestricted Licenseの実技試験に今日合格しました。

20レッスンをパックでオファーしているインストラクターから
レッスンを受けたので1レッスン$45でした。

私がレッスンを受けたインストラクターはクロアチア人の夫婦で
内戦が理由でニュージーランドに移民してきた話などを聞けて
かなり面白かったです。

運転試験当日の話は次回の記事で。

海外で「放射脳」をしていて変化したこと

 

日本を出てからというものの、
日本の放射能情報をすっかり追わなくなってしまいました。

それは被曝を気にしなくなったのではなく、
海外に出たために日本の物品や食品を避けるのが容易になり、
日本産・日本製のものを全て避ければ防御が済んでしまうので、
日本に住んでいた時のように
「日本国内のどの地域で作られてあの地域で加工されていて
その地域経由で搬送されているこの商品/食品が安全」
というレベルまで考える必要がなくなり情報を追う必要がなくなったということです。

それにしても、この6年間ほどで、日本という国に心底愛想が尽きてしまいました。

多くの健康被害を出したチェルノブイリ事故の教訓がありながら、
それを遥かに上回る放射能汚染について政府は「安全だ」としか言わず
多数派の国民はそれを疑わず、
「危険ではないのか?」と疑問を抱く人が非科学的だと非難され、
人類史上最悪の原発事故から漏れたとてつもない量の放射性物質を
気にするか気にしないかはその人次第
という
愚かとしか言いようがない状況にはほとほと嫌気が差しました。

もちろん、それに抗っている良心的な日本人が少数はとはいえちゃんといて、
奮闘しているのは知っています。

他人の価値を尊重することは重要ですし、
私は放射能を気にしない人に特に何も言わないので
自分の行動は結果として気にしない人の価値を尊重しているように見えます。

しかし実際は、
「これだけの年月が経っても危険性に気づかないのならば
それはもう気づこうとしていないのであって、
それなら好きなように生きて被曝を重ねて健康を損なっても、
最悪の場合は死んでも、
本人に影響はなくても遺伝子が傷ついて
将来の自分の子供に疾患や障害を与えるとしても、
それがこの人の幸せなんだろう」

例外なく考えているだけであったりします。

放射能を気にしない価値観を尊重しているというよりは、
ただ突き放している、見限っているだけという感じです。

もちろん、私も放射線については素人ですし
畑違いの分野で学んだ資料批判の方法を専門外の分野に適用しただけで、
また震災後の自分に生じた身体的症状から仮説を立てているのみで
放射能を気にしない人の考え、価値観全てを愚かと言っている訳ではありません。

私には放射能を気にしない日本人でありながらも、
尊敬できる良い仲間と言える人達がたくさんいます。

ただ、「この人は低くない確率でそのうち病気になるのだろうな。
惜しいことだ」と思ってしまうことは否めません。

今はニュージーランドで数年のうちに永住権が取れそうなので、
永住権を取得後所定の年数を満たした後は
日本国籍を放棄し、ニュージーランド国籍を取得する予定です。

将来もし自分に子供が生まれても、
その子供に日本の地を踏ませることも、
日本産食品を食べさせることも私が死ぬまでにはあり得ません。

今持っている、有効期限が2022年の日本のパスポートの表紙に
いつの日か”VOID”と穴が開けられて、
それを自分の新しいニュージーランドのパスポートと並べて眺めている自分を
何度思い描いたことか。

日本との縁を完全に絶つという夢を実現させるその日まで
私は走り続けます。

ニュージーランド技能移民カテゴリーのポリシー変更

 

今回は技能移民カテゴリー
(Skilled Migrant Category、SMC)の変更と
ニュージーランド国内の反応を紹介してみます。

ワークビザ変更についてはこちらの記事をどうぞ。

今年の8月14日以降はポリシー変更により、
年収が$49000以上でなければ
低スキルの仕事とみなされWork Visaは取れるものの
永住権に繋がらなくなってしまいます。

 

 

このポリシー変更を受けて、
大打撃を被るのはホスピタリティー業界。

ニュージーランドのホスピタリティー業界は
多くが移民労働者かつ年収$49000以下なので、
この変更以降その業界の人達は永住権を取れなくなってしまうのですね。

永住権に結びつかないのに働きたい外国人が
どれくらいいるかというと、やはり少ないのではないでしょうか。

現在のポイントシステムではオークランド地域外だと
永住権申請の際に30ポイントのボーナスポイントが付与されます。

なので、オークランドのホスピタリティー業界で
永住権を目指している人達はオークランド地域外に
どんどん転職をしています。

おそらく、職歴の長さでまだポイントが若干足りない人達が
そうして30ポイントを手に入れ、
8月14日までに永住権を申請してしまおうという動きです。

変更が発表されたのは4月ですが、
オークランドシティーのMt. Edenというサバーブにある
パン屋の従業員25人中5人がポリシー変更の発表以降転職してしまい、
営業時間を短縮しなければいけなくなったという
記事がNew Zealand Heraldという新聞に今朝掲載されていました。

また、タイ料理屋のオーナーが
「本場のタイ料理を作れるニュージーランド人がいないから
タイ人シェフをWork Visaを出して雇っている。
うちの店は$49000もシェフに給料を出せないので、
提供している料理の価格を二倍にしないと対応できない。
しかし、価格を二倍にしたらお客さんが来なくなる。
ニュージーランド人の雇用を守るためのポリシー変更というなら、
本場のタイ料理を作れるニュージーランド人を連れてきてみろ」

と怒っている記事も先日掲載されていました。

Change.orgでは
「政府はホスピタリティー業界で働く移民の貢献を認めて
ポリシー変更を撤回せよ!」というキャンペーンもあります
(現在5000筆以上の署名が集まっています)。

外国人を雇ってワークビザを出すなら
$49000以上出さないと永住権に結びつかないから
外国人が来てくれない。

かといって、$49000以上を従業員に支払えるだけの
財政的余裕はない。

しかし、商品に人件費を吸収させると
価格が倍になるので商品が売れなくなる。

ビザを出さないならば外国人は雇えない、
かといってニュージーランド人は
ホスピタリティー業界の仕事をやりたがらず
ニュージーランド人は求人に応募してこないので、
人手が絶対的に不足するのは明らか。

…という訳で、ポリシー変更前の現時点で
ホスピタリティー業界はその影響があまりに大きいので
頭を悩ませています。

 

 

「ニュージーランド人を優先的に雇用せよ!
(New Zealander first!)」

とニュージーランド人は訴えていますが、
実際はニュージーランド人がやりたがらない仕事を
外国人がしているだけなので
全ての業界でこういう画一的な締め付けをすれば
移民局が考えている結果は得られないのではと思います。

国が発展すると、その国民は
低技能かつ低賃金の肉体労働を敬遠するようになるので
その仕事をその国に移住したい外国人がするようになり
需要と供給が成り立っているので…。

それに、基本的に外国人には言葉とビザの壁があるので
母国よりも2ランクほど下の仕事に就く傾向があります。

“Afghanistan professor, American taxi driver”
というやつですね。

私はオーストラリアの倉庫で
単純労働を法定最低時給以下でしていましたが、
私は日本で博士課程まで行った学歴がありますし、
南米出身の同僚も修士号持ちなんかがゴロゴロいました。

外国に住んだことがない官僚は
こういう事情が分からないのでしょう。

母国に住んでいる国民は、案外母国のことを知らないものです。

さて、SMCポリシー変更についての移民局本体のページはこちら
Q&Aが載せられているので
目ぼしい項目を以下に一部翻訳してみましたのでご参考までに。

 

 

Q: SMCの変更はどのようなものか?

A: 技能構成を改善し、ニュージーランドに最も経済的利益をもたらす移民を
  もたらすよう万全を尽くすために変更は行われます。
  この変更はポリシーの多くの側面に影響を与え、
  それは以下を含みます:

– 「技能雇用」と「職務経験」が審査され、ポイントが与えられる方法
– 資格と年齢へのポイント付与
– いくつかの要素に対するポイントが除かれます

 

 

Q: ポイント付与の詳細はいつ分かりますか?

A: 6月下旬か7月上旬の予定

 

 

Q: この変更により、SMCでの
  永住権を得る移民の数は減るようにデザインされていますか?

A: 低賃金で雇用されている人々には影響がある一方で、
 この変更は技能雇用の定義を拡大し、
 人によってはニュージーランドにおける雇用で
 以前はポイントを得られなかった人々に対して
 永住権を与えるものです。
 職種がオーストラリアとニュージーランドの職種標準分類(ANZSCO)の
 技能レベル1,2,3に載っていないために
 ポイントを得られなかった、
 年収$73299以上の人はポイントを得られるようになります。

 

 

Q: この変更により、特定のタイプの申請者には利益がありますか?

A: この変更は、技能職での職務経験、30-39歳の技能レベルをより認め、
  高い年収のレベルによりフォーカスを当てるものです。

 

 

Q: 何が各ポリシーの領域での特定の変更なのですか?

A:
・技能職雇用

– ニュージーランドでの 技能職雇用のオファーと
現在の技能職での雇用に同じポイントが付与されます。
– 技能職での雇用の定義に報酬の閾値を設けます。
– ANZSCO技能レベル1,2,3の技能職の申請者は、
 年収が$48859(時給$23.49)ならばポイントを獲得できます。
– ANZSCO技能レベル1,2,3の技能職でない申請者は、
年収が$73299(時給$35.24)ならばポイントを獲得できます。
– 年収が$97718(時給$46.98)以上の申請者は
ボーナスポイントを獲得できます。
– 報酬の閾値はニュージーランドの収入データに基づき
毎年更新されます。

・職務経験
– 職務経験に対して、より多いポイントが付与されます。
– ANZSCO技能レベル1,2,3の技能職の職種での
 職務経験にはポイントが付与されます。
– ポイントはANZSCO技能レベル1,2,3の技能職の職種での
 技能職としての職務経験が与えられます。
– ニュージーランドでの、12ヶ月以上の技能職での職務経験に
 ポイントが与えられます。
 2年あるいはそれ以上の職務経験に追加のポイントは与えられません。

・資格、年齢、配偶者の資格
– レベル9、10以上(修士学位、博士学位)の資格への
ポイントが多くなりす。
– 30-39歳の申請者へのポイントがより多くなります。
– 配偶者の資格へは、学士あるいはそれ以上(レベル9以上)に限り
 ポイントが与えられます。

 

 

Q: どの要素にポイントが与えられなくなるのですか?

A:
– 絶対的に技能が不足している領域での資格
– 将来において発展が予想される領域での技能職、職務経験、資格
– ニュージーランドでの親族のサポート

 

 

Q: 健康、人格、英語の要件への変更はありますか?

A: ありません。

 

 

Q: 年収の条件には、地域により差がありますか?

A: ありません。

 

 

Q: SMCにおいてレベル9と10以上の資格には
 より多くのポイントが付与されるとのことですが、
 レベル9以下の資格へのポイント付与は減るのですか?

A: 減りません。

 

 

Q: すでにSMCでの申請をしたのですが、
 まだ審査が終わっていません。
 もし8月14日までに審査が終了しない場合、
 私の申請はどうなるのでしょうか?

A: 申請が8月14日までに提出されたのなら、
 引き続き現在のポリシーに基づいて審査が行われます。

 

 

Q: SMCでのEOIでプールから選ばれましたが、
 まだ申請への招待をされていません。
 もし8月14日以前に申請への招待を受け取ったものの、
 SMCの永住権申請を8月14日までに行わなかった場合、
 現在の技能申請移民カテゴリーのポリシーにて審査されますか? 

A: ポリシー変更以前にSMCのプールからの選抜に基づき
 申請への招待が発行されたのであれば、
 どちらの申請が8月14日以前に提出されたかに関わらず
 その申請はEOIが選ばれた時点に適用されている
 SMC下で審査されます。
 その申請は4ヶ月以内を期限に行われなければなりません。

 

 

Q: もし自分が8月14日以前にEOIのプールから選ばれたが、
 プールに戻された場合は自分のEOIはどうなりますか?

A: もしあなたのEOIがプールから選ばれたけれども
 あなたのEOIが申請への招待の要件を満たしておらず
 プールに戻された場合は、
 無料であなたのEOIを新しいEOIフォーム上で編集して
 再提出できます。
 この新しいフォームは新たな要件を反映するものです。
 しかし、もしこの変更の結果として100ポイントを得られなくなったとしたら、
 あなたのEOIはプールに受け入れられなくなります。

 

 

Q: このSMCの変更の詳細はいつ公表されますか?
A: 2017年6月を予定しています。

ダニーデン二泊三日の弾丸旅行

 

ニュージーランド南島にある都市、ダニーデンに2泊3日で出かけてきました。

 

 

一日目

16時前にオークランドからダニーデンに到着。

ダニーデン空港から市内までの空港バスは何と運行していないので、
何社かあるシャトルバス会社の中から選んだ

Kiwi Shuttleという会社のシャトルバス($20)に乗って
宿泊場所へと向かいました。

宿泊先はホテルやモーテルではなくAirbnbから選んだ、
住宅街のど真ん中にある小さな一軒家でした。

ホストはペットの猫と一緒に暮らしている40代くらいの女性。

家の中はとても暖かく、装飾も可愛いおうちで、
一泊$40ほどでした。

 

ホスト宅から市中心部まではバスの距離だったのですが、
私はうっかり現金を忘れてしまい、
しかも一番近いATMは2.5km先だったので
現地に住んでいる友達の車に送迎をお願いすることに・・・。

いつも私は買い物をEftposカード決済で済ませ、
バスもオークランドではAT Cardという
Pitapaのようなカードを使って払っているので
現金を使わない生活を送っていることを痛感しました。

2泊なのでさして多くもない7kgの荷物を荷解きし、
しばらくゆっくりしていると友達の車が到着したので
再会を喜びつつ市中心部へ。

一日目は市内に到着したのが18時頃だったため
夕食を友達と一緒に食べ、ホスト宅まで送ってもらって解散。

二日目

翌日は朝9時に友達に車で迎えに来てもらい、
世界一急な坂・ボールドウィンストリートに
車で登ってきました(笑)

坂の一番上には中国人の団体観光客がいて
写真を撮っていました。

 

自分達の写真撮影を自撮りで済ませ、
車で坂を下りノックス教会へ。

 

こじんまりとした教会で、5分ほどで見学終了。

内部の装飾が割と豪華だったので英国国教会所属かと思いきや
長老派だったので驚きつつ、次はオルベストン邸へ。

オルベストン邸は裕福なイギリスの貿易商が
1906-1966年にその家族と住んだ豪邸です。

入館料はツアー付きで$20で、
邸宅自体は小さいので入館はせず
無料で開放されている庭園とお土産屋のみ見学しました。

オルベストン邸の後はオタゴ大学へ。

半年ほど前にTVでオタゴ大学のCMが繰り返し流れていて
美しい歴史的建造物の校舎が映し出されていたので
楽しみにしていました。

でも、実際にはCMで映し出されていた一つの校舎だけが
歴史的な美しい建築で、しかも私が訪れた時は改修中。

それでも中には入れたので入って少しうろうろしてみましたが、
中には事務室しかなく特に何も見るべきものはなし…。

がっかりしながらオタゴ美術館へ。

オタゴ美術館は自然史博物館で、入場料は無料です。

 

オタゴ半島の歴史を学べる展示物が盛り沢山でした。

ヨーロッパからの移民の入植当時には
クジラの歯や油を取る捕鯨産業が
ダニーデンの主要産業であったことを知れて面白かったです。

クジラの歯で作られたクジラの彫刻

 

次はEmersonというビール工場の見学へ。

私はお酒を飲まないのですが、
工場見学には興味があるで一度見てみたかったのと
友人はお酒が大好きなので(笑)

飛び込みで$29でツアーの予約をしましたが、
私と友人の二人しかツアー客はいませんでした。

ビール工場見学中に、
ガイドさんから日本のキリンが親会社だと聞いて驚きました。

日本のマーケット開拓を狙っているのだそうです。

製造は100%ダニーデンで、
日本からの原材料は仕入れていないようなので
安心しました。

見学終了時にビールの試飲をさせてもらえます。

 

この試飲ボックスは見学終了時に渡してもらえて、
それを備え付けのバーに持って行って飲めますので
急いで飲まないといけないというのがなくてよかったです。

という訳で併設されているバーで食べ物を注文して、
そこでランチに。

私は下戸なので少し飲んだら気持ち悪くなってダウンしましたが
友人は私も分も飲んでくれて喜んでくれたので良かったです(笑)

その次は友人おすすめのOp Shop(古着屋)二件へ。

可愛い冬物のニットとカラーパンツ、
鞄を安い値段で買えて満足しました。

その時点で17時を回っていて、
気が付けば朝9時から一日中観光して疲れていたので
タイ料理屋で持ち帰りの料理を注文して
ホスト宅に帰ってくつろぎながら食べて、
シャワーを浴びてすぐ寝ました。

三日目

朝9時にホスト宅からチェックアウトした後は
バスで市中心部の友人宅へ。

バス停でバスを待っていると
地元のお爺さんが気さくに話しかけてきて
オークランドより人との距離が近い気がしました。

友人宅は市中心部という便利な立地の上に
元ホテルをアパートにしたという豪華な作りで、
部屋も広いのにオークランドよりはるかに安い家賃だったので
オークランドからいつかは引っ越そうという決意が
ますます固くなりました。

この日は友人に用事があり忙しかったので
基本的に徒歩での一人観光でした。

まずはFirst Church of Otagoへ。

ダニーデンに最初に建てられた教会です。

残念ながら改修中で中に入れず、
Heritage Roomという部屋が見学者用に設けられていましたが
そこの開室時間が10時からで、
その部屋も小さくてあまり大した展示物はなさそうだったのと、
私が着いたのが9時50分だったので
外から教会を眺めて写真を撮っただけで去りました。

 

 

次はSt. Paul’s Cathedralへ。

とても大きな教会で、元神学研究科としては色々と興味深く、
1時間弱いたかもしれません。

 

オルガンが印象的な所でした。

 

そしていよいよ、この旅で一番の目当てだった
Otago Settlers Museumへ。

 

 

この博物館はダニーデンへの移民に焦点を当てたものです。

何年代にどこの国から移民がたくさん来たか、
どうして特定の時期に移民が押し寄せたか、
入植当時の移民が住んでいた家の復元セットなどが
展示されています。

ダニーデンにはスコットランドからの移民が多いのですが、
特にハイランドという地方からの移民が多いそうです。

町中にも一件スコティッシュショップがあり、
今でもスコットランド移民の息遣いを感じました。

景気が悪化し住民の飲酒と薬物の問題が深刻になった時代に
プロテスタントの教派は禁酒運動を支援したけれども
カトリック教会は支援しなかったという展示は
なるほどと特に興味深かったです。

お酒を醸造していたのも、酒屋を営んでいたのも
主にカトリックを信仰していたアイルランド移民であったため、
カトリック教会が禁酒運動を支援すると
信徒の食い扶持を奪ってしまうことになりますし、
信徒からの反発も免れませんからね…。

やはりアイルランドにはDrinking Cultureがあるのだなと
私の配偶者のアイルランド人を思い描きながら
その展示を眺めていました(笑)

12時半に博物館見学を中断して、
予約していたCudburyのチョコレート工場見学ツアーへ。

食品衛生が厳しいようで工場内部には入れず、試食は一回のみで、
主に見学用の部屋を回って
スーパーでも買える既製品を手渡してもらうというものだったので
一回行けばもういいかな…という感じでした。

Bookmeというサイトで正規料金より少し安い$23で参加したし、
もらった商品をスーパーで買うと15ドル程という感じでしょうか。

このチョコレート工場は大赤字で
来年の三月に閉鎖されるそうなので、
それならと参加を申し込んだツアーでした。

ツアー自体は個人的にはいまいちでしたが、
ツアーが始まるまでの待ち時間に
Cudburyの歴史を簡単に紹介している大きなコーナーがあり
そこでCudbury社の面白い歴史を学べたのは良かったです。

 

Cadbury社の創業者一族はクエーカー教徒だったので
戦争反対であったこと、
兵隊に召集された従業員のポジションを
そのまま空けておいたこと、
亡くなった従業員の妻と障害を負って帰還した従業員に
年金を払い続けたことなどは全く知らなかったので
「従業員を大切にする、何ていい会社だろう」と感動しました。

 

 

ツアー後はその辺のカフェで軽く昼食を取り、
再びOtago Settler Museumへ向かい
ツアー前に見切れなかった展示を見ました。

 

16時15分~30分にダニーデン駅で
空港へ向かうシャトルバスに拾ってもらう予定だったので、
16時に博物館から歩いて5分ほどのダニーデン駅へ。


 

世界中で最も美しい駅12選に入っているだけあって
美しい駅でした。

外観と待合室、ホームを見学していると
シャトルバスが来たので乗り込み、空港へ。

2泊3日という短い期間の中でかなり詰め込んだ日程でしたが
行ったことがない街に行くのはいつも本当に楽しいです。

オークランドは不動産バブルで家賃が高く
キリがいい所で引っ越したいなと思っているので
旅行がてら次に住むかもしれない街を下見しています。

ダニーデンは町が小さすぎず住みやすそうでしたが、
やはり人口がそう多くないため
(とはいってもニュージーランドで五番目ですが、
何しろこの国の人口は少ないので…)
仕事がなかなかないとのことでした。

そのため、若者はオーストラリアやオークランドへ
働きに行ってしまうのだとか。

また、友人と街にいると友人の友人や知り合いに頻繁に出会ったので
数人辿ればほとんどの人が知り合いや親戚に当たるようなので、
友人も作りやすそうなので良さそうだと思いました。

やはり小さい町に住むとなるとなかなか仕事がないのがネックですが、
仕事さえ見つかれば不動産価格はオークランドに比べて安いし、
快適に暮らせそうな気がします。

ニュージーランドワークビザポリシーの変更

 

ニュージーランドのワークビザ取得は比較的簡単だったのですが、
本日移民局から発表があり、ハードルが上がってしまいました。

移民局本体のHPも見てみましたが、
まだこの変更について何も記載がされていないようなので
一番詳しいNew Zealand Heraldの記事内容をシェアします。

記事には移民政策が選挙の争点であること等が書かれていますが、
それはともかく肝心の変更点を抜き出してまとめてみます。

 

1 年収49000NZD以上の職に就いていない移民は
  高技能労働者と認めない
  (49000NZDはニュージーランドの平均年収)

2 年収が49000NZD以下の低技能労働者は
  その職を永住権申請の際にポイントとして数えられなくなる。

3 平均年収の49000NZDより1.5倍高い年収の
  73299NZDの職に就いている、
  技能職とは現在みなされていないが高収入の移民は
  高技能職と今後みなされる。
  年収73299NZD以上の移民は自動的に高技能とみなされる。

4 永住権申請者は技能職でないとみなされる職でも
  ポイントとして数え、永住権を申請できる。
  ただし、上記の収入要件を満たしていなければならない。

5 低技能職かつ低収入のEssential Skills visa保持者には
  新たに最大3年のビザが与えられる。
  その後、ワークビザ更新前に最低限の休止期間が適用される。

6 ワークビザ保持者の配偶者とその子供への要件の厳格化。
  現在、配偶者はワークビザ、また子供はビジタービザで
  ニュージーランドの学校に地元の生徒として出席できている。
  この変更により、配偶者と子供はビジター扱いとなり、
  自分自身で要件を満たした場合のみワークビザを取得できる。
 
7 季節労働のビザの期間は現在のように一律12ヶ月ではなく
  繁忙期の需要と合った長さにするよう万全を尽くす。

 

 

移民局の担当者によれば、
これらの変更点により移民の質が高まり
バランスが取れるのだそうですが、
どうなるのでしょうかね…。

 

 

【各項目について】

1 年収49000NZD以上の職に就いていない移民は
  高技能労働者と認めない
  (49000NZDはニュージーランドの平均年収)

2 年収が49000NZD以下の低技能労働者は
  その職を永住権申請の際にポイントとして数えられなくなる。

3 平均年収の49000NZDより1.5倍高い年収の
  73299NZDの職に就いている、
  技能職とは現在みなされていないが高収入の移民は
  高技能職と今後みなされる。
  年収73299NZD以上の移民は自動的に高技能とみなされる。

4 永住権申請者は技能職でないとみなされる職でも
  ポイントとして数え、永住権を申請できる。
  ただし、上記の収入要件を満たしていなければならない。

アジア系の移民は同じくアジア系の会社で働いていることが多く、
そして大多数のアジア系の会社はお給料が低いので
アジア系移民にとってはかなりハードルが上がりそうです。

年収49000NZDは時給に直すと
49000NZD÷52週÷40時間=23.55NZDです。

ただ、職種によっては週の労働時間が50時間だったりするので
時給換算にはバラつきがあると思います。

例えば私の彼の仕事は大工ですが、
契約書で決められている週あたりの労働時間は
1日10時間×週5日の50時間なので、
49000NZD÷52週÷50時間=18.84NZDとなります。

5 低技能職かつ低収入のEssential Skills visa保持者には
  新たに最大3年のビザが与えられる。
  その後、ワークビザ更新前に最低限の休止期間が適用される。

何年のワークビザが出るかは移民局のさじ加減なのですが、
自分の周りを見ていると低技能の仕事だと1年、
高技能の仕事だと2-3年のワークビザが出ているようです。

それが、低技能でも最大3年のビザが出るようになると。

ただ、連続でのワークビザ更新は不可能で
休止期間を間に挟まないといけなくなるそうで、
それがどれほどの長さなのかによって
状況がかなり違ってくると思います。

休止期間が一か月など短期であれば
お隣のオーストラリアに格安航空券で飛んで旅行をしたり
東南アジア旅行などで楽しめます。

しかし、半年や一年、それ以上となると
いったん母国に戻らないといけないでしょうし、
その度に母国への航空券を買わないといけないとなると
経済的な負担が大きいです…。

母国に戻ってしばらくそちらで働き
休止期間が終わったらまた戻ってくるようにする、
などでしょうか。

6 ワークビザ保持者の配偶者とその子供への要件の厳格化。
  現在、配偶者はワークビザ、また子供はビジタービザで
  ニュージーランドの学校に地元の生徒として出席できている。
  この変更により、配偶者と子供はビジター扱いとなり、
  自分自身で要件を満たした場合のみワークビザを取得できる。

 
これは個人的にはかなり厳しい変更です。

私はワークビザ保持者の彼の配偶者として
2020年2月まで有効な3年のワークビザを先月取りました。

以前のワークビザの有効期限が3月中旬だったので
たまたまそれ以前に申請を行いましたが、
もしその有効期限が5月や6月などで
ワークビザの申請を本日以降に行っていたとしたら
ビジタービザしか取れず、
働ける権利をいきなり失うところでした…。

7 季節労働のビザの期間は現在のように一律12ヶ月ではなく
  繁忙期の需要と合った長さにするよう万全を尽くす。

季節労働者のビザの有効期間が縮まりそうですね。

シーズンにしかビザを出さないという感じになりそうです。

よほどお給料が良いというのでなければ、
1年未満の仕事のために外国まで来たい人がどれほどいるか
個人的には疑問です。

この変更により、あと3年以内に彼が永住権を取れなければ
私は物価の高いこの国で働ける権利を失ってしまいます。

あるいは、この国で技能職とみなされている秘書として
今までのところ1年半の職歴を積んだので、
引き続き秘書として1年半働いて合計3年の職歴を積み
ワークビザを申請できる要件を満たし
49000NZD以上の年収をオファーしてくれる
ビザのスポンサーを探して、スポンサーしてもらうか。

配偶者にも技能が要求されるようになるとは…。

しかし、道は狭くなったけれども、まだ閉ざされてはいません。