プロフィール


菊川美代子

2012年3月に同志社大学大学院博士課程単位取得退学、2012年5月にオーストラリアへワーホリビザで渡航。
オーストラリアで2年間のワーホリ、NZで1年のワーホリを経て、現在はパートナービザ(Work Visa Based on Partnership)にてNZに滞在しています。
オーストラリアで出会ったアイリッシュのパートナーと永住権目指して奮闘中。
私のオーストラリアワーホリ体験談はこちら

→詳しいプロフィール

ご連絡はmiyoko.kikukawa★gmail.comまでどうぞ。(★を@に変えてください)

ニュージーランドワークビザポリシーの変更

 

ニュージーランドのワークビザ取得は比較的簡単だったのですが、
本日移民局から発表があり、ハードルが上がってしまいました。

移民局本体のHPも見てみましたが、
まだこの変更について何も記載がされていないようなので
一番詳しいNew Zealand Heraldの記事内容をシェアします。

記事には移民政策が選挙の争点であること等が書かれていますが、
それはともかく肝心の変更点を抜き出してまとめてみます。

 

1 年収49000NZD以上の職に就いていない移民は
  高技能労働者と認めない
  (49000NZDはニュージーランドの平均年収)

2 年収が49000NZD以下の低技能労働者は
  その職を永住権申請の際にポイントとして数えられなくなる。

3 平均年収の49000NZDより1.5倍高い年収の
  73299NZDの職に就いている、
  技能職とは現在みなされていないが高収入の移民は
  高技能職と今後みなされる。
  年収73299NZD以上の移民は自動的に高技能とみなされる。

4 永住権申請者は技能職でないとみなされる職でも
  ポイントとして数え、永住権を申請できる。
  ただし、上記の収入要件を満たしていなければならない。

5 低技能職かつ低収入のEssential Skills visa保持者には
  新たに最大3年のビザが与えられる。
  その後、ワークビザ更新前に最低限の休止期間が適用される。

6 ワークビザ保持者の配偶者とその子供への要件の厳格化。
  現在、配偶者はワークビザ、また子供はビジタービザで
  ニュージーランドの学校に地元の生徒として出席できている。
  この変更により、配偶者と子供はビジター扱いとなり、
  自分自身で要件を満たした場合のみワークビザを取得できる。
 
7 季節労働のビザの期間は現在のように一律12ヶ月ではなく
  繁忙期の需要と合った長さにするよう万全を尽くす。

 

 

移民局の担当者によれば、
これらの変更点により移民の質が高まり
バランスが取れるのだそうですが、
どうなるのでしょうかね…。

 

 

【各項目について】

1 年収49000NZD以上の職に就いていない移民は
  高技能労働者と認めない
  (49000NZDはニュージーランドの平均年収)

2 年収が49000NZD以下の低技能労働者は
  その職を永住権申請の際にポイントとして数えられなくなる。

3 平均年収の49000NZDより1.5倍高い年収の
  73299NZDの職に就いている、
  技能職とは現在みなされていないが高収入の移民は
  高技能職と今後みなされる。
  年収73299NZD以上の移民は自動的に高技能とみなされる。

4 永住権申請者は技能職でないとみなされる職でも
  ポイントとして数え、永住権を申請できる。
  ただし、上記の収入要件を満たしていなければならない。

アジア系の移民は同じくアジア系の会社で働いていることが多く、
そして大多数のアジア系の会社はお給料が低いので
アジア系移民にとってはかなりハードルが上がりそうです。

年収49000NZDは時給に直すと
49000NZD÷52週÷40時間=23.55NZDです。

ただ、職種によっては週の労働時間が50時間だったりするので
時給換算にはバラつきがあると思います。

例えば私の彼の仕事は大工ですが、
契約書で決められている週あたりの労働時間は
1日10時間×週5日の50時間なので、
49000NZD÷52週÷50時間=18.84NZDとなります。

5 低技能職かつ低収入のEssential Skills visa保持者には
  新たに最大3年のビザが与えられる。
  その後、ワークビザ更新前に最低限の休止期間が適用される。

何年のワークビザが出るかは移民局のさじ加減なのですが、
自分の周りを見ていると低技能の仕事だと1年、
高技能の仕事だと2-3年のワークビザが出ているようです。

それが、低技能でも最大3年のビザが出るようになると。

ただ、連続でのワークビザ更新は不可能で
休止期間を間に挟まないといけなくなるそうで、
それがどれほどの長さなのかによって
状況がかなり違ってくると思います。

休止期間が一か月など短期であれば
お隣のオーストラリアに格安航空券で飛んで旅行をしたり
東南アジア旅行などで楽しめます。

しかし、半年や一年、それ以上となると
いったん母国に戻らないといけないでしょうし、
その度に母国への航空券を買わないといけないとなると
経済的な負担が大きいです…。

母国に戻ってしばらくそちらで働き
休止期間が終わったらまた戻ってくるようにする、
などでしょうか。

6 ワークビザ保持者の配偶者とその子供への要件の厳格化。
  現在、配偶者はワークビザ、また子供はビジタービザで
  ニュージーランドの学校に地元の生徒として出席できている。
  この変更により、配偶者と子供はビジター扱いとなり、
  自分自身で要件を満たした場合のみワークビザを取得できる。

 
これは個人的にはかなり厳しい変更です。

私はワークビザ保持者の彼の配偶者として
2020年2月まで有効な3年のワークビザを先月取りました。

以前のワークビザの有効期限が3月中旬だったので
たまたまそれ以前に申請を行いましたが、
もしその有効期限が5月や6月などで
ワークビザの申請を本日以降に行っていたとしたら
ビジタービザしか取れず、
働ける権利をいきなり失うところでした…。

7 季節労働のビザの期間は現在のように一律12ヶ月ではなく
  繁忙期の需要と合った長さにするよう万全を尽くす。

季節労働者のビザの有効期間が縮まりそうですね。

シーズンにしかビザを出さないという感じになりそうです。

よほどお給料が良いというのでなければ、
1年未満の仕事のために外国まで来たい人がどれほどいるか
個人的には疑問です。

この変更により、あと3年以内に彼が永住権を取れなければ
私は物価の高いこの国で働ける権利を失ってしまいます。

あるいは、この国で技能職とみなされている秘書として
今までのところ1年半の職歴を積んだので、
引き続き秘書として1年半働いて合計3年の職歴を積み
ワークビザを申請できる要件を満たし
49000NZD以上の年収をオファーしてくれる
ビザのスポンサーを探して、スポンサーしてもらうか。

配偶者にも技能が要求されるようになるとは…。

しかし、道は狭くなったけれども、まだ閉ざされてはいません。

2度目のニュージーランドパートナービザ取得成功談

 

私のWork Visa based on Partnershipが新しく三年分出たので、
その顛末をシェアします。

前回の私のWork Visa based on Partnership取得の経緯は
こちらの記事で書きました。

前回は持病が災いして審査に三ヶ月かかってしまいましたが、
今回は四週間で審査が終わりました。

提出書類

共通の友人に二人宛に書いてもらったカード

 

今回提出した書類は以下です。

 

・ビザ申請フォーム(INZ1198)
・日本からの警察証明書
・彼との共同銀行口座のステートメント
・彼と私両方の名前が載っている電気代の請求書
・彼と私両方の名前が載っている水道代の請求書
・彼と私両方の名前で契約している借家の契約書
・一緒に出かけた旅行の確認書
 (航空券やバスの券、宿泊確認書など)
・二人で一緒に撮った写真5枚ほど 
・共通の友人に二人宛に書いてもらったカード

 

 

・ビザ申請フォーム(INZ1198)

Partnership-based Temporary Visa Guide(INZ1199)に従って
ただ埋めていけば良いだけです。

パスポートサイズの写真を2枚貼り付けする必要があります。

・日本からの警察証明書

前回のビザ申請時から二年以内だと
日本からの警察証明書は不要なのですが、
二年経つか経たないか微妙なところだったので
念のため提出しておきました。

オンラインからの予約制で、
予約をした日時に領事館に出向いて申請書類を記入し、
指紋を採取してもらいます。

その際にはパスポートだけではなく、
記入が終わった申請書を顔写真も張り付けた状態で持参しないと

日本からの警察証明書は、
日本国内からだと一週間ほどで取得できるらしいのですが
国外からだと二ヶ月かかるので
早めに申請することをお勧めします。

・彼との共同銀行口座のステートメント

彼のパートナーとして二年前にワークビザを申請したので、
今回出した彼との関係性の証拠は全て直近二年分のものでした。

前回提出した証拠は移民局の記録に残っているはずなので。

さて、この書類はというと、
二人の経済的な繋がりを示すための証明です。

 

 

共同銀行口座なのに銀行のミスで途中一年ほど
ステートメント上から私の名前が消えていました
が、
私の個人口座とのやり取りが頻繁にあったため
経済的な繋がりが証明できました。

自分の個人口座の最新のステートメントも提出し、
共同口座のステートメントのtransactionのうち
私の個人口座との取引に蛍光のマーカーを引きました。

自分が後から見返した時に分かるように
共同口座に振り込むたびに
“miyoko rent”, “miyoko electricity bill”など
descriptionに書いていたのも良かったのかもしれません。

・彼と私両方の名前が載っている電気代の請求書
・彼と私両方の名前が載っている水道代の請求書
・彼と私両方の名前で契約している借家の契約書
・一緒に出かけた旅行の確認書
 (二人の名前が載っている航空券やバスの券、宿泊確認書など)
・二人で一緒に撮った写真5枚 
・共通の友人に二人宛に書いてもらったカード

 

水道代の請求書は二か月分欠けていましたが、
共同の銀行口座のステートメントや
電気代の請求書は毎月分あったので
問題がなかったようです。

光熱費の請求書や借家の契約書は、
二人が同じ場所に住んでいるという証明です。

写真はそんなに枚数は必要ないという情報を耳にしたので
昨年10月と12月の旅行で撮った写真5枚だけにしました。

・その他

健康診断は、前回のビザ申請時に受けた日から
ビザ申請提出日まで3年以内なら必要なしだったので
提出不要でした。

しかし、胸部X線は前回のビザ申請時に受けた日から
ビザ申請提出日まで2年以上であれば必要なので
X線のみ今回は受けました。

 

 

胸部X線は、移民局に登録されているパネルドクターに行って
受けなければいけません。

パネルドクターに予約を入れ、
当日受付にてパスポートを提示します。

それからX線を受ける前にフォームを渡されるので、
それに氏名や生年月日、住所などの情報を埋めて返せば
後は受診後にパネルドクターが移民局に
診断結果を直接提出してくれます。

昨年からこうなったようで、
前回申請時のように移民局に胸部X線のフォームを
記入して提出しなくても良くなっていました。

値段はパネルドクターによりまちまちですが、
私が受けた所では$85でした。

このビザの申請料は$318でした。

前回は銀行から小切手を発行してもらいましたが、
発行手数料が$5ほどかかったのと、
銀行に行く手間が面倒なので、
今回はクレジットカードにて決済することに。

現在はオンラインにて申請が可能となっているビザも
増えてきているようですが、
私が申請したビザはオンラインでは申請できませんでした。

 

 

申請受理からビザが下りるまで

 

ビザの申請はAuckland Centralにある移民局に出向き、
その中にあるポストに上記の書類を投函するだけで
あっけなく終了しました。

翌日に移民局から、
「申請フォームの一部が記入されていないので
二日後までに記入して提出してほしい」というメールがあり、
私が記入し忘れた箇所のスキャン画像が添付されていました。

自分の注意力不足を呪いつつ、
その日のうちに早速印刷して記入し、スキャンしてメールで提出。

その二日後に
「あなたの申請書を支局にて受け付けました」という
自動メールが届き、
クレジットカードの引き落とし履歴を見ると
その日に移民局から$315が引き落とされていました。

移民局のHPによれば、
現在のワークビザの平均審査期間は5週間です。

私は諸事情から
ビザの有効期限が切れる一か月ほど前に申請したので
結局審査中に以前のビザが切れました。

ビザが切れるちょうど一週間前の深夜に
移民局から自動メールが届き、
そこには私にInterim Visaが発行されたこと、
私のInterim Visaの条件はOpen work visaなので
引き続き合法的にニュージーランドで働けること、
Interim Visaの有効期限は半年間か、
あるいはビザの申請結果が出るまでと書いてありました。

以前のビザから同じビザに申請する場合は、
Interim Visaでもそのビザを持っているのと
同じ条件で滞在できます。

私の場合はWork Visa based on Partnershipから
Work Visa based on Partnershipでした。

これがWork Visa (Employee Specific)から
Work Visa based on Partnershipや、
Student Visaなどの違う種類のビザだと
Interim Visaの間の条件がVisitorになってしまって
働ける権利がその間ないので大変不便です。

私は前回のワーキングホリデービザから
Work Visa based on Partnership申請時に
3か月間Interim Visaとなり
その間は働けず専業主婦状態でした…。

以前のビザ申請時に三か月もかかったのは
持病で引っかかったからで、
今回もそうなるか結構恐れていたのですが、
結果としては引っかからなかったようです。

前回受けた健康診断から
今回のビザ申請時まで三年以内であれば健康診断は免除、
ということなので、
今回は前回のように移民局外部の医療アドバイザーの助言が
求められなかったのだと思われます。

前回のビザ申請時の「この申請者の持病は問題ない」という
2年前の医療アドバイザーの助言がまだ有効であったようです。

あっさりとワークビザ更新ができた秘訣

 

彼のWork Visa (Employer specified)が新しく三年分出たので、
その顛末をシェアします。

 

 

これまでの経緯

以前の記事にも書きましたが、
彼は元々ワーキングホリデービザでニュージーランドに渡航、
その時に働いていた会社にスポンサーをしてもらい
2年のWork Visa (Employer specified)をもらえました。

ところがそのスポンサーの会社の副社長が
違法滞在のトンガ人を雇うという違法行為を犯したため、
会社に移民局の監査が入り
新たに外国人をスポンサーすることが不可能な状態に・・・。

それから彼は転職活動を行い、
同じ現場で働いている同業他社の人のコネで転職先を見つけ、
転職先の会社にスポンサーになってもらえました。

転職先は何と” Accredited Employer”だった

転職先の会社は大手で、Accredited Employerです。

Accredited Employerというのは移民局の監査を受け、
きちんとした会社であると証明されている雇用主です。

どうすればAccredited Employerになれるかというのは
移民局のこのページに書いてありますが、
過去二年分の年次レポート、財務諸表、事業計画、
会社のプロフィールと登録詳細を提出等色々と大変なようです。

Accredited Employerになると、ビザの審査期間が短くなったり
Work VisaだけではなくWork to Resident Visaという
被雇用者が二年間働いた後仮永住権を申請できる
ビザを被雇用者に出せるようになります。

ニュージーランドでは、永住権獲得の前にResident Visaという
二年間の仮永住権ビザを経なければなりません。

その二年の間は飲酒運転のような小さな犯罪でも
犯したら即ビザ取り消し、
家も購入できるけれども自分達が住むためだけのもので、
シェアなどをして他の人に貸してはいけない、
二年のうち半分の一年間は
ニュージーランド国内に滞せねばならないという制約があります。

その二年が終われば晴れて永住権に移行でき、
永住権取得後は五年で市民権が取れます。

転職のための段取りなど

前回のビザ申請は彼が自分で行いましたが
今回はさすが大手の会社といったところで、
お抱えの移民弁護士を雇っていて、
ビザ申請にはその移民弁護士を通さないといけなかったので
彼が自分ですることはあまりありませんでした。

 

 

彼が準備した書類は以下です。

・現在の会社の社長からのレファレンス
・現在働いている現場の監督からのレファレンス

その他に、したことは以下です。

・サインした雇用契約書をスキャンして移民弁護士にメールで送る
・移民弁護士からメールで送られてきた質問に
 メールで回答して返信する
・白い壁を背景に顔写真を撮って移民弁護士に送る
・ビザ申請料支払い($298)
・移民弁護士料金($50)支払い

移民局のHPによると、
現在のWork Visaの審査期間は23-25営業日なのですが
何と8営業日ほどで審査が終了しあっさりビザが下りました。

同じ人間が同じジョブタイトルで出して前回は二年、
今回は三年のビザが下りたので驚きました。

何かの参考になるかもしれないので、
前回と今回の違いをまとめてみます。

 

前回
・ニュージーランドでの職歴が一年弱
・スポンサーはAccoredited Employerではない
・全て自力で申請

今回
・ニュージーランドでの職歴が三年弱
・スポンサーがAccoredited Employer
・ビザ申請を移民弁護士に依頼

 

他にも、大きな地震が発生して大工への需要が高まったなどの
要因もあるのかもしれません。

 

 

私は同時に申請しなかったため
あと一ヶ月ほどでビザが切れてしまうので、
今日申請書類を移民局に提出してきました。

そちらもビザが下りてからまた報告しようと思います。

スポンサーに移民局の監査が入ると

untitled

 

私と彼はニュージーランドにワーキングホリデービザで渡り、
彼がワークビザを取り、私はそれに乗っかり
オープンワークビザ(Work Visa based on Partnership)
を持っています。

ワークビザを一度更新して、その後は永住権の申請を・・・と
考えていたのですが、予想外のことが起こりました。

【スポンサーがまさかの大炎上】

 

彼をスポンサーしている会社の副社長(トンガ人)が
社長(ニュージーランド人)に無断で
違法滞在のトンガ人を雇用し、給料を現金で支払っていました。

それが発覚し、移民局の監査がその会社に入ったのです。

移民弁護士の方に尋ねたところ、
監査が入っている間はその会社は黒とは決まった訳ではないが
かといって白でもない、という訳で
その間にその会社をスポンサーとして提出されたワークビザは
全て却下
されます、とのことでした。

さらに移民局の監査のスピードは遅いので、
監査が終わるには半年など、数ヶ月かかるだろうと。

彼のワークビザは来年の三月中旬で切れるので、
監査が始まった今年の六月頃から半年となると
その時点でビザの残りが三ヶ月。

監査の結果黒となったら
三ヶ月の間に次のスポンサーを見つけて
ビザの申請をしなければならず、時間の余裕がありません。

そんな短期間で転職活動が成功するかという
保証もありません。

ですので彼は「今転職するしかない」と考え
同じ現場で働いている同業他社の同僚に状況を話して回り
八月に二社からのオファーをもらいました。

ワークビザは会社にスポンサーをされなければならないのですが、
同じ地域で同じ職業であればスポンサーを変更できます。

例えば、彼の場合はオークランド地域でCarpenterなので
同じオークランド地域でCarpenterとして雇ってくれる
スポンサーを見つけることができれば、
新たなスポンサーからのサポートを元にワークビザを申請し、
転職できるのです。

【転職活動の結末】



 

オファーを早々に二つもらったことで
あっさり問題が解決かと思いきや、
何と彼が転職を渋り始めるという問題が発生しました。

彼が現在のスポンサーである会社の社長に電話を掛け
ニュージーランドに残りたい自分にはビザが必要なこと、
今まで雇ってくれて感謝していること、
残念だけど今の状況では転職するしかないことを伝えたところ、
社長がすっ飛んできて

「自分の会社は友人の会社に重役として合流するから、
スポンサー先はその友人の会社となる。
ビザの期限が切れる者から順次その友人の会社に移籍させるので
ビザ申請はそれで問題がないはずだ。
だからあと二ヶ月待ってくれ。
二ヶ月以内に移民局の監査も終わるはずだ。結果は必ず知らせる。
君の時給も3ドル上げよう」

と言われたらしいのです。

ニュージーランドに来てまもなかった自分を雇ってくれて、
色々良くしてもらっていたという恩があるので
彼は社長の言葉を信じて二ヶ月待つことにしたそうです。

現在のスポンサーの強い慰留を振り切って転職するのも
良いレファレンスがもらえなくなる可能性があるので
それはそれで危険である、という計算もありました。

十月になり二ヶ月が経ちましたが監査は終わらず、
同じ会社のアイルランド人の同僚が
スポンサーを変更せずワークビザの更新を申請したところ、
申請が却下されました。

「この雇用主はスポンサーとして問題がない」という
移民弁護士からの手紙を沿えれば問題ないはず、という
社長の判断を頼りに提出したそうなのですが、
効果はなかったようです。

移民局からその同僚には
「あなたに問題はありませんが、
あなたのスポンサーに問題がありますので
残念ながらあなたの申請を却下しました」
という
却下理由を記した手紙が送られてきました。

また同じ頃、それから溯ること一ヶ月前に
彼が移民局に行った問い合わせの回答が来ました。

彼は移民局に電話し
「自分の現在のスポンサーに問題があるかないかを
教えて欲しい」と電話にて問い合わせを行っていました。

その電話に応対した移民局のスタッフは
「そうして自主的に質問することはあなたを良く見せます。
あなたのスポンサーを今から私がデータベース上で調べてまとめ、
結果を約一ヶ月でお送りします」と回答してくれたそうです。

その結果がメールで彼に届いたのですが、
やはりその会社はスポンサーになれないことと、
その理由がかなり詳しく書いてありました。

一旦は転職を保留にした彼も、
こうしてついに転職を決意するに至りました。

そして彼は現在のスポンサーに
「二週間後に退職します」とようやく届け出たのですが、
何と次のスポンサーの当てがない状態で
退職の通知を行ってしまいました…。

なぜ二週間かというと、契約書で
「退職の際には二週間以上前に書面での通知を行うこと」と
定められていたからです。

二か月前にオファーを二件もらっていたとはいえ、
そのオファーがまだ有効かどうかは不明。

次の当てもなく退職の通知を行った理由は
「そうするのが正しいと思えたから」と単に直感とのこと。

意気揚々とした彼からの報告を仕事中に受けた私は
「それは、二週間以内に新しいスポンサーが決まらなければ
国外退去ということなのでは?」
と不安を覚えていました。

【重すぎるプレッシャーに…】

 

金曜日に意気揚々と退職を届け出たかと思いきや、
彼はその翌日の土曜日から火曜日まで
「次のスポンサーが見つからなかったらどうしよう」と欝になり
ほぼ何も食べずベッドからほぼ動けなくなってしまいました。

彼のワークビザに私も事実婚の配偶者として付属しているので、
自分一人だけではなく二人の人生がかかっている、と考えると
それがとてつもない重圧となってしまったようです。

緊張と落ち込みで食欲を失った彼は
四日間でバナナを四本しか食べることができず、
スマートフォンで気を紛らわせるために
自分の好きなラジオを一日中流してそれを聞いているだけでした。

たまに上半身を起こしたかと思えば、
胃痛を和らげるために牛乳を飲むためでした。

寝室を出るのはトイレと喫煙の時だけ。

月曜日と火曜日は本来なら仕事でしたが、
病気休暇を取ってそんな状態で家にいました。

私はそんな彼の世話をしつつ、
「自分も二週間以内に国外退去かもしれない」
「今の借家の契約をどうするか」
「万が一のため職場に状況を伝えて辞職の手続きに入るべきか」

などと考えストレスを貯めていました。

 

 

結局彼は水曜に出勤し、
現場で以前オファーをくれた人と話をし、
以前のオファーがまだ生きていたようで
次のスポンサーが無事に見つかりました。

 

 

【今後の手続き】

 

今後、彼は新しいスポンサーが用意した書類を移民局に提出し
ワークビザ(Work Visa – employment specific)切り替えの
申請を移民局に行います。

彼のように転職でスポンサーを切り替えると
申請期間中に彼の現在のワークビザが切れた後は
Interim Visaに切り替わり、Visitorの条件になるので
ニュージーランドに滞在はできるのですが
労働の権利がありません。

ビザが切れるのは来年の三月で、
前回のビザ申請時には二週間で審査が終わったので
Interim Visaに切り替わることはないかと思いますが・・・。

私は前回の申請時に持病を申告して審査に三ヶ月かかったため
審査にかかる日数が長引くことが予想されるのですが、
私のようにWork Visa (open)から
Work Visa (open – same kind of open visa)に切り替える場合は
Interim Visaの条件がWork (open)なので
変わらず働き続けることができます。

前回の私のワークビザ申請時には
Work Visa (open – working holiday visa)から
Work Visa (open – based on partnership)だったので
審査期間中にワーホリビザが切れInterim Visaに切り替わり、
Interim Visaの条件がVisitor状態になり
三ヶ月働けず貯金が減る一方という悲惨な状態になりました。

持病といっても継続的な治療は必要がない状態で
日本で六年ほど前に治療を受けたのが最後なので、
今回は移民弁護士の助言に従い日本でのかかりつけ医に
「現在治療は必要ない状態」と英文の手紙を書いてもらったので
それを申請書と共に提出する予定です。

持病がある申請者に対しては、移民局は
「この人物をニュージーランドに滞在させると
医療費がどれほどかかるのか?」という観点で審査を行う
そうです。

したがって、持病がある申請者については
移民局から独立した機関にいるスペシャリストに
意見を求めるのだそうです。

しかし申請者の数が多く現在その機関はパンクしていて
そこに送られたが最後、待機期間は半年以上なのだとか・・・。

つまり専門医からの意見を待つから
持病がある申請者には審査の時間が長くかかるのであって、
自分のかかりつけ医から意見を提出してもらえば
その機関に送られる必要がなくなり審査の速度が速まると。

健康診断の結果提出は、申請時から三年以内に
ニュージーランド政府に提出していたのであれば
再提出は不要です。

ですので今回は私は健康診断結果の提出が不要なため、
独立機関のアドバイス待ちで
再度数ヶ月も待たされるということにはないとは思うのですが
念のため。

ビザの更新が無事終わったら、また顛末を報告しようと思います。

ワークビザ申請は移民弁護士に頼むべき?

12004139_1493129797676112_3672706075977803765_n

 
ワークビザ(Work visa)の申請方法について書いてみます。

 
今年の3月に私のパートナー(当時ワーホリビザ)が
ワークビザを申請しました。

彼の職業は大工で、政府の不足技能リストに入っている仕事です。

会社から「ぜひNZに残ってうちで働いてくれ!」
とオファーをもらったのではなく、
本人が上司に「僕のビザを延長してくれませんか?」と頼んで、
「いいよ!」と言ってもらったという流れです。

彼が申請のために提出した書類は以下です。

1.パスポート原本
2.アイルランドからの警察証明書
3.オーストラリアからの警察証明書
4.オーストラリアで働いていた会社からの推薦状
5.NZでのスポンサー会社からの推薦状
6.NZでのスポンサー会社に埋めてもらった申請書
7.アイルランドで働いていた会社からの推薦状
8.職務経歴書
9.申請フォーム(パスポートサイズの写真二枚付き)
10.健康診断の結果(パスポートサイズの写真一枚付き)
11.銀行の小切手(270NZD分)

 

これらの書類を移民局においてある封筒に入れて、
移民局内にあるポストに投函しました。

 
1.パスポート原本

パスポート原本を提出する必要があります。

提出したくなければ、Certified Copyでの提出もOKです。

移民局は時々パスポートをなくすことがありますので、
Certified Copyでの提出の方が良かったりするかもしれません。

紛失されると再発行しないといけませんし、
再発行代は二万円弱しますので…。

 
私もパートナービザ申請の際に
パスポート原本を提出しましたが、何と
「封筒にパスポートが入っていませんでしたので、
パスポートを提出してください。
さもなければ、審査が始められません」と
移民局からメールが来て腰が抜けそうになりました。

 
「絶対に封筒に入れたので、徹底的に中身を調べてください」と
返信したら、「ありました」と返ってきて事なきを得ましたが…。

あやうく、10年パスポートを一年目で失くされるところでした。

 
2.アイルランドからの警察証明書
3.オーストラリアからの警察証明書

母国アイルランドからの警察証明書の他に、
NZに来る前にオーストラリアに二年滞在していたので、
オーストラリア連邦警察からの警察証明書も必要でした。

アイルランドのものは発行にやたら日数がかかりましたが
母親に頼んで郵送してもらい、
オーストラリアのものはオンラインで申請、
一週間でNZに封書で到着しました。

 
4.オーストラリアで働いていた会社からの推薦状
5.NZでのスポンサー会社からの推薦状
6.NZでのスポンサー会社に埋めてもらった申請書
7.アイルランドで働いていた会社からの推薦状

オーストラリアで働いていた仕事と
現在のスポンサーされる職種が関連していたので、
オーストラリア時代の雇用先の会社に連絡を取り、
「彼は技能があり、働き者です!」という推薦書を
書いてもらいました。

アイルランドのものも同じく。

NZのものもジョブオファーを出している
雇用主からの推薦状を書いてもらいました。

 
8.職務経歴書

これは、当初は提出しなかったのですが、
彼の担当審査官が彼に電話で連絡を取り
提出するよう求めてきました。

これまで、どの国でどんな職種でどんな仕事を
どれほどの期間していたのか職務経歴を書くように言われました。

これは特に決まったフォーマットはなく、
自分でWordの白紙文書から作って
メールで担当審査官に直接提出していました。

ですので、職務経歴書は最初から作って
入れておいた方がよさそうです。

 
9.申請フォーム(パスポートサイズの写真二枚付き)

すべて本人の直筆で8ページほどのフォームを埋めました。

名前、住所を書き、それから独身か既婚かパートナーがいるか、
これまでどれくらいNZにいたか、など
チェックボックスにチェックを入れていきました。

最後にサインをして終わりです。

 
10.健康診断の結果(パスポートサイズの写真一枚付き)

彼は健康診断書をオンラインで提出しなかったので、
紙のフォームに名前と住所など記入したものを
パネルドクターの所に持参し、
ドクターに検査結果を記入したものをもらっていました。

胸部X線の検査の次の日にドクターのもとに出向いて
フォームを受け取らないといけなかったのが
仕事が忙しい彼には少し手間だったので、
受け取るのは本人じゃなくてもよいということで
私が代わりに受け取りに行きました。

 
11.銀行の小切手(270NZD分)

移民局はクレジットカードは受け付けているのですが
デビッドカードと現金は受けつけてくれないので、
銀行に出向いて申請料の分だけ
小切手を発行してもらう必要がありました。

その小切手を封筒の中に同封します。

かかった審査期間は二週間で、二年分のビザがもらえました。

永住権申請ならともかく、特に犯罪歴などなければ
ワークビザで移民弁護士はいらないなぁというのが感想です。

申請書類を投函後、一週間くらい(だったかな?)で、
「あなたの申請を受け付けました」という自動メールが
送信されてきました。

あとは不足している書類などがあれば
担当審査官が電話やメールなどで適宜連絡してきたので、
それに応じて職務経歴書を提出したりなどしていました。

ワークビザは最大二年分です。

以前は三年だったようですが…。

 
特に技能がなくてもジョブオファーさえあれば
ワークビザが出たりしますが、
その場合は期間が一年しかもらえないようです。

二年以上のワークビザがもらえれば、
こちらでの国民健康保険に加入できて、
公立病院での医療費が無料になります。

ただし、加入後二か月待たないと適用されないみたいなので、
ワークビザが下りた次の休みにでも
近くの病院で加入手続きをしてもらうことをお勧めします。

加入は無料です。

オーストラリアでは、新しいビザに切り替わるまでの間には
以前のビザの条件が適用されるみたいですが
NZではほとんどの場合そうではありません。

私の彼のようにワーホリ→ワークの場合だと、
ワーホリビザが切れて、ワークビザも審査中で…という期間には
Interim Visaという名前のブリッジングビザが発行されますが、
このビザには就労の権利がありません。

ただNZに滞在できる許可があるというだけです。

また、このビザの間はNZ国外に原則として出ることができません
(まあ、パスポートが手元にないんでどうせ出れませんよね)。

 

ただ、同じ雇用主の会社でワークを更新して
引き続き働き続けるという場合だと、
古いワークビザが切れて新しいワークビザが出るまでの間も、
同じ会社で引き続き就労を継続することが可能です。

 

 
ですので、ビザを申請する時には
日数的に余裕を持って申請することをお勧めします。

働けない期間が長いと貯金が減るばかりなので…。