ニュージーランドは食料品が本当に高いです。
一番上の画像はオーストラリアのスーパー・Woolworthのチラシから取ったもの、
二番目と三番目の画像はWoolworthのニュージーランドの店舗での値段です。
ニュージーランドでは、Countdownという名前ですが同じスーパーです。
ラズベリー125gがオーストラリアでは4.50豪ドル=4.84NZD=416.80円なのに対して、
ニュージーランドでは9.99NZD=860.29円。
パプリカがオーストラリアでは1キロあたり3.90豪ドル=4.19NZD=360.82円なのに対して、
ニュージーランドでは一個につき4.19NZDか4.99NZD=360.82円か429.71円。
どちらもそれぞれの国内産の作物なので、
関税はかかっていません。
何でこんなにニュージーランドでは食料品が高いのか?
というと、競争がほぼ存在しないからです。
去年コストコが一店舗オークランドに開店しましたが、
それ以外にはニュージーランドにはスーパーを運営している会社が二つしかありません。
Foodstaffという会社がNew WorldとPaknSaveというスーパーを運営し、
WoolworthがCountdownというスーパーを運営しています。
あとは基本的に、個人商店です。
大手のアジア系食料品店がオークランドには何店舗かありますが、
全国展開しているほど大きくはありません。
つまり食料品市場が複占状態なんですよね。
コロナ以降は特に、インフレによる価格上昇だけではなく便乗値上げも激しく、
大手スーパーはコロナ以前に比べて
一日あたり百万ドルを上乗せした利益を上げているそうです。
政府は対策委員会を立ち上げましたが、
結局は競争がない事が根本の原因なので
政府がどうにかできる問題なのか分かりません…。
人口が約500万人と少ないから購買力が弱いし、
地理的に他国から孤立しているから運送費も考慮すると
ニュージーランドに出店するメリットが海外資本のスーパーにはないのかもしれません。
日本は人口が多く、
スーパーがたくさんありそれで各社が価格競争をしてますが、
ニュージーランドは真逆です。
二社しかないから、価格を下げなくてもお客さんは来続けます。
高くても、人間は皆食べないと生きていけないので文句を言いつつも買いますから…。
明日からメルボルン旅行ですが、
観光をするだけではなく現地のスーパーや小売店を回って
物価がどれくらいかも見てくるつもりです。
私は四年後にはニュージーランド国籍を申請する予定で、
ニュージーランド国籍を取得次第
オーストラリアに移住する方向で考えているからです。
なぜニュージーランド居住権を取って約一年しか経っていないのに、
オーストラリアに移住すると考えるようになったかは
また別の記事に書きます。