西洋文化圏で互いに搾取し合うアジア人

アジア系の企業は、悲しくなるくらい従業員の扱いが悪いところが多いです。

シドニーのワーホリ時代でも韓国人と中国人から、
「自分達の国出身のオーナーのエスニックレストランでバイトしてて、
時給は$10(2012年当時の最低時給は$15)」
など彼らが話すのを聞きましたし、
インド人も台湾人も香港人もベトナム人も同じだと。

日本人の私も、シドニーの日本食レストランで$8や$10で働かざるを得なかったし、
6時間無報酬という違法トライアルをオファーされたこともあります。

6時間もの無給労働はあまりに馬鹿馬鹿しいので、
赤貧時代だったとはいえさすがに即蹴りました。

アジア系は基本的に、自分と同じ国出身のオーナーから満遍なく搾取されていました。

かたや、イタリア人オーナーのレストランで働いていたイタリア人は
オーナーから可愛がられて、
きちんと法定最低賃金をもらっていましたた。

永住権を持ってるヨーロピアンのオーナーが
自分と同じ国出身のワーホリを雇って搾取してるというのは
私は聞いたことがありません。

あるのかもしれないけど、
おそらく搾取しようとするそういうオーナーの絶対数が
少ないんだろうと思います。

ニュージーランドでも、就職活動中に
「中国系の企業に応募した」と知り合いの中国人に話したら、
「気をつけろ!」と言われたことがあります。

「中華系のビジネスは雇用契約書を作らずに働かせるところが9割以上。
だから有休も病休も与えられない。
長時間労働させられる場合が多いし、給料も少ない。
よほどの大手なら雇用契約書は出すだろうけど、それでも気をつけた方がいい。
もし直属の上司が中国人になるようなら絶対にそのジョブオファーは受けるな。
アジア人の上司は、残業しないと絶対に間に合わないような
締切を設定してくることが多いし、マイクロマネジメントも酷い場合が多い」
とのこと。

その人とは別の中国人にも話すと、
「中華系の会社は、永住権申請をサポートする際に
その従業員からお金を取って利益を出している。だから気をつけろ」

と警告をもらいました。

彼女は中華系の会社で働いている間に永住権を取って、
もうその会社があまりに嫌だったので、
永住権も取れたしで次を決めずに辞めてしまったと。

一時期一緒に住んでいた元シェアメイトの台湾人ワーホリの子が言うには、
「中華形ビジネスの中でマシなのはオーナーが台湾人と香港人のもの。
本土出身の中国人だと最悪」
らしいです。

私としては、別に同じ国出身だからと面倒を見たり厚遇しなくてもいいので、
とにかく搾取をしないで欲しいと思います。

同じ国出身なら、例えそりが合わなくても
異国で頑張っている同胞としてお互いに少し気にかけるくらいできたらいいのに、
何でアジア系はとにかく搾取する方向に走ってしまうのでしょうか。

アジア人が、「アジア人のビジネス/上司には気をつけろ!」と
警戒しなければいけないのはとても悲しい
ことだと思います。

ヨーロピアンはそういうのがなくて羨ましい、と思って
アイルランド人のパートナーに話したら、

「俺達は不当な条件にそもそも耐えない。
どこかの会社が搾取しだしたら従業員は即日辞めて会社が立ち行かなくなるから、
ヨーロピアン相手には搾取するうまみがない。
そもそもそんな搾取されるのが分かっているオファーは受けない。
ヨーロッパでは上司といっても、ただポジションが違うだけで、
<上司と部下のどっちが偉い?>というのは
<野球でピッチャーとキャッチャーとどっちが偉い?>というのと同じ愚問。
ただ仕事上持ってる権限の大小が違うだけだから、
上司が権限をかさに着て部下にAssholeな振る舞いをすることは許されない。
アイルランドではあまりにAssholeな上司を部下が殴って解雇されることもあるけど、
殴った奴は同僚から『よくやった!』とその日にパブでビールを奢ってもらう。
アジア人は上の立場の人間を敬う労働文化だからつけこまれやすいんじゃない?」
と。

耐える人がそもそもいなければ搾取は発生しない、と。

アジア人もヨーロッパのようにきちんとした権利意識の強さを持てば、
搾取がなくなっていくかもしれません。

ただ、アジア系は文化が違うだけではなく英語が苦手な人達が多数派で、
またそのことが知られているので
地元の企業にはなかなか雇ってもらえないことが多い
です。

それで搾取されるのが分かっていながらも、エスニック系の企業にしか働き口がないし、
「全くの無収入よりはマシ」と我慢して
次が見つかるまで耐えている場合も多いんですよね。。

私もそのケースでしたし、複雑な問題だと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする