ニュージーランドでは、国民、永住権者、
二年以上滞在できるワークビザの持ち主は
公共医療を無料で受けられます。
公立の病院だと手術も入院も無料です。
日本では体調が悪くなると専門医に直接足を運びますが
(目の調子が悪いなら眼科、耳なら耳鼻科など)
こちらではGPと呼ばれる一般医にまずかかります。
GPは専門医ではなく、
広く浅く全ての分野を知っている医師です。
GPにより専門医による診断、治療が必要と判断された場合は
GPが紹介状を書き、専門医に紹介をします。
専門医は紹介状がなければ診察をしてくれません。
GPでの診察料はかかるGPによりますが、
大体60-80ドルほどです。
Primary Health Organizationという
ニュージーランドの国民健康保険のようなものに加入し、
さらに特定のGPをかかりつけ医として登録すると、
そのGPでの診察料は15-30ドルほどとなります。
CBDにあるGPはかかりつけ医として登録をしても
診察料が60ドルと高額だったりしますが…
(登録をしなければ80ドル)。
専門医の診察と治療は大変高額で
10分の診療でも300ドルほどしたりします。
手術となると公立病院では無料ですが、
待機期間が長く緊急でなければ診てもらえません。
待機期間が長すぎて患者が死亡してしまうケースも…。
一方、私立病院だと比較的早く診てもらえますが、
治療にかかる費用がすべて自費なので大変高額です。
ですので、経済的に余裕がある人は
民間の保険に入り、私立病院で治療を受けています。
公共医療が無料の国で
そもそも何で民間の保険に入らないといけないのか、
という疑問はありますが。
最近パートナーが手術が必要かもしれないということで
手術代を心配していたので調べてみた結果、
公立病院だと無料ということで安心しました。