金銭感覚がおかしいアイルランド人の輪の中で

スポンサーリンク

 

日本人の感覚からすると、
アイルランド人は金銭感覚がおかしい人が多いです。

あればあるだけ使ってしまうという。

私のアイルランド人パートナーは現在アルコール依存症になってしまって
収入の大半をお酒に使ってしまっていますが、
それ以前からも何やかんやと浪費をしていつも貯金がありませんでした。

彼のアイルランド人の友達たちも例外なく同じで、
いつもお互いに借金をし合っているんですよね…。

例えば、パートナーの今週のお給料は
元日と元日の翌日の祝日二日分のお給料しか出ないから
お給料は家賃だけがギリギリ払えるくらいの額で、
それはずっと前から分かっていたのに備えず、彼の貯金はゼロ。

私は先週から彼に口酸っぱく
「来週のために、ちゃんと今週のお給料をできるだけ取っておかないと。
来週の自分の分の食費がなくなるよ」
と言っていたのですが
給料日二日前の今日の時点でお酒と煙草で使い切ってしまいました

こういう時に食費がいつも私持ちになるのが嫌で、
もう私の存在自体がイネイブリングなのではないかと思ってしまいます。

私が一緒に暮らすことが、彼の依存症からの回復を妨げているのかもしれません…。

依存症者には自分の行動に責任を取らせないといけません。

だから、今まで通り自分の食費を彼が飲んでしまったのにご飯を出してあげると
「食費を飲んでしまってもご飯が出てくる!
じゃあこれからもこうやって飲んでも大丈夫!」

と学習させてしまうことになります。

そこで、今回は私は自分の食費分だけで二人分の食料を買って
グレードを下げた二人分のご飯を出すか、
自分だけはいつも通りのご飯を食べて
彼にはインスタントラーメンを毎食毎日食べる生活を一週間送ってもらうつもりです。

先週の時点で「来週分の食費をもし飲んでしまったらどうするの?」と私が聞いた時に
「次の給料日までは別に一週間しかないんだから、
毎日毎食インスタントラーメンを食べればいい」

と答えたのは彼なので。

ちなみに、彼は
「こう言っておけば、なんだかんだ可哀想に思って
食べ物を出してくれるだろう」
と計算してそういう発言をするタイプではありません。

本当にインスタントラーメンを食べればいいと心から思っています。

そして、本当に食べ始めて三日目くらいに無理になって
同僚にでもお金を借りて買い食いしてる未来が見えます。

昨日知ったのですが、彼はクリスマス休暇前は現場が忙しくて
労働時間が長かったので収入がいつもより多く、
家賃など支払うべきものを全部引いた後に
週1000ドルくらい手元に残るほど稼いでいて、
それなのにそれを毎週使い切っていたらしいです。

内訳は、ほとんどがお酒と煙草

毎週週1000ドルをほとんどお酒と煙草だけで使い切るって一体…。

「俺はお金に関しては本当にバカだから、
年明けで仕事に戻ってからの俺の給料は全部君に送る。管理してくれ」
と頼まれたものの、私はその言葉を信じません。

今までも何回も同じことを頼まれて、
お給料全額が送られてきたことは一度もないので…。

いざお給料が入ると「明日送る」
「やっぱり、自分で何とかしてみる」
などと言い出し、送るのが明らかに惜しくなっていたりしていました。

そこそこの額を送ってきたとしても、
お給料日までに何回も
「100ドル戻してくれ。煙草とお酒を買う」
「50ドル戻してくれ。お昼を買う」

などと五月雨式に毎日か、一日に複数回頼まれて私の手間が増える上に、
結局いつも翌週の給料日の朝までに全額彼に戻すことになって、
意味があるのかと私が怒って喧嘩になり
「自分のお金は自分で管理して」となるのがいつものパターンです。

ニュージーランド在住の彼のアイルランド人友達が
年末年始に今東南アジアを旅行しているのですが、
「お金が足りなくなったから貸してくれ」と彼に一昨日連絡してきて
自分も苦しいのに彼が100ドルをそれで送金していましたし、
その他のアイルランド人友達からも毎週お給料日前になると
「40ドル足りないから、貸してくれ」などと連絡が来たり、
アイルランド人の金銭感覚には本当についていけません。

アイルランドというか、
彼の幼馴染とか同じ街出身の人は金銭管理ができない人ばっかりで…。

「お金がないなら旅行するべきではないのでは?
旅行するとしても国内にするとか、
予算を決めてその範囲内に留めるべきじゃないの」

と彼に昨日言うと
「そんな気取った態度ではアイルランドに7月行った時に馴染めないぞ。
日本人はお金の事ばかり考えておかしい」
と怒られました。

それに対して「自分の手持ちを考えて予算を決めるのは気取った態度ではなく、普通の態度。
簡単な計算もできない馬鹿ばかりの国には私は馴染めなくていい」

と私が応戦して軽く言い合いになりました。

「同じアイルランド人の友達が困ってるのに助けない訳にはいかない。
君だってもうアイルランド人の輪の中にいるんだから、
彼みたいにお金に困った時はアイルランド人が助けてくれる。
アイルランド人は助け合うんだ」
と熱弁されて、
「私はあんたらのように酒やたばこ、
旅行みたいな娯楽のためには人に借金しないんだよ!!」
と私は小爆発。

それに、彼が言う「アイルランド人の輪」の中にいる人達は
私が知る限り全員が貯金できない金銭感覚の持ち主なので
万が一私がお金で助けてほしくて借金を頼むことがあっても
頼んだ相手もまたお金を持っていないだろうから、助けにはならないのでは…。

近々、貯金のない彼を家に置いて一人で旅行に行こうと思います。

タイトルとURLをコピーしました