非汚染地に避難すれば、安全な食べ物が簡単に手に入ります。
どのスーパーに行って、何を選んでも安全。
目についたおいしそうなレストランやカフェにふらりと入って、
おいしい料理や飲み物を楽しむ。
震災前にはごくごく当たり前のことでしたが、
今となってはそれがどんなにありがたいことか身にしみています。
安全な食材を求めて、スーパーをもう何件もはしごしなくてよいのです。
「これは安全なのだろうか?」と
スーパーでスマートフォンを片手に情報をチェックしなくてもよいのです。
これらを買い物の度にすることが、
いったいどれだけストレスになっていたことか。
時間も大幅に取られます。
私は西日本に住んでいましたが、これらが本当にストレスでした。
もともと外食好きというわけではないのですが、
日本で人と会う時にはどうしても外食になりますので、
「これは安全なのか?」と思いながら食べると
心配で味がしませんでした。
西日本に住んでいたとしても、食材はやはり選んだほうがよいと思います。
そうでなければ、物流が発達している日本では
東日本のものを知らないうちに食べてしまいますので…。
スーパーでも、野菜は西日本のものが比較的多いですが、
加工品は東北と関東のものが多いです。
サラダドレッシングや冷凍食品、スナック菓子など。
確かに、放射性物質は食べてしまったとしても
ある程度は体外に排出されます。
でも、毎日微量とはいえ食べ続けていれば
体にはずっと放射性物質が存在しゼロ距離で内部被曝し続けることになるのです。
また、日本ではセシウムばかりが問題にされていますが
ストロンチウムも問題です。
ストロンチウムはセシウムよりも毒性が高く、
一度体内に入ると骨に沈着し排出されませんので。
これから妊娠したい女性にとっては
汚染されたものを食べることで内部被爆をしてしまい、
不妊症の原因にもなります。
また、妊娠中の女性が内部被曝をしてしまうと
胎児にも影響があります。
私は、食べ物に気をつけて汚染地に留まる生活よりは、
非汚染地で何でも好きなものを選んで食べられる生活を選びました。
好きな時に好きなものを買って食べられて、
心配をしなくてよいので本当に楽です。