依存症者の世話・尻拭いをしないというルールの実践

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パートナーがいつもお酒を飲む場所にしているガレージのシャッターが
2日前にいきなり壊れて閉まらなくなって、
彼が一ヶ月くらい捨ててなかった大量のお酒の空き缶が
近所の人達から角度によっては常に見える状態になりました。

そしたら彼はそれがすごく恥ずかしいみたいで、
「ダメだよね。こんなに飲んじゃ…。
ずっとここに籠ってこうやって飲んで、それが人生ってダメだよね」

と客観的に自分がどう見えるか気づき直す機会になったようです。

うちは借家なので不動産屋プロパティーマネージャーに言えば
ガレージのドアはすぐ直してくれるのですが、
修理の前に不動産屋がドアの状態を確認しに見に来るかもしれません。

今ガレージには大量の空き缶があるので、
彼はその空き缶を片付けるまで
不動産屋に知らせるのを待ってほしいとのこと。

酩酊した時の状態は人によってそれぞれなのですが、
私のパートナーはとにかく物を片付けられなくなります。

ご飯を食べたら食べたお皿を下げずにテーブルに置きっぱなし、
使ったコップもそのままそこら中に置きっぱなし、
瓶や缶からお酒を飲みきっても空のものを捨てず、
テーブルや近くの床にそのまま置いておきます。

料理をすると、コンロの周りや床に食べ物を落としていたり
ソースや油などが近くの壁に飛び散っています。

依存症者に対する正しい対応を知る前は
彼が散らかしたそばから私が苛々しつつ片付けていました。

依存症者の世話を焼いてはいけない、
尻拭いをしてはいけない
と分かった今では
彼がシラフに戻ったタイミングで
「これ、あなたが散らかしたから片付けてくれるかな?」
と怒らずにお願いしています。

私が片付けてそれを怒ると向こうは逆切れするだけなのですが、
怒らずにただ事実を指摘してお願いする
「うん、分かった。汚くしてごめんね」
とすぐ片付けてくれるし、
「俺は酔っぱらってる時は散らかすんだね」
と気づいてくれるので良いことづくめです。

私はまだまだ良くない対応をしてしまうことがありますが、
少しずつでも前進ですね。

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