ニュージーランドの就活で一番大事な要素とは?

少し前の話ですが、Work Connectという政府が補助金を出している、
無料の移民向けの仕事の探し方プログラムに出席してきました。

全3回でなかなか面白い内容だったので、
この記事ではまず初回の内容をシェアします。

初回はざっくりとしたニュージーランドの労働文化の説明。

自分の裁量でセルフマネジメントする/仕事は全て言われたことをする度合いのグラフでは、
ニュージーランドがセルフマネジメントをする国として断トツの一位
最下位はフィリピンとマレーシアで、その間に中国と韓国が挟まっていました。

移民の割合が多い国々を対象にしたグラフのようで、
日本はグラフの中に含まれていませんでした。

配られた資料を見ると、上司に敬意を表すために
上司の目を見て話さない国があるそうで(どの国かは書いてない)、
色んな文化があるんだなあ、と。

講師はニュージーランドに12年前に移民したインド人、
出席していたメンバーはブラジル人2人、インド人4人、フィリピン人二人、
中国人二人、日本人一人、というか私でした。

英語ネイティブが0人の空間だったので
皆簡単な英語で話すからすごく分かりやすかったです。

講師のヒンディー語訛りが結構ありましたが
「私は自分のアイデンティティーとアクセントに誇りを持っているから、
キウイみたいに話そうと思えば話せるけどあえてアクセントを残しているの」

と言っていたのが印象的でした。

興味深かった情報は以下です。

・ニュージーランドの全求人のうち、70%は求人が出ずにコネで決まる。
残り30%のうち20%はすでに内定者がいる偽の求人で
(会社がワークビザを外国人に出すには、そのポジションの求人を一般に出して
「この仕事をできるニュージーランド人が見つからなかったので
外国人であるこの人をスポンサーしてワークビザを出す」と言わないといけないため)
残りの10%が本当に募集している求人。

・ニュージーランド人は面と向かってNoと言わない。
だから求人に応募して不採用だった時に多くの会社が連絡してこず放置してくる。

・ものを直接的に言わない。
例えばオフィスでお客さんがコップでお水を飲んだ後、オーストラリア人だったら
”Put the cup in a dishwasher when you leave, cheers mate”などと
ストレートに言うところを、ニュージーランド人は
”Would you mind putting it into a dishwasher before you leave?
Thank you”などと遠慮がちに言ってくる。

・公募される求人の書類選考通過後は97%は電話で連絡が来て、
即席インタビューされて更にふるいにかけられる。
「今時間ありますか?」という質問に「はい」と答えてしまったが最後
インタビューがそこで始まるので、
「いいえ。20分後くらいにまたかけなおしてもらえますか?」と言って
時間を置いて、静かな場所に座って心の準備をしてから電話を再度受けること。

・「コーヒーを飲みながらどうですか?どのコーヒーがいいですか?」
などと言われて面接がカフェなどで行われて、
コーヒーをオファーされても絶対に奢られてはならない、
自分の分は自分で払う。
相手はNoということをあなたに期待している。

・コネは大事だが、”I’m looking for a JOB”と言ってはならない。
”job”と言った瞬間に全てのjobが消滅する。
”I’m new to this industry in NZ”と言うと、
色々と助けようとして教えてくれるし、求人が出てきた時に教えてくれる。

・マオリ語と英語が併記されている、マオリの組織の求人広告にもどしどし応募すべし。
マオリの人しか応募できないわけではないどころか、
多様性促進のためにそれらの機関は移民を積極的に採用する。

・ニュージーランドはバイカルチャリズムの国である。
他国はマルチカルチャリズムが最上位にあるが、
ニュージーランドはMaoriとNon-Maoriのバイカルチャラリズムであり、
マルチカルチャリズムはNon-Maoriの下位に位置する。

コネで決まった話の実例として、
家族、友人や知人から以外のコネのケースも紹介されました。

無職で求職中だった人が
時間があるからと家でマフィンを焼いて近所の人にお裾分けして、
その時に近所の人と少し話したら、その近所の人は大企業の人事のマネージャーで、
それから二週間後にその人から「良かったら、うちで働かない?」と言われて
仕事がもらえたというケースでした。

あとは、オークランドに住んでいた人がウェリントンで面接を受けて、
帰りのバスの中で隣の人に
「面接に行ってきたんだけど、上手く話せなかったし受かった気がしないなー」
などと話したらその人が名刺をくれて
連絡先を教えたら二週間後に「コーヒーを一緒にどう?」と誘われたので出かけて、
コーヒーを飲みながら話して、話し終わった後に「うちの面接受けない?」と尋ねられて、
(コーヒーを飲みながらお喋りをしていたら知らない内にスクリーニングされていた)
その面接を受けて受かったということがあったらしいです。

コネが非常に重要だということはコネがない移民は非常に不利な訳で、
出ている求人に応募しつつ、並行して趣味の集まりに参加するなりして
人脈を増やすことが肝要だそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする