オークランドで恐怖の水平埋伏歯抜歯体験記・当日編

21464371583_4d5cd564ca


海外の歯科医院で抜歯、となるとかなり勇気がいりますが、
勇気を出して1月8日に抜歯してきました。

こちらで歯科にかかる時は、
White Cross Dental New Lynnという他よりも安めの価格で
腕もいい歯科医院に通っています。

安めの価格といっても、日本国内で国民健康保険を使って
治療をするのと比べれば大幅に高額ですが…。

右下に横向きに生えている親知らずの前の歯の
親知らずと接している側面が小さい虫歯になり、
その虫歯の治療には親知らずの抜歯が必要ということだったので
抜歯することにしました。

価格は640ドルでした。

この640ドルのうち340ドルは抜歯の料金、
残りの300ドルは静脈麻酔の料金です。

以前下の奥歯の治療をしていた時に
進行した虫歯だったため麻酔が効かなかったことがあり
それ以来歯科治療への恐怖心が強まったので
静脈麻酔での抜歯にしました。

【静脈麻酔とは】

静脈麻酔での抜歯は、鎮静剤を点滴あるいは注射で打ってもらい、
眠っている間に全てが終わってしまうという夢のような方法です。

どこの歯科医院でもできるわけではなく、
昨年に日本で親知らずの抜歯をした時は
静脈麻酔ができる最寄りの歯科医院に
私鉄を乗り継いで片道一時間かけて行きました。

かかりつけの歯科医院でできなければ、
大学病院の口腔外科へ紹介状を書いてもらえるようです。

今回お世話になった歯科医院でも、
静脈麻酔での抜歯は毎日可能ではなく毎週金曜日限定でした。

全身麻酔ではないとはいえ麻酔なので全身管理となり、
やはり専門医の管理下で行わないといけないようです。

鎮静剤投与前には血圧測定があり、
左手の人差し指に脈拍を計るセンサーのようなものが
取り付けられます。

治療中は眠ってしまいますが、完全に意識がなくなるわけではなく
呼びかけに応答したり指示に従ったりできます。

しかし、健忘効果があるため
鎮静剤投与が停止されて目を覚ました時には
投与された患者は何も覚えていないという仕組みです。

以下、抜歯当日の流れや症状などを書いてみます。

【抜歯の準備】

抜歯の予約が15時半だったため、11時半から絶飲食でした。

静脈麻酔を打つ4時間前は一切の飲食が禁止と
事前に歯科医院から指示をされていました。。

静脈麻酔投与中に万が一嘔吐をすることがあって
その際に気管に吐しゃ物が詰まったら
窒息の危険があるからだそうです。

でも4時間だったらお腹はすくものの我慢できる範囲ですし、
少し喉が渇くくらいでした。

その歯科医院はいつも治療後に支払いをするのですが、
今回だけは治療前の支払いを求められました。

静脈麻酔の効果がなかなか消えず
朦朧とした状態の人もいるだろうからかと思います。


会計後は、治療が終わった後に
私を迎えに来る人の連絡先を聞かれました。

これも予約を入れた時点で説明があったのですが、
この歯科医院では、静脈麻酔を受けた患者は
家族か友人など誰かの迎えがなければ
患者を歯科医院から出さないとのことでした。

意識が多少なりとも朦朧としているので
一人で外に出すのは危険だからだそうです。

私はパートナーに迎えを頼んでいたので、
パートナーの名前と電話番号を教え、
治療終了後に受付の人から電話してもらうようにしました。

それが終わったらいよいよ治療室へ。

【いよいよ抜歯】

治療室は手術台ではなく普通の歯科治療の時に座る椅子に座り、
まず血圧を測定されました。

血圧の測定が終わると左手の人差し指に
脈拍を計る小さな機械が装着されました。

その間、現在服用している薬はあるか、アレルギーはあるか、
過去に服用した薬で合わなかった等問題があったことがあるかなど
質問されましたので、それに答えていきました。

それが終わり、注射で鎮静剤が打たれました。

日本で静脈麻酔を受けた時は点滴だったので、少し驚いて
「えっ、注射なんですか?」と思わず聞いたところ、
「うん、注射」とあっさり言われてプスっと。

その注射が打たれてからものの5秒ほどで天井が少し回ってきて
瞼がとても重くなり、目を開けていられなくなり目を閉じました。

目を閉じた後は「その器具取って」などと10秒間程聞こえており、
「今回は注射だしあんまり効かないのかも。どうしよう…」と
一抹の不安を感じたのを最後に記憶がありません。

抜歯は15時40分から始まったのですが、
「終わりましたよ」と起こされた時は16時半で
気が付いたら抜歯が終わってガーゼを噛んでいる状態でした。

「やっぱり静脈麻酔にして良かった!」と嬉しくなっていたら、
パートナーが診察室に呼ばれて入ってきました。




「帰っていいですよ」と言われたので
椅子から立ち上がったのですがまだ眠かったためか
足元がふらついてうまく歩けませんでした。

日本で静脈麻酔を受けた歯科医院では
起きた途端にシャキッとしていて足元のふらつきもなく、
迎えの人を連れてくるよう指示されなかったので
投与量が多かったか、強い種類のものだったのかもしれません。

(日本では迎えがいらないくらい意識がはっきりとしていたので。
ただし、施術当日は車を運転しないよう言われました)

そのままパートナーに肩を支えてもらって診察室を出て、
受付で抗生物質と痛み止めの処方箋をもらい
歯科医院を後にしました。

【抜歯後】

その足で薬局へ向かい、イブプロフェンとパラセタモール、
アモキシシリンとコデインを処方箋通り買いました。

今まで薬局で英語が分からず困ったことはないのですが、
その時はとにかく頭が朦朧としており全く理解できず困りました。

英語ネイティブのパートナーが
横で全部聞いてくれていたので助かりましたが…。

薬代は全部で55ドルでした。

PHOに入っていたも歯科の薬代は全部自費なのだなと
ちょっとがっかりしつつ、お会計を済ませて帰宅。

帰宅後もまだ頭が朦朧としていましたが、
薬を飲むために開かない口を必死に開けてスープを飲んでから
17時半に痛み止めのイブプロフェンとパラセタモールと
抗生物質のアモキシシリンを服用して3時間ほど昼寝しました。

昼寝の後は頭がすっきりし、麻酔が切れて痛みが出てきたので
頓服用の痛み止めのコデインを20時半に飲み、
それから空腹だったのでフォーを食べ始めたのですが、
どうも胃がむかむかしてきたので
20時45分に食べるのをやめベッドに戻りました。

横になっても胃のむかつきは収まらず、最終的に23時半に嘔吐。

えづくと口内に力が入ってしまうので、
少量ですがそれで傷口から出血してしまいました。

その後、ジンジンとした痛みは収まらなかったものの、
眠れないほどではなかったので朝まで眠りました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする