アルコール依存症の家族としての自分の回復がついに始まった?

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パートナーのアルコール依存症と付き合い続けて
早数年が経ちました。

 

 

最近になってようやく、家族である自分の回復が始まったようです。

本を読んだりして依存症についての知識をつけたり、
AAの家族会であるアラノンに数回出たりと色々模索をしてきました。

私にとって一番効果的だったのは
YoutubeでLove over addictionというチャンネルの
ポッドキャストを聞くことでした。

元夫がアルコール依存症のアメリカ人女性が発信しているチャンネルです。

対象としているオーディエンスは、
パートナーがアルコール依存症で
かつてその人が苦しんだのとと同じように苦しんでいる女性です。

「アルコール依存症のパートナーをどう回復に向かわせるか」という内容ではなく、
そのポッドキャストを聞いている人達(家族)の回復に焦点を当てた内容
です。

有料のプログラムを購入すると、
秘密の会員制フェイスブックグループに参加できます。

私は有料のプログラムは買っておらず、
週に一度更新される、無料のポッドキャストを聞いているだけです。

フェイスブックのグループには、
妻が依存症で苦しんでいる男性や、
アルコール依存症者本人も参加しているみたいです。

そのポッドキャストを聞いていると、
発信者が自分の実体験から語ってくれるので
本当に納得できる内容で、励まされることが多いです。

また、「そもそも、アルコール依存症者とは健康的な関係性(付き合う、結婚する)を持つことはできない。
彼らは依存物質を摂取するために噓をつき続けるし、
最優先なのは常に依存物質の摂取で、あなたは蔑ろにされる。
それなのに、なぜあなたはそんな人と関係を持つに至ったのか?
また、不健康な関係性の中にいることをなぜ選び続けているのか?
あなたのその問題を解決しない限り、
依存症のパートナーと別れても、結局はまた別の不健康な関係性に惹かれてしまう可能性が高い。
あなたの中にある、その問題を解決する必要がある」

と彼女は言うのですが、これは本当にそうだなと思います。

あとは、たまたま通い始めた鍼治療も助けになりました。

これには、「何を言ってるんだ?」という反応が返ってきそうですが…。

冷え性が酷くて今年一月から鍼治療に通い始めたのですが、
それがここ数年で初めての
「パートナーのことを一切考えず、自分のためだけにお金と時間を使った」
体験だったんです。

それまではずっと、何をするにも頭のどこかに彼のことがありました。

「この洋服欲しいけど、またいつか引越ししないといけないし、
彼はどうせお金貯められなくて引越し代は私持ちだから節約しなくちゃ」

「帰りが遅くなったら、また彼が飲んでしまいやすくなるかな…」など。

別に「家族としての自分の回復を目指すぞ」、
と考えて鍼治療に通い始めた訳ではありません。

たまたま鍼治療に通い始めて、
たまたま自分一人のことだけを考えて
自分のことだけをケアする時間を持つと、
気分がすごく軽くなり始めました。

それで、「どうしてだろう?」と考えてみたら、
「そういうことか」と納得したという…。

何がきっかけになるか分からないものです。

回復には本当に色んな手段があって、
何が自分に合うかは試してみないと分からないですね。

AAの家族会(アラノン)は私には合わなかったですが、
そこで回復を諦めるのではなく、
自分に合うツールが見つかるまで探し続けたのが良かったようです。

といっても、「自分に合うツールが見つかるまで、探し続けるぞ」と
意気込んで探していた訳ではなく、
自分の心を楽にしたい一心で知識を求めて検索し続けて
自分に合うポッドキャストに出会ったのと、
体調を良くするためにたまたま通い始めた鍼治療で自分に焦点を当てた、
というだけのことなのですが…。

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