ニュージーランドの永住権(居住権)をついに取得

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2022年4月19日、ニュージーランドの永住権をついに取得しました。

正確に言うと、永住権(Permanent Resident Visa)ではなく
居住権(Resident Visa)です。

居住権は二年間の「仮永住権」のようなもので、
二年後に永住権に切り替え可能です。

永住権と違うのは、住宅を買えるものの自分達が住むためにしか買えないこと
(例えば、余ってる一部屋を賃貸にして貸し出すことや
投資物件を購入というのが法的にできない)、
軽犯罪であろうとも何か犯罪を犯せば
ビザが即取り消されて強制送還になること、
国内の学生向けの価格で教育を受けられる一方で学生ローンは利用できないこと、
生活保護を利用できないことです。

それ以外は永住権との待遇の差はありません。

永住権を取ってしまえば一生有効で、
更新を数年ごとにしないといけないなどの規制はありません。

居住権申請は去年11月に出していたのですが、
以前の記事で書いた、一度限りの大量発行の居住権にも
私のパートナーは申請資格があったので3月1日にそれにも申請して、
そっちの方が優先的に審査されるカテゴリーだったので先に通った形です。

これで来年パスポートの更新後に居住権を新しいパスポートに紐づける時と、
後二年後に永住権に切り替える時以外は移民局ともう関わらなくて良くなるし、
ビザの心配もしなくて良くなるので嬉しいです。

今から5年後には市民権(国籍)も申請できるようになります。

2012年の5月末に日本を出たので、ほぼ10年かかりました…。

居住権が取れたことで日常に劇的な変化が特に起こる訳ではないですが、
ずっと頭の片隅にあったビザの有効期限がなくなるので開放感があります。

とりあえずの変化は、クレジットカードが申請できるようになることと、
NZの年金の積み立てが始められるようになるくらいです
(短期ビザだと年金の積み立てができないので)。

パートナーは何年も職種と業界と雇用主に縛られた状態で、
精神的にも肉体的にも苦しみながら頑張ってくれました。

私は必要書類を揃えたり申請書類に記入したりと
申請の全事務作業と資金面を担当しただけですが、
彼は「君がいなければここまで頑張れなかった。
この居住権は二人で取ったものだ。俺の人生最大の功績だ」と言っています。

この10年、オーストラリアで二人でワーキングホリデーをして、
NZにもワーキングホリデーで来て彼がスポンサーを見つけて就労ビザを取って、
そしたらそのスポンサーが別の従業員のビザ関係で不正して移民局に捜査されることになり、
それで転職したらそのスポンサーも移民局関係で違法行為をして移民局の捜査対象になり、
それでまた転職して、取得から二年後に居住権に移行できる種類の就労ビザを取れたと思ったら
反移民の政党が与党になり、居住権の審査期間が2-3カ月から26ヶ月超に延びて、
二人とも精神的に限界になり、
「もうだめだ、終わりが見えない、
NZを出てアイルランドかカナダに行った方が良いだろうか」と考え始めた時に
一度限りの居住権大量発行が発表されて、それで取れたという経緯でした。

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