ニュージーランド政府が一回限りの永住権を大量発行と発表

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9月30日早朝に、ニュージーランド移民局が
16万5000人が対象となる一度限りの永住権発行を発表しました。

日本との人口比でいえば、基準を緩くして
今後一年で約400万人の外国人に永住権を出すようなものです。

私のパートナーは30ヶ月の有効期間中に
24か月を過ぎたら永住権申請が可能になる就労ビザを持っており、
その24ヶ月を達成する日が二週間以内に来るので
書類集めも終盤に差し掛かっていたタイミングでの発表でした。

 

 

発表の前日からFBでニュージーランドの移民が集まるグループに
「一度限りの永住権大量発行が起こるらしいぞ」という投稿がされていました。

移民弁護士達も「そうらしい。現時点で集まっている情報はこれだ」と投稿していて、
「本当だろうか?」と半信半疑でいたら、
夜には「明日移民局から発表がある」という報道が出ていました。

発表はなんと朝の5時で、起きたらもう終わっていました。

私は対象ではないのですが、私のパートナーは対象となりました。

発表を見た時の感想は、「労働党(現在の与党)、ありがとう」などではなく、
「勝った」でした…。

このブログで何度かすでに書きましたが、
ニュージーランド政府の移民に対する扱いは本当に酷いものでした。

移民達から多くの請願が出され、何度もデモが行われ、
勇気がある人達は顔と実名を出してメディアに出て窮状を訴え、
法廷闘争をしている移民には皆で寄付をし、
移民たちのために立ち上がってくれたニュージーランド人達もいて、
本当に皆で勝ち取ったもの
なんです。

“Kind”を標榜する政府が自主的に出してくれたものでは決してありません。

私とパートナーはこの発表がなくても永住権を申請できる条件を満たしていたとはいえ、
労働党が政権与党になった2017年以降は
永住権を申請しても結果が出るのが24ヶ月以上かかるのも珍しくないという状態で、
「永住権申請を2021年10月に出して、下りるのは2023年10月以降だろうか…?」
と半ば絶望していました。

その2年の間、パートナーは雇用主に縛られた就労ビザを持ち続けねばならず、
彼のストレスはもう限界に達しつつあり、
そんなに長期間はもう耐えられないのが見えていたからです。

なので、プランBとしてカナダの永住権獲得も視野に入れ、
カナダの永住権申請の条件を調べ始めていたところでした。

プランCとして、彼の母国のアイルランドも考えていました。

この大量発行される永住権の審査基準はとても緩いので
審査の速度が上がるようで、
彼がこの永住権に申請できる来年3月から
半年以内にはもらえるのではないかと思いたいです。

今から、約一年以内には出るのではないかと。

まだあと一年か、と思うと先は長いように感じますが、
2~3年かかりそうなところから一年に短縮されたので良かったです。

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