七日間の連続飲酒を終えたパートナーが考えていること

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先々週の金曜日から一昨日の金曜日まで、
丸七日間続いたパートナーの連続飲酒が終わりました。

彼は昨日からようやく素面に戻り、
離脱症状が苦しくベッドで寝ています。

この連続飲酒前、彼は七週間の禁酒に成功していました。

彼がお酒を飲み始めたのは13歳からで(!)、
七週間の禁酒というのはこれまでの人生の中で最高記録だったそうです。

アイルランドでは中学生から飲酒するのが違法とはいえ普通だそうなので。

連続飲酒直前となる最初の一杯を飲む前には、
「この七週間で、俺は飲酒を制御できる術を学んだ。
これまでみたいにチェスをしたりして忙しく過ごせば、
連続飲酒にはならない」と言っていましたが、やっぱり…で。

先々週の金曜日から飲み始めたらそこからは止まらず、
先週は丸々欠勤となってしまいました。

有給休暇は三日半分しかないし、私からはもうお金を貸しません。

今週の家賃などの出費を補うために、彼は友達からお金を借りました。

ニュージーランドでは有給の病気休暇が年五日と、
有給休暇が年に四週間もらえて合計五週間有給で休めるのですが、
もはや五週間では追い付かないくらい彼は欠勤が多いので
<欠勤=無収入=酒と煙草で貯金は常に0=借金するしかない>なんです。

ニュージーランドでは煙草の価格が高く、
今ひと箱31ドルくらい(2000円ほど)します。

飲酒を始めると彼は一日に二箱吸うので、
煙草代も酒代に伴って出ていく大きな出費の一部です。

人生最長の禁酒期間の後にすら一度飲酒したら止まらなくなった、
仕事も一週間丸々欠勤するという元の状態にすぐ戻った

というのは彼にとってショックだったようです。

「バカな事をした。バカだなあ…」と何度も呟いているので、
色々と思うところがあるようです。

「また七週間禁酒するの?」と私が聞いてみると、
「七週間よりもっと長い期間、禁酒する」という答えが返ってきました。

また七週間禁酒したら、飲酒を制御できるようになって、
今後の人生で再び飲酒を楽しめるようになると思うかも聞いてみたら、
「そう思ってる。いや、思ってた。もう無理なのかもしれない…分からない」
と言っていました。

私は彼に怒らず、彼を責めもせず(もう慣れたものです)、
「食べられないなら、水分取った方がいいよ」
「今、ご飯食べられそう?」などの気遣う言葉だけかけて、
基本的には放っています。

彼は「なんで俺に怒らないの?怒ってくれ」と言っていますが、
私が彼に怒ったり責めたりすると、
彼の思考の矛先がこっちに向くので良くないんですよね。

私が怒ったり責めたりすると、
それで感じる罪悪感がまた飲むきっかけになりかねないですし
私の怒りをどう収めるか、などと彼が自分のことではなく
私について考え始めてしまうので。

でも、私が平静でいると、
もう彼は自分に向き合うしかなくなるんです。

依存症者に対する家族の対応の仕方の一つですね。

禁酒するのか、するならどれだけの期間するのか、
禁酒した後はまた飲もうとするのか、断酒するのか…
全て彼次第なので、どうするのかなと思いつつ私は見守るしかできません。

でも、「七週間禁酒できた」というのは彼にとって自信になったようなので、
良い方向に進むよう願っています。

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