アルコール依存症のパートナーとの別居に向けて

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パートナーと先月で付き合って八年だったのですが、
別居するつもりで動き出します。

 

 

というのも、先月終わりから彼が今までで一番長い連続飲酒に陥って
一週間半仕事に行けなかっただけでなく、
離脱症状も今までで一番酷く期間も長く、
それでも断酒するつもりがなくてまだ飲み続けるつもりなのを見て、
「まだ飲むつもりなんだ。もう無理だ」
と私がかなり限界に最近近づいていたんです。

それでも、「断酒はまだ決意できなくても、
さすがにこれで2~3週間は飲まないだろう」

と私は勝手に思っていたのですが、禁酒後わずか10日後に
「ガレージ(いつもお酒を飲んでいる場所)の整理をしていたら、見つけた」と二缶飲み、
翌日(金曜)は仕事終わりに家で晩酌をし、
さらに深夜にUberでシティーに住む友達の元へ駆けつけ、
そこから二泊泊りがけで飲酒して、私が激怒したという経緯です。

金曜の深夜に「土曜朝早くに帰るよ」と言っていたのに、帰ってこず。

土曜昼に「今日の午後に帰る」と電話で言われたので、
私が「今朝早くに帰るって言ってたよね?
今日は近所のカフェに一緒に行く予定だったでしょ?」と怒ると、
「ごめん。カフェには明日行こう。
あ、バックグラウンドで犬の鳴き声が聞こえるけど、近所の犬?」
と話題をそらされたので、「もういい」と電話を切って、
「別れる。嘘つきとは一緒にいたくないし、
ゴミみたいな扱いはもうたくさん」
と彼にテキストしたのでした。

一緒に近所のカフェへコーヒーを飲みに行く約束をしていたのに
破られたことに腹が立ったのもあるし、
毎週末金曜の夜から日曜の夕方まで一人で飲酒しているので
私とは一緒に近所に出掛けることすら数ヶ月に一度、
激しい喧嘩と口論をしてやっと家から引きずり出せる
という状態なのに、
飲酒が伴う友達からのお誘いには
Uberで40分の距離を迅速に駆け付ける
という扱いの差にも腹が立ちました。

まあ私がどうというより、
アルコール依存症だから、何においても飲酒が最優先だからなのですが…。

その友達とはまた別の友達からの、
「子供が生まれたから顔を見に来てくれ」
というお誘いにも乗ってないので。

なぜなら、新生児がいる家庭に遊びに行ってもお酒は出ないからです。

前回の離脱症状は本当に酷かったです。

三日ほど何回も嘔吐して、水もなかなか飲めなくなり、
食事も数日間ほとんど取れませんでした。

栄養失調でどうにかなってしまうのでは?と心配になったほど。

彼が夜中に嘔吐している音で私も起こされてあまり眠れなかったり。

動悸も激しくて、静かな室内だと
30センチほど離れていても聞こえるほどだったし、
咳をしたら内臓が痛んでいたし、
何度も吐きすぎて左の白目の内部が出血して、
痛みはないけど見た目が怖くなっていました。

出血して10日経った今も、毎日少しずつ治っていってるものの
まだ明らかに白目が赤いです。

彼が離脱症状で寝込んでいる数日間、
私は家から遠い職場の仕事のシフトが週5で40時間だったので、
19時あたりに仕事が終わり20時前後に帰ってきて、
そこから「今日は少し彼が食べられるかも」
と二人分の夕飯を頑張って作っていたりしました。

結局、私が数日かけて全部食べてましたけど。

トイレに入ったらマットに吐瀉物が若干ついていたり、
離脱症状で震える手でスープを飲もうとしてカーペットに零してたりで、
私は何かそれを見ているだけで、
「これからもうどうなるんだろう…」という不安を募らせていました。

 

 

欠勤四日目、仕事から家に帰ったら彼が仕事着を着てベッドに寝ていたので、
「あれ、今日仕事行ったの?」と聞いたら、
「行ってない。でも、これを着たらもう一度仕事に行ける気がして」
と悲しそうな顔で彼が言ってて、何とも言えない気持ちになりました。

本人も苦しんでるんだ、というか本人が一番苦しいんだ、と。

「飲むのを一生止めないと、
今みたいに八週間に一度この状態の繰り返しだよ」

と私が言うと「そうだね」と返事は返ってくるのですが、
断酒には思い切れないようでした。

「飲酒を責めてはいけない。嘘をつくのは病気だから。
病気だから責めたらいけない。
言いたいことは自分を主語にしたiメッセージで」

というのは家族の対応として理解しています。

でも、常に嘘をつかれるのが当たり前で、
「この人の言葉を信じてはいけない」
と心にバリアを作って毎日を過ごすのは疲れます

何度も同じiメッセージを伝えるのも疲れます

毎週末、カップルとして何の思い出も作れず、
物理的には同じ屋根の下にいるのに孤独を感じながら過ごすのは悲しい
です。

愛している人が緩やかに自殺していく様を毎日見せつけられるのは苦しいです。

お金は全部お酒と煙草に使ってしまうから
貯金が一切なく突然の大きな出費には全然対応できないし、
何より未来が見えません

私は年齢的に子供が2-3年以内に欲しいのに、
アクティブな依存症が父親である子供を持つなんて考えられない
(依存症の親の元で育つと、親の言葉を信じられないなどの悪影響が子供に出る)
というのも大きい
です。

本人に断酒して回復しようとする意志があればそれでも希望が持てますが、
そんな意志は今のところありません。

私はもう、私にできるだけのことはやりました。

今まで精一杯頑張ったし、もう頑張れないと思います。

それに、私の存在自体がもうイネイブラーなんだという気がします。

私がいる限り回復に向かわないんじゃないか、と。

彼は「君の八年間を無駄にしてごめん」と言ってますが、
私は無駄にしたとは全く思ってません。

この依存症に家族として巻き込まれるまでは、私は自分の人生に
「白馬の王子様のような男性がいつか現れて、救ってくれる」
という他力本願な信念が無意識にあったようで、
それを壊してくれたので良い学びの機会になった
と考えています。

白馬の王子様でも誰でも、
自分ではない誰かに救ってもらわないといけないのであれば、
その救いがいつ来るのか、そもそも救いが来るのかどうかすら分からない
ですが、
自分は自分が救うのであれば、
自分が自分を救おうとする限り絶対に救われる
訳ですから。

依存症と格闘しなければ、
この気づきは得られなかったのでそれには感謝しています。

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