飲食の仕事をしつつ考えた、自分が飲食業に絶対に向いていない理由

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「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を地で行き
すっかり忘れていたのですが、
「今後、二度と飲食業の仕事はしない」
私はオーストラリアでのワーホリ時代に誓っていたんです。

理由は「向いていないから」…。

最近、飲食業で働き始めたので、
「そうそう、前もこうだったなあ」と思い出している日々です。

フロントスタッフとしてジャパレスで働き、
先輩スタッフから怒られていた日々を…。

事務職だと私は仕事が結構できる人扱いですが、
飲食業だと完全に仕事ができない人なんですよね。

どこが向いていないのか、何が嫌なのかなど
今までは漠然としか考えていなかったので、
改めて最近考えてみました。

短いタイムラインでマルチタスクをこなさねばならない

飲食業は複数の作業を同時にこなさなければいけないですが、
私はそれが不得意です。

例えば、接客しながら手を動かしてお寿司を巻きながら、
さらに同時並行で揚げ物をしていたりなど。

絶対に無理です。

何回生まれ変わっても私にはできません。

事務職でも「マルチタスク」を求められるのですが、
それはうまくできていました。

「なぜだろう?」と考えてみましたが、
事務職の仕事はいくつかの作業と締め切りがあって、
締め切りを守らないといけませんが、
作業をしている時は同時並行じゃないんですよね。

明日締め切りのこのレポートを今日の午前中に終わらせて、
午後からは明後日締め切りのデータ入力をする、
というように各作業をしている時はそれに集中できるんですよね。

その間電話が鳴って取らなければいけなかったり、
キッチンの牛乳がなくなったから買いに出かけたりなど
小さいタスクが合間に入ってきたりはしますが、
ずっと複数のタスクを同時にやらなくていいという。

仕事がある日は勤務後の予定を立てられない

事務職でもたまに忙しい時は少し残業がありますが、
基本的に定時で帰宅できます。

一方、飲食業はシフト終了前に急にお客さんが大量に来て忙しくなり、
シフト延長になることがよくあります。

「今忙しいから、〇時までいてもらってもいい?」
と聞かれる時もありますが、何も聞かれず、
忙しさが落ち着くまで残るのが当然とばかりに働かなければならないこと
も。

先日は15時終わりのシフトだったのに、
忙しくなり帰れたのは17時半でした。

その日はパートナーの体調がとても悪く、
嘔吐を繰り返していて仕事も欠勤して家にいたので
15時終わりに急いで買い物に行ってスポーツ飲料やゼリーを買って
帰宅する予定だったのに…。

それなのに17時半まで仕事になり、
体調不良のパートナーを家で待たせてしまった訳です。

仕事がある日は、その後に予定を入れられないんですよね。

収入が不安定

シフトが予告なしに伸びる、というのと裏表なのですが、
暇な日は「今日は暇だから〇時上がりで」と
当初の予定より早く帰らされる
こともあります。

早く帰れるのは嬉しいですが(笑)、
その分勤務時間は減る訳で収入は減ります。

暇な日が続いたらその週の勤務時間は短くなり、
収入が少なくなってしまいます。

休みが不定期

これは飲食業に限らずホスピタリティー業界全般ですね。

人が休んでいる時に働かなければいけない仕事なので、
土日や祝日に働かないといけません。

平日が休みでも私は構わないのですが、
休みの曜日は決まっていません。

先週は月曜と木曜が休み、今週は金曜と日曜が休み、
来週は木曜と土曜が休み、など。

しかもシフトは週ごとに出るので、前もっての予定も立てられません。

休みが取りにくい

飲食業はギリギリの人手で回しているので、
誰かが休んだら代わりに誰かが働かないといけません。

事務職のように「今日休んで溜まった仕事は、明日やればいい」とはできません。

自分が休む日は自分で誰か変わりを見つけなければいけなかったり…。

ですので非常に休み辛いです。

ニュージーランドでは病気休暇が年5日ありますが、
これでは使い辛いだろうなあと感じます。

給与が安い

飲食業は給与が安いです。

私が働いている会社でのアシスタントマネージャーの時給を
偶然耳にする機会があったのですが、驚くほど安かったです。

ニュージーランドは最低賃金が18.90ドルと日本に比べて高めですが、
ほぼその額と変わらなくて…。

私が働いているところ以外でも飲食業の給与は安いようで、
「フロントスタッフとして15年働いてきたのに、
新しい職場でオファーされるのは常に最低賃金」

と、とあるニュージーランド人が話していました。

「フロントスタッフは誰にでもできる仕事だから、
最低賃金なのは仕方ない」という声もあるかもしれません。

それでも、色んなバーやレストランで15年も働いていれば
お客さん同士の喧嘩を止めたり、酔ったお客さんへの対応、
クレームへの対応、接客技術など絶対に何らかのスキルがあるはず
で。

何の経験もない人と全く同じかほぼ変わらない時給、
というのは不公平でおかしいんじゃないか
と私は思います。

日系の職場は細かい

これは飲食業だけ、というものではないですが、
日系の職場での仕事はとにかく細かいです。

 

 

例えば、お客さんの目に触れる訳でもない、
そう狭くもない収納場所にあるものを置くのに
「これは横ではなく縦に置く」などの細かいルール
があることが多いです。

私は日本人ですが元々かなり雑な人間なのと、
更にオーストラリアとニュージーランドで
主にヨーロピアンや南米の人達と働いてきた影響もあり
「別にそこに置いてさえあれば、どっち向きに置いてもいいのでは?
細かいルールで面倒臭いな…」
と感じてしまうんですよね。

つらつらと書き出してみましたが、
こういう理由から休みの日は頑張って事務職の求人に応募しています。

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