軽度のカフェイン依存症がカフェイン断ちして頭痛と戦ってみた

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軽度のカフェイン依存症だったので、
ふと「カフェイン断ちしよう」と思い離脱症状と戦ってみました。

私はカフェイン依存症といってもおそらく軽度の部類で、
エナジードリンクを毎日何本も愛飲していたとか、
錠剤でカフェインを摂取していたなどというレベルではありませんでしたが
それでも離脱症状はなかなか辛かったです。

飲んでいたのはティーバッグの紅茶とインスタントコーヒーなので、
カフェイン摂取で負った経済的ダメージはありませんでしたが、
私のパートナーが結構重度なアルコール依存症なので、
「物質に依存するのは嫌だ」と思い始めていたタイミングでした。

 

 

自分がカフェイン依存症という自覚は、昨年末までありませんでした。

仕事をしていた時に週末になるとお昼頃に軽い頭痛がすることが時々あり、
またやたらと体が重く感じていたのですが
「平日の疲れが出ているのだろう」とただ思っていました。

そんな状態で過ごしていたとある週末、
頭痛がある時に何となく紅茶を飲むと飲んで一分ほどでスッと頭痛が引き、
体の重みが取れたことがありました。

そんなことを数回繰り返すうちに、
「これは軽度のカフェイン依存症なのでは?」
と気づくに至りました。

思えば、平日は朝は眠気覚ましに家で朝食を食べながら紅茶を飲み、
職場では昼食後の眠気を覚ますためにコーヒーを一杯飲むのが日課になっていました。

週末は自然に目が覚めるまでゆっくりと眠るので朝紅茶を飲み眠気を覚ます必要がなく、
昼食後も眠くなれば昼寝すればよく、コーヒーを飲む必要はありませんでした。

紅茶もコーヒーも味がおいしいと思って飲んでいたわけではなく
眠気覚ましのためだけに飲んでいたので
週末に飲まずにいたら離脱症状が出ていたということです。

軽度の依存に気づいてからは、
「徐々に摂取量を減らしてカフェイン断ちしていこう。
今日からは朝の紅茶だけにして、コーヒーを飲まないぞ」
と決意したにもかかわらず、昼食後の眠気に負けて
「今日だけ。明日からは飲まない」
と心で呟きつつ、コーヒーを何度淹れたことか…。

アルコール依存症のパートナーから
「気が付いたら酒を買っていたんだ」と幾度となく言われた時に
「お店に行ってお酒を選んでレジで支払うという一連の動作を無意識にできる訳がない」
と私はいつも思っていました。

それなのに私は、ある日職場で「マグカップを洗うだけ」とキッチンに行ったはずが
マグカップを洗う寸前にケトルに水を入れスイッチを押してお湯を沸かし、
さらにお湯が沸くのを待っている間にインスタントコーヒーの缶を開け、
スプーンで適量のインスタントコーヒーの粉末をマグカップに入れ、
お湯が沸いてすぐにマグカップに注ぎ、
スプーンでかき混ぜ始めた瞬間に
「あれ、何で今コーヒー淹れてるんだ!?いつの間に!?」と自分で驚き、
出来上がったコーヒーを半ば呆然と見つめた
ことがありました。

しかも、そこで入れたコーヒーを流しに捨てればいいのに
「もう、これは淹れちゃったからいいか」と飲んでしまったことがありました。

パートナーが言っていた「気が付いたら買っていた」というのはこういうことか、
依存症の無意識恐るべし、と戦慄しました。

平日はカフェインを採らないと眠気が取れず仕事の能率が落ち、
週末もカフェインを採らないと軽い頭痛がして体が重い。

カフェインを断ちたいのに、断つと頭痛と体の重さが辛いので
その辛さを和らげるために摂取してしまう…。

精神的には依存していなかったですが、完全に身体的な依存症状がありました。

「これじゃあ、パートナーの事を言えないなぁ…」と思いつつ過ごしていたのですが、
昨年末仕事を辞めたので、それをきっかけに徐々にカフェイン断ちしてきました。

いきなり完全にカフェイン断ちをすると体が辛いので、
まず昼食後のコーヒーを止めるところから始めました。

渇望というほどではないですが、「コーヒーを飲みたい」という願望が出てきた時は
ノンカフェインのハーブティーを大きめのマグカップで一杯飲むとお腹がいっぱいになり、
それ以上は飲み物をしばらく飲みたくなくなるので良かったです。

これを一ヶ月くらい続けました。

そして朝か昼の紅茶一杯だけで満足できるようになってから
一か月ほど経ったタイミングで紅茶を飲むのを止めました。

これが実は昨日なのですが…。

昨日は一日中軽い頭痛があり、また眠気と体のだるさが凄く、
夜に八時間寝たのにさらに昼寝で一時間半寝てしまい、
どこにも出かけず疲れてもいなかったのに
さらに次の夜(昨晩)も八時間ぐっすり眠ってしまいました。

今日は頭痛も眠気も体のだるさもなく、
このままカフェイン断ちできればいいなと思っています。

一生カフェイン断ち、という訳ではないですが、
毎日摂取しないと体の状態が保てない、という状態が嫌なので…。

こんな軽度の依存症、あるいは依存症になりかけの状態でも
止めるとなるとなかなか辛かったので、
重度のアルコール依存症がアルコールを断つのは
どれだけしんどいのだろう、と少し体験できたのは良かったです。

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