ニュージーランドの永住権獲得に向けて2014年から
アイルランド人のパートナーと二人で頑張っていましたが、
気が付いたら永住権獲得に向けた戦いが終わっていました。
「気が付いたら」とは何を言っているんだという話ですが…。
前の記事にも書きましたが、
彼と私は当初は技能移民部門での永住権申請を予定していました。
そこに彼の昔の現場からのコネで転職のお誘いをたまたま貰えて、
その転職先の会社が移民局のお墨付きの会社で
Work to Residence Visaというその会社で2年働けば
Resident Visa=永住権がもらえるというビザを出してもらえたのです。
しかもWork to Residence Visa申請の最低年収要件が55000ドルから
79560ドルに爆上がりする直前に滑り込みで出せたという幸運まで。
そしてWork to Residence Visaは永住権を取れるのが2年後なので
取れたとしてもそれは技能移民部門の永住権申請が却下された場合の
保険としてしか考えていませんでした。
2014年からかれこれ5年頑張ってきたのに今から更に2年は長いのと、
彼がアルコール依存症を抱えていて2年雇用をキープできるか心配なため、
余分に数千ドル払ってでも審査期間が9か月ほどしかかからない
技能移民部門での永住権申請を予定していました。
ところが、移民弁護士に聞いてみたところ
今年に入ってビザの申請数が急増したこと、
それなのに移民局がリストラを行って人員が足りていないこと、
新しく人を雇ったもののその人達へのトレーニングを施しているため
生産性が今は落ちていること、
自分が担当しているケースでも去年12月に技能移民部門で永住権申請を出したのに
未だに担当のオフィサーがついていないものがあること、
通常は審査期間が9-13か月だけれども
現状では2年かかっても不思議ではないことを教えてもらいました。
そして、現状ではあなた方の場合はWork to Residence Visaをこのまま持ち続けて
2年後に永住権を申請するのを自分としてはお勧めします、
とアドバイスをもらったので、それを受け入れることにしました。
数千ドル余分に払って下りる永住権も同じ2年後だったら
ただお金が無駄なだけですしね…。
という訳で、技能移民部門の永住権申請は取りやめとなり、
2年後にWork to Residence Visaから永住権を申請することになりました。
つまり、これにて私達のニュージーランド永住権申請への戦いは終わりました。
あとはパートナーが連続飲酒に陥って仕事を休みすぎて
2年持たずにクビにならないか、という別の心配がありますが…。
それはもう私にはコントロールできないので祈ることしかできないし、
私達が永住権獲得に向けてできることは全てやり終えたということで。
こんな風にして、ニュージーランドでのビザ獲得への奮闘は
ある意味何ともあっけなく、気が付いたら終わっていました。