ニュージーランド就活・面接のコツとは?

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ニュージーランドでの面接での振る舞い方、
質問の答え方について結構コツを掴んできたので書いてみます。

応募する職種や業界によって違いはあるでしょうし、
ここで書いているのは基本的には一般事務職の面接ということを
念頭に置いて読んでいただければと思います。

まず、このブログの副題通り、私は手に職がありません

私大文系卒で、大学院もキリスト教神学を学び
応募する仕事に関連した資格は一切持っていません。

一般事務職なので資格は特に要らないし、
高卒というのが要件であることくらいですかね。

こちらでの面接は、
「あなたのことを話してください(Tell me about yourself)」
という質問から大抵始まります。

英語で面接を受けたことがなかった頃、
受け始めたばかりの頃は何と答えていいか全く分からず。

Googleで”Tell me about yourself answer example”などと検索をかけ、
一ページ目に出てきた適当なサイトにある例文を
ほぼ暗記したりするという過ちを犯していました…。

英語で検索をすると引っかかる落とし穴なのですが、
アメリカのサイト(.comなどドメインで分かります)が一ページ目に出ることが多く、
ニュージーランドの基準からするとそこに出てくる例文は固すぎるんです。

「何でそんなに畏まっているの?」と不自然に思われるレベルです。

アメリカのサイトには
“I’m a professional with 5 years administration experience”
みたいに話し始めること、
そして、仕事、職歴、これまで挙げた業績だけを話し、
家族などの個人的な話は関係ないので入れてはいけないと書いてあります。

でもニュージーランドだと、もっとカジュアルな感じで
家族やパートナー、趣味など仕事に関係ないことを
ある程度入れるのが良い
とされています。

例えば私が面接でその質問をされた時には、
こんな感じで答えます。

“I’m Miyoko. I’m originally from Japan.
I have lived in New Zealand for 6 years.
Before New Zealand, I lived in Australia for 2 years.
My partner and I fell in love with this beautiful country, so we are planning to settle down here for long-term.
We will apply for resident visa and hopefully get it granted by the end of the next year.
I have 4 years administration experience in New Zealand.
So I know Kiwi work culture.
I applied for this position because…”

めちゃくちゃカジュアルですよね。

何でこんなのでいいかというと、
応募の時に出した履歴書とカバーレターに
職歴や何ができるかが書いてあり、
その上で書類選考に通ったから面接に呼ばれているから
です。

面接に呼ばれている時点で、
仕事を遂行する能力はあるとみなされている
訳なので。

ですので、ニュージーランドの面接では
「この人と一緒に働きたいか?」と人柄を見るために行われます。

あとは、Behavioral questionsが多いです。

日本語にぴったりと当てはまる言葉がないと思うのですが、
訳すとしたら「行動質問」ですかね?

「以前、仕事でプレッシャーがあった時に
どのようにして解決しましたか?」などのように、
過去に自分が仕事でどんな行動をしたかが聞かれる質問です。

解答にはSTARテクニックを使います。

STARとは、
Situation(状況):20%
Task(タスク):20%
Action(行動):40%
Result(結果):20%

のフォーマットです。

例えば上の質問には、私はこう答えます。

Situation: 
以前日系企業で働いていた時、
私の主な職務に書類の日英・英日翻訳がありました。

Task
多くの書類の翻訳作業を短い期日で頼まれ、
これまで働いたことがない業界の会社だったので
最初は業界用語が分からず苦戦しました。

Action
なかなか専門用語を覚えられず
同じ単語を何度も調べて時間を無駄にしていることに気づいたので、
エクセルで英日単語帳を作成していきました。
分からない単語が出てきたら、まずその単語帳で検索し、
そこになければ調べるようにしました。

Result
そうすると単語を調べる時間が減り、
翻訳作業の速度が上がっていきました。
三年経ちその仕事を退職するまでに、
単語帳には3300語以上の単語が載っていて、
そのほとんどを覚えていました。

 

このように答えていきますが、
こんなの前もって準備をしていないと答えにくいですよね?

私の場合は答えにくいというか、準備しないと完全に無理です…。

かといって、事前にどんな質問がされるかを知るのも不可能。

ですので、4-5個のエピソードを用意しておくのがコツです。

例えば上の私のエピソードなら、
「あなたが最も誇りに思う、仕事上での成功は何ですか?」
という質問の答えにも使えます。

ですので、エピソードをいくつか準備しておいて、
質問に合わせてどのエピソードを使うか選べば良い
です。

あとは、難易度が高いですが冗談をできるだけ言うのもアリです。

例えば私の職歴について、日系の会社で
英語が話せない駐在員のお世話もしていた仕事の概要を聞かれた時は
“I was babysitting Japanese expats”と答えると鉄板だったりします(笑)

もちろんこれは笑顔で明るい口調で、
「明らかに冗談を言っている」と分かるように言わないといけません。

真顔で言ったら「その仕事、嫌いだったんだな」と思われて失点になりますので
(前の雇用主・仕事を悪く言うのはご法度)…。

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