アルコール依存症のパートナーを放置して、年始に一人旅へ

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1月5日から8日まで、三泊四日で往復航空券と宿泊先を予約しました。

行き先はクライストチャーチです。

街中心部に滞在して博物館や歴史的建築物をゆっくり見たりするつもりです。

何で一人旅なのか?というと、
パートナーがアルコール依存症で
収入を全てアルコールにつぎ込んでしまうので、
彼はいつも貯金がなく、旅行に行くお金がないからです。

ここ数年は、彼と一緒に旅行に行って共通の思い出を作りたかったので、
彼が貯金できるかどうか、クリスマス休暇前は毎年イライラしていました。

いつも連続飲酒で有給休暇をほぼ全部使ってしまっている上に貯金もないので、
休暇中も上司に志願して仕事がある場合はほぼ働き続けていたり、
仕事がない場合は旅行に行けるどころか家賃の支払いが遅れたり…。

彼と最後に二人で旅行に出かけたのはもう六年前です。

三年前に彼と私と共通の友人夫婦二組と一緒にタウランガに行きましたが、
友人の一人が働いていた会社の福利厚生の一環で
とある宿泊施設に無料で泊まれる機会に声をかけてもらっただけだったので、
かかったのは現地での飲食費とガソリン代のみで
貯金をして旅行に行ったのとは違うんですよね。

しかも彼は現地にいる間ずっと飲酒と喫煙をしていて、
皆で一緒に上っていた頂上からの景色が良い山を息切れして上り切れず、
一人下って行ってしまい、
頂上に着いて友人夫婦達がロマンチックな雰囲気に浸っていたなか
私は一人少し虚しく感じたことがありました。

皆で山から下りて行って彼と合流すると、
彼は缶からお酒を飲みながら待っていて、
なぜか全員にジュースなど飲み物を奢って
「これで俺が上らなかったことはチャラな!もう口にすんなよ!」
と冗談めかしていましたが…。

話が逸れた上に、愚痴になってしまいました(苦笑)

ともかく、彼は貯金ができないから彼を待っているとずっと旅行に行けないし、
仮に行けたとしても現地でずっと飲酒してほろ酔い
なので
私が恥ずかしい思いをする可能性が高いんです。

それでも、「一緒に旅行に行って楽しく過ごせば、
飲酒以外に人生に楽しいことがあるのだと思い出してくれるかも!」
と期待をして彼を旅行に連れて行こうと頑張っていましたが、
それはもう今年から止めました。

その発想自体が、「私が彼を何とかしてあげよう」というものなので。

お酒を買える年齢なら、回復だって自分でできる年齢なんです。

何でまだロックダウンで、オークランドを年末年始に出られるかどうかすら不明な
このタイミングで一人旅を予約したかというと、理由があります。

それは、同僚達との間でクリスマス休暇の話題が出てきたからです…。

ニュージーランドでは12月下旬から1月上旬まで
クリスマス休暇でほとんどの会社が閉まります。

私が働いている会社は、今年は三週間閉まるそうで…。

まだオークランドはロックダウンとはいえもう11月、
同僚達がクリスマス休暇の予定を立て始めていて、
雑談をするとそれが話題に上るようになってきました。

「彼女と、彼女の両親の別荘に二週間行く」
「南島に行って、娘夫婦と孫と過ごす」
「12月中旬から有休を使ってロトルアで数日過ごして、
彼氏の両親の家がある北島の街に行って、
その後はウェリントンに飛んで姉妹と過ごす」など。

その後に、「あなたは?クリスマス休暇何するの?」と聞かれますし、
休暇の後は「休暇中何したの?」と聞かれます。

これはニュージーランドというか英語圏の文化で、
月曜日には週末に何をしていたか聞かれますし、
休暇前後は休暇中の予定/休暇中に何をしていたか聞かれますし、
金曜日には週末の予定を聞かれます。

本当に知りたくて聞いているというよりは、
誰にでも通用する気軽な話題として軽く聞いているだけ
ですが。

ちなみに、聞かれた時は
いかに週末/休暇が素晴らしかったか答えなければなりません。

私は週末と休暇自体はもちろん嫌ではないのですが、
それについて聞かれるのがとても嫌なんです。

基本的に毎週末、休暇中は毎日、パートナーと家にいて
彼が飲酒しているのを見ているだけなので…。

でも、それをまさか馬鹿正直に答える訳にもいきません。

言われた方も戸惑うだけでしょうし…。

今年も同僚達の楽しそうなクリスマス休暇の予定を聞いていると、
羨ましくて嫉妬をしている心の狭い私がいました。

「私は今年もオークランドでずっと自宅にいて、何もしないのか?」
「今年もどこにも出かけず、家でずっと退屈しているのか?」
「何で私のパートナーは休暇中に近所のカフェにすら出かけたくないんだろう?」
「今年も、何も記憶に残らないクリスマス休暇を過ごすのか?」

今朝も同僚と休暇の話をした後にそう考えてイライラしていたのですが、
先週聞いたポッドキャストの女性のように、
彼を置いて旅行に行けばいいじゃないか
とふと思いつきました。

これまでも彼を置いて旅行をしたことは数回ありましたが、
クリスマス休暇中に一人旅、というのはなぜか思いつかなかったのです。

思いついてから一時間後には一人分の航空券と宿泊先を予約しました。

「何かしたいことがあるなら、旅行でも何でももう彼を待たずにする!」

そう決めて、一人旅を予約したら何だか気分がすっきりしました。

行き先のクライストチャーチについてはあまり知らないので、
これから調べるのが楽しみです。

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