愛車でロードトリップに行ったら愛車を失った話

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前の記事で、国内旅行に行く話が出ていたのに
彼が旅行中も飲酒したいと言い出したので取り止めになった話を書きました。

結局は翌日に彼が謝罪してきて、
旅行前と旅行中は素面でいると約束してくれたのと、
お手頃な価格の宿泊施設が見つかったのとで
12月28日から30日までロードトリップに出かけてきました。

そしたら、私は車を失いました…。

アルコールは関係していません。

行き先のタウポはオークランドから300KMほど離れた場所にある街でした。

朝3時にオークランドを燃費がいい私の車で出て、
道路も空いているし快適なドライブでした。

が、残り35KMほどの時点でオーバーヒートの警告灯が点いたので
AA(Automobile Association=日本でいうとJAFのようなもの)に連絡して、
レッカーでタウポまで運んでもらいました。

上の写真は、実際に私の愛車がレッカーに載せられていた様です。

レッカー代は330ドル…。

しかも、路肩でボンネットの中を確認してる間に
ブトに三か所も足首周辺を刺され、
その夜からその箇所が腫れ上がって痛痒く、泣きっ面に蜂でした…。

車のボンネットを開けたままで30分ほど路肩にいると、
通り掛かりのドライバー達がわざわざ車を止めて降りてきて、
「大丈夫?」と声をかけてくれたことが三回もあり、
ニュージーランド人の優しい人の多さに感動しました。

待っている間、私は車の中にいたのですが
彼は車の外にいてボンネットの側で真面目な顔をしてスマホをいじっていました。

「オーバーヒートの原因を調べてるのかな?頼りになるなぁ…」と思っていたら、
チェスのゲームで遊んでいただけでした(笑)

レッカーが到着して、私達は助手席に乗せてもらい
車ともどもタウポまで何とか到着しました。

着いてすぐにAAの整備工場で見てもらいたかったのですが、
その日は祝日の代休日で閉まっていたので
翌日に予約なしに朝イチで持って行って事情を説明したところ、
15時以降になら、点検が可能かもしれないとのこと。

点検をお願いしてから、
AA内にBudgetというレンタカーのカウンターがあったので、
そこでレンタカーをその日一日分だけ借り、
Orakei Korakoという地熱公園へ。

その後はフカ滝へ移動、フカ滝の歩道を少し歩いてワイカト川を眺めました。

ワイカト川は水の透明度がとても高く、泳いだら気持ち良さそうです。

 

 

その時点で14時頃になったので
整備工場から連絡をいつでも受けられるようにするため、
街中心部に戻りました。

大きくない街なので一日目ですでに街中回ってしまっていて、
見るものも特になくひたすらブラブラ…。

結局、17時に連絡がありました。

ラディエーターとクーラントに問題があること、

それらを修理をするには高額になること、

車はオークランドへ運転して持って帰れる状態ではないこと、

オークランドに車を持って帰りたいならトラックに載せるしかないこと、

修理するとなれば年始まで不可能なこと…

連絡をもらったのは電話でしたが、聞いているうちに頭が真っ白になり、

「明日、レンタカーを返却する時に車をどうするかお伝えします」と言うのがやっとでした。

二泊だけの滞在予定で、この連絡を受けた時点で二日目の夕方でした。

父が車に詳しいので連絡を取って意見を聞くと、
修理せずにバスなどで帰宅し、新しい車を買った方が良いとのこと。

2006年製の古い車だから、今回問題があった箇所を直しても
経年劣化でまた別の箇所から問題が出てくる可能性が高いので
お金は修理ではなく新しい車を買う費用に回した方がいいと。

父の意見になるほどと納得したので、
タウポからオークランドへのバスがあるかIntercityの予約サイトを見てみると
翌日11時20分発オークランド行きの直行バスが二人で118ドルであったので、迷わず予約。

家には明日何とか帰宅できそうだ、と一息ついて就寝しました。

翌朝、整備工場に戻りレンタカーを返却し自分の車を引き取った時に
そこの受付の人が教えてくれた、
古い車を引き取って直して売っているワークショップに車を持って行き、
500ドルで買ってもらいました。

「まだ直せるし、直したら2000ドルくらいで売れる」のだそうで。

整備工場に戻ったのが朝8時、車を売れたのが9時過ぎ、
朝食を外で取って宿泊場所に戻って荷物をまとめてチェックアウトしたのが10時半、
バス停に時間の余裕を持って到着して、無事オークランドに帰ってきました。

ロードトリップに行ったら、車を無くして戻って来たって一体…。

一生忘れられない旅行になりました(苦笑)

人生初の自分の車だったので、古いし擦り傷だらけで見た目が汚かったのですが、
燃費も良かったし愛着がある車だったんです。

「年の終わりに、なんて不運なんだ…」とがっかりした半面、
「これはある意味で天啓なのでは?」と感じたりもしています。

というのも、パートナーのアルコール依存症の症状が酷いので
今年前半に永住権が取れ次第別居するつもりでいるからです。

私の職場がCBDにあるので、別居となると徒歩で通えるような距離の
CBDのアパートを探していたのですが
街中のアパートって駐車場がないんですよね。

「CBDに住みたいけど、車は手放したくないし…」と迷っていたところで、
車がなくなってしまったので、CBDに住む障害が消えたような感じです。

今みたいな片田舎の立地の家に住まない限り車は持つ必要がないですし、
車は保険代や維持費、修理費などで持ってるだけで金食い虫ですし、
私は特に車好きでもないので持たなくていいのなら持ちたくありません。

ただ、永住権申請ができるのが3月1日なので
最低でもあと二ヶ月間は車がない不便さ(特に通勤で)を強いられますし、
審査にかかる時間が長い可能性もあり、その期間ずっと車を使えない分
通勤時間が片道につき30分くらい長くなる訳で…。

新しい車候補を一応見てはいますが、
どうも買うべきではない気がしてモヤモヤしています。

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