二月上旬から三月上旬に日本に一時帰国していたのですが、
その際に母親から衝撃的な話を聞きました。
なんと、母方の祖父はアルコール依存症だったそうで…。
なんで私がそれまで知らなかったかというと、
祖父は私が一歳か二歳の頃に亡くなったので記憶がないし、
「心臓病で亡くなった」ということ以外は知らされてこなかったんですよね。
その心臓病は長年の飲酒が祟ったものということでした。
祖父はろくに働かなかったそうです。
働いていた時も家にほとんどお金を入れず、
お酒にばかり散財する始末だったと。
そして手持ちのお金が無くなったら、
子供達を近所の酒屋に送ってツケで買わせていたのだとか。
母が父と結婚することになって、
母の実家に父を挨拶に連れて行った時も
祖父は飲酒していたとのこと。
その時まで自分の親戚にアルコール依存症者がいたと知らなかったので、
とてつもなく驚きました。
驚いたと同時に、自分の親戚にもいるなんて、
アルコール依存症を患っている人は多く、
アルコール依存症者の存在はさして珍しくないのだと実感しました。
この祖父のことを知った後に友人に話すと、
「ああー、私の親戚の叔母さんがそうだわ。
いつも酔っぱらっていて。
アルコール依存症って、あんな感じかあ」
とサラリと反応されたので、本当に珍しくないのだなと…。
私にはアルコール依存症者の血が1/4流れていると思うと不思議です。
というのも、私は体質的に全くアルコールを受け付けず、
飲めないからです。
お酒を飲むとすぐに動悸が速くなり、顔が赤くなり、
気分が悪くなるんですよね…。
祖父に振り回され、祖母は散々苦労したそうです。
祖母は祖父の結婚を家族から反対され、
それを押し切っての駆け落ち同然での結婚だったそうです。
時代的にも離婚は難しかったでしょうし、
別れたくても別れられなかったのか、
散々振り回されながらも好きな気持ちがあって別れなかったのかは分かりません。
ただ、祖父の話を聞きながら、
祖母は共依存だったのではと思いました。
祖母は私が小学校低学年の時に亡くなったので、
もう話を聞けないのが残念です。
もし祖母がまだ存命だったら、色々と話してみたかったです。
祖母(たぶん)や私のように、共依存の人もきっと多いのでしょうね。